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LIFESTYLE

2020.06.15

意外と読めない人が多い!? 梅雨の花「紫陽花」の読み方って?〈季節の言葉〉

梅雨時期に咲く「紫陽花」の読み方を知っていますか? 意味・由来とともに覚えましょう。言葉やビジネスマナーに詳しい鶴田初芽がお届けします。

鶴田初芽

「紫陽花」ってなんと読む? 読み方や意味、漢字の由来を解説

梅雨の季節になると綺麗に咲く紫色の花、“紫陽花”。この「紫陽花」の読み方を知っていますか? 私の周りに聞いてみたら、意外と知らない人が多くてびっくりしました。みなさんは正しく読めますか?

(c)Shutterstock.com

◆正解は「あじさい」

紫陽花は「あじさい」と読みます。梅雨時期の紫色の花、でピンと来た方もいるかもしれませんね。紫陽花は「あじさい」と読むんです。

イメージ通りではあるけれど、紫、陽、花のどこにもあじさいの音とつながる読みはないですよね。どうして紫陽花をあじさいと読むようになったのでしょうか。

◆「あじさい」と呼ばれた理由

(c)shutterstock.com

あじさいは日本が原産の花といわれており、日本では古くから“あじさい”と呼ばれて親しまれていました。あじさいの名前の由来は小さいものが集まっている様子を表す「あづ」と、藍色をさす「さヰ(い)」が組み合わさった「あづさヰ(い)」が訛ったものだそう。あじさいの花の特徴をしっかりと描写した呼び名だったんですね。

◆「あじさい」の漢字

日本の漢字は、もともと中国から入ってきたとき、自国で使われている言葉と同じ意味の漢字を結びつけて使うようになった歴史があります。しかしながら、中国にはあじさいがなかったため、あじさいを指す漢字はありませんでした。

あじさいの漢字は、中国・唐の時代の詩人、白 居易(はく きょい)が、紫色の花を紫陽花と詠んでいたことがきっかけです。当時の人々はこの事実を知り、日本に咲く紫の花は、“あじさい”のことなのではないかと勘違いをしたことから紫陽花をあじさいと読むようになったそうなんです。

ちなみに、白 居易が詠んだ紫陽花はライラックを指していたのではないかといわれています。そして中国ではあじさいを“八仙花”と書くそうですよ。

いかがでしたか? 漢字と読み方が一筋縄ではいかない背景に、漢字の伝来と日本語との結びつけの歴史が隠れていたんですね。紫陽花のような例が他にもあるかも? ぜひ探してみてくださいね。

鶴田初芽

都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!


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