アラサーOL【婚活のリアル#138】真夏の夜の悪夢 〜その3〜
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「真夏の夜の悪夢 〜その2〜」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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アプリで再会した海老原さんの家に着き、シャワーも浴びた私。でも、彼はベッドでYouTubeを見だした。
え、私いるんですけど… とは思ったが、どんな動画を見ているか覗いてみることにした。
彼が見ていたのは、女性YouTubeが大食いチャレンジするという動画。お腹すいているのか? 食いしん坊キャラだったけ、あなた。。
さっきまでの仕事関係の人との電話以降、謎に無言を貫く彼。私は動画を覗き込みながら「すごい美味しそうなご飯だけど、さすがにこのメガ盛りは気持ち悪くなっちゃいそうだね」と何気なく話しかけた。
すると彼は、「なぁ」とキレ始めた。
海老原さん「俺がさ、気分よく動画見てるのにお前の意見聞いてないんだけど。自分勝手な意見を言うなよな。あぁ〜気分悪りぃ」
突然逆ギレ? こっちのセリフですけど! 私がいるのに自分勝手に動画なんて見やがって。キッチンにあったペティナイフを振り回してやろうかと思うほど、怒りが爆発しそうになったが、私は無言で泣いてしまった。
あまりにも突然すぎたし、そんなことを言われてびっくりしたからだと思う。これまで婚活で出会ってきたサイテーと思える男を凌駕するコイツの発言に悲しくなった。
彼は慌てて「何なに!? えっなんで泣いてるの?」と言ってきたけど、私は返答しなかった。いや返せなかった。
自分を落ち着かせようと深呼吸するけれど、涙が溢れて止まらない。こんなに泣いたのも久しぶりで、止め方すら覚えていない。滅多に泣かないから。怒りを通り越すと人は泣くんだね。。
サイテー男の最低行動はこの後も続いた。なんと泣いている私の横で爆睡し始めたのだ。完全に無関心な態度。サイテー男の視界には私はいなくなったのか。
寝るんかーい! と突っ込みたいけれど、言葉が口から出てこない。あれ、声出ないんですけど(笑)。
爆睡するサイテー男の横で私は、なんとか「あ゛ぁ… あ、あ゛、あ〜」と口に出そうとする。
『えっ、待って待って。私の声どこいった? 私の声帰ってきてぇ〜(泣)』。あまりのショックに、声の出し方を見失う痛いアラサー女。
今度は立って声を出してみよう。ベッドから立ち上がった私は、爆睡するサイテー男の横で謎の発声練習を開始した。ところが、本当にびっくり。警察に届け出ようかと思うほど私の声が行方不明〜! 涙は止まったけれど、おかげで目の周りから頬にかけてカッピカピ。あーどうしよう。
とりあえず落ち着こう…。
スマホで始発電車を調べ、私は1人、声を出せない状態で恵比寿のサイテー男のベッドの横で直立したまま、時が過ぎるのを待った。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪