【柄違いのラグ2枚重ね】で、ワントーンの部屋にメリハリをプラス
インテリアのトレンドでもある、トライバル(民族)ラグの2枚使いは、小ぶりな2枚でも効果抜群! 機能的な反面、画一的ゆえ単調になりがちな日本の住宅事情。そこにプリミティブなラグを重ねて投入すると、ぐっと奥行き感や個性、ムードが加わる。柄はバラバラでも、キーカラーを共通させればOK。むしろ2枚の柄やデザインが大胆に違っても、色さえリンクしていれば、好きな柄やデザインを優先させたほうがきっと満足度は高いはず。
インテリアスタイリスト 洲脇佑美さんが提案!
ラグの色をリンクさせて奥行きを
赤を効かせたトルクメン民族のヴィンテージラグ(手前)に、赤を基調としたヴィンテージラグ(奥)を合わせて。
ラグ[手前側/130×184]¥214,400・[奥/126×248]¥152,000(c:hord) ソファ[3人掛け]¥198,000・背クッション[ロング]¥60,000・ソファ[ひとり掛け]¥132,000(センプレ ホーム) チェア¥400,000(51% 五割一分) テーブル¥141,000(リビング・モティーフ〈フリッツ・ハンセン〉) クッション[クリーム]¥9,800・ブランケット¥16,000(HAY TOKYO) 〝ローゼンダール・スタジオライン〟のフラワーベース¥12,000・マグカップ¥6,800(ラウンドロビン) ティーポット¥34,000(H.P.DECO) その他/私物
スタイリスト 兵藤千尋さん宅はラグの2枚重ね、実践しています♪
▲落ち着いた赤ベースの大判ラグに、さらに深みのある赤のトライバルラグを重ねて。キーカラーを共通させて、奥行きのある雰囲気を演出。
おすすめの「ラグ2枚重ね」の組み合わせ方!
1|ヴィンテージ感満点の赤とストライプ柄をリンクさせ、それぞれの魅力をUP
▲[a/93×210]¥95,000・[b/92×198]¥95,000(ラウンドロビン)
箱形の収納ケース・マフラシュに使われていたキリム(平織りラグ)を組み合わせて。ベースカラーの赤とストライプ柄がリンクし、センスよくまとまる。
2|基調カラーを同系色でヴィンテージとモダンの二枚のラグをなじませて
▲[c/65×93]¥28,000(ラウンドロビン)[d/70×190]¥17,264(ザラホーム・ジャパン)
アフガン南部の民族・タイマニのヴィンテージラグ(c)に、同系色でクラフト感のあるジュートラグ(d)をプラス。
3|フラットなキリムともこもこのトライバルラグを共通するブルーでつなげて
▲[e/57×90]¥42,000・[f/182×184]¥162,000(ラウンドロビン)
ブラウン地にブルーを効かせたミニラグ(e)に、アゼルバイジャンのシャーサバンという民族のキリム(f)で、ブルーをリフレイン。
4|一生もののモロッコラグ。手の届く小さめサイズを贅沢に2枚重ねて
▲[g/104×148]¥185,000・[h/105×155]¥125,000(イデーショップ 六本木店)
モロッコ製の大人気ラグ「ベニワレン」(g)と、モロッコ・ブールマン東部の「マルムーシャ」(h)を組み合わせて。柄の入り方の違いが奥行きを生む。
◆文中の[ ]内の数字はラグの[縦×横]を表し、単位はcmです。
◆この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
2020年Oggi12月号「まずは『ラグと照明』から変えてみよう!」より
撮影/渡辺修身 スタイリスト/洲脇佑美 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部