いつもの肉や魚をおいしく! 魔法の調理法〝塩糖水漬け〟
新型コロナの影響で家で食事をする機会が増え、代わり映えのしない食卓に飽き飽きしている人も多いのでは。とはいえ、気合の入った料理や新しいメニューに挑戦するのも億劫…。
そんなとき、いつもの食材をちょっとした〝魔法〟で簡単においしくすることができたら…?
「肉や魚を〝塩糖水漬け〟すると、驚くほど簡単においしくなる」
そう語るのは、料理研究家の上田淳子さん。さらに塩糖水漬けは、おいしくなるだけでなく、新鮮さをキープする、臭みが取れるなど、いいこと尽くめなのだとか。
そこで今回は、上田さんの新著『おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ』より、塩糖水漬けのやり方やメリットについてご紹介!
そもそも〝塩糖水漬け〟とは…?
塩糖水漬けとは、読んで字のごとく、塩と砂糖と水を混ぜた液体に食材を漬けること。やり方はいたってシンプル。
1. 塩糖水を作る
ポリ袋に塩、砂糖、水を入れて巾着状に上部を寄せ、袋をふって溶かします。袋に少し空気が入っているとふりやすいです。
【塩糖水の分量】肉や魚200~300gに対して、塩(粗塩):小さじ2/3、糖(砂糖):大さじ1/2、水:100ml。
2. 塩糖水に漬ける
肉や魚を入れ、全体に液が浸るようにならします。空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫で3時間以上おきます。バットにのせておくと万が一ポリ袋が破れても安心です!
〝塩糖水漬け〟は、いいこと尽くめ!?
塩と砂糖と水だけで手軽にできる塩糖水漬けですが、実は試さない理由が見当たらないほど、メリットがたくさん。
肉や魚がしっとり仕上がる!
加熱でパサつきがちな肉や魚も、水分を保ってしっとりやわらか。冷めてもやわらかいままなので、お弁当にもぴったりです!
新鮮さをキープ!
塩を含ませることで保存性が高まり、肉や魚の鮮度を保てるところもうれしいポイント! 冷蔵でしばらくおいてもおいしく食べられます。
調味料がシンプルに!
食材の中心まで塩味が入り、いわゆる味がしみた状態に。基本の味付けが終わっているということなので、あとはスパイスや酸味で風味づけをする程度で充分!
臭みが取れる!
魚の臭み取りができるのも、塩糖水漬けの魅力! 塩糖水に漬けておくことで、表面の汚れや雑菌を落とすことができます。
* * *
肉や魚がおいしくなるだけでなく、いいこと尽くめの塩糖水漬け。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ書籍『おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ』でチェックしてみてくださいね♡ 塩糖水漬けで作るとっておきのレシピもたっぷり紹介されされています!
トップ画像/(c)shutterstock.com
『おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ』(上田 淳子:著/世界文化社)
塩と砂糖と水だけでパサつきがちな肉や魚がふっくらジューシーに。特別な材料は一切なし! 驚くほど簡単で美味しい! 魔法の調理 “塩糖水漬け”。パサつきが気になる鶏むね肉、加熱すると固くなる豚肩ロース肉、臭みとパサつきが気になる白身魚などが塩と砂糖と水を混ぜた液体に漬けるだけで、驚きの美味しさになります。