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LIFESTYLE

2020.07.26

小説にも登場! 進化したコーヒーかき氷の隠し味は…【連載・史上初かき氷小説作家の今日の一杯】

「食」に関する小説に特化した文庫レーベル「おいしい小説文庫」から発売された、史上初のかき氷小説『氷と蜜』の著者である佐久そるんさんが、ひんやりおいしいかき氷の世界に誘う食べ歩き連載。第五回目は、大阪府大阪市福島区福島の「かき氷専門店&スイーツえびす」です

店主のひたむきな努力を感じるかき氷〈新人作家のかき氷探訪記〉

小説『氷と蜜』の著者、佐久そるんです。

かき氷が題材の『氷と蜜』には、数多くのかき氷のお店と、それを食べ歩く愛好家の人たちが登場します。主人公たちは訪れたお店で、シロップの組み合わせのヒントをつかむことになりました。

壁に描かれたハイビスカスの花。メニューボードには、見た目にも華やかなかき氷たちが咲いています。

ご紹介するのは、大阪の福島区に店を構える『かき氷専門店&スイーツえびす』さんです。

◆大阪市福島区福島|かき氷専門店&スイーツえびす

小説に登場した、オレンジとコーヒーのかき氷。書くきっかけは、昔こちらでいただいたかき氷でした。

あれから数年。新しくなったコーヒーのかき氷に、気持ちが高ぶります。

亜酸化窒素をもちい、食材をふんわりとした細かい泡状にしたエスプーマは、塩味をきかせたマスカルポーネです。上にはコーヒー粉がまぶされ、オレンジの果実が飾られています。広がりを感じる苦味と爽やかな酸味の対比が、なんだか面白い。

コーヒーシロップが満遍なくかけられた瑞々しい氷の中には、クセのある味わいの酒粕クリームが隠されていました。散らされたオレンジピールが、心地よいアクセントになります。最後に現れるフルーツ酢のシロップは全体の印象を引き締め、味の輪郭を際立たせています。なんとも、おいしい。

以前はフルーツ酢をメインシロップにしたかき氷も出されていましたが、いまは隠し味として使われています。メニューは、どんどん新しいものに入れ代わっていきますよ。

他にはどんなかき氷があるのでしょう。ちょっと食べてみましょうか。

ぷりっとしたチェリーが飾られたかき氷は、チョコシロップがかけられています。中に入ったとろけるチェリーのアイスクリームや、コクのあるキャラメルソースと混ざり合い、まるでパフェのような味わいに。

しゅわっとくる微炭酸のエスプーマの上には、みずみずしい三種の果物が。マンゴーソースにピーチミルク、中に入っているのは洋梨のアイスクリームとラスクです。

白いかき氷には、桃を贅沢に使っています。フレッシュな桃の果実に、とろっとした桃のソース。ほどよい甘みの桃のシロップが、喉をうるおします。中にはバタークッキーとバニラアイス、だめ押しの桃の果実です。

「そんなに食べれないよー」という声が聞こえてきそうですが、そういうときにはミニサイズで注文しちゃいましょう。いっぱい味見できますよ。

かつて創作のヒントをくれたかき氷は、ひと工夫も、ふた工夫も加えられ、さらにおいしく進化していました。削り手さんのひたむきな努力を感じる一杯です。負けていられない。

熱意が花咲く一杯を、どうぞめしあがれ。

かき氷専門店&スイーツえびす
住所:大阪市福島区福島7-5-2 ダイシン福島ビル2階
TEL:06-6451-5151
7月は火曜定休
8月は定休日無しの予定

インスタグラム:@ebisukakigoriten

佐久そるん

大阪生まれ、大阪育ち。5年ほど前から小説の執筆をはじめる。2019年『氷と蜜』が第1回日本おいしい小説大賞の最終候補に選ばれ、刊行に向け改稿をスタート。2020年6月、同作で作家デビュー。かき氷の魅力が詰まっていると『氷と蜜』は話題に!

甘いものに目がなく、まめに食べ歩く。パンケーキ、パフェと続いてここ3年はかき氷にハマっている。コロナ禍の自粛期間中は和洋菓子をお取り寄せしてお店を応援。現在は再開したかき氷店へ著書を持って行脚の日々。

氷と蜜

佐久そるんTwitter


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