1:在宅勤務にならなかった友だちと歯車が狂い始め…
「コロナ前までは週に1回はご飯に行くくらい仲良しだった女子会仲間は、自粛期間が始まっても在宅勤務にならず、普通に出勤だったんです。私の勤務先はわりと早く在宅勤務が決まったのですが、その子の会社はいわゆる零細企業で、ワンマン社長が『在宅勤務なんて、絶対に認めない!』って宣言していたらしいです…。
感染者が日に日に増えている報道を見るたび、やっぱりその子も不安からストレス過多だったみたいで、どんどん私への口ぶりがキツくなり…。在宅勤務の私を揶揄するような物言いをし始めたので、今までのような仲良しムードじゃなくなってしまいました。そのうちに連絡を取らなくなってしまい、自粛が明けた今は、LINEすら送り合わなくなりました。」(32歳女性/マスコミ)
2:彼氏と会えない女友だちが私の行動に文句を…
「仲良しだった友人は自粛中、彼とまったくデートできなかったんですよね。でも私は、今の彼とは徒歩で20分の距離に暮らしているので、自粛中なので短時間でしたが、ご近所のオープンエアなレストランでさっと食事をしたり公園デートをしたりしていました。
すると、自粛警察みたいな感覚かもしれないんですけど、そんな私の行動にその友人が文句を言うようになって…。『自分たちのことしか考えていないみたいで、ありえない』まで言われました。さすがにこの言葉には私もカチンときて言い返しましたよ。そうしたらものすごく雰囲気が悪くなり、それ以来、その子とは連絡をとらなくなりました。」(31歳女性/貿易)
3:リスク管理しない女友だちにドン引き…
「コロナって基礎疾患があると重症化しやすいって話じゃないですか。それで、親しい女友だちに呼吸器系の持病があるので、ものすごく心配したんです。でも、私がその子を心配するLINEをしたら、ものすごく冷たい返事とともに『対策したって、感染するときはするだろうから、私は普通に生活してます。ありがとね』とLINEが返ってきたんです。素直に、その子のことが心配でLINEをしたものの、お節介だと思われたのかも。
だけど、そんな言い方しなくてもいいじゃん… って落ち込みました。それ以来、その子からLINEも来ないし、私からも送っていません。けっこう仲がよかった子だけど、このまま疎遠になる気がします。」(33歳女性/サービス)
まとめ:非常事態には人間関係に変化が起こりやすい
非常事態には、人間関係に変化が起こりやすいもの。「コロナ離婚」や「コロナ別居」のように男女関係に影響が出た人も少なくないなか、親しい友人との関係でも、なんらかの変化を感じた人も。
これまでの関係性が壊れてしまったのは残念ではあるけれど、今回の非常時に壊れてしまった人間関係は、遅かれ早かれなんらかの障害が起きた可能性も。コロナのせいで新たな問題が生まれたというよりは、コロナによって、これまでも潜在的に存在していた価値観の相違や環境の違いなどがあぶり出されたと考えると、諦めもつきやすいのかもしれません。
もちろん関係を修復できれば、それに越したことはないものの、人間関係に過剰な無理は禁物。新たなストレスを生まないよう、過去の友情には固執せずに、前向きに新しい日常と向き合っていくほうが、穏やかな日常を送りやすいでしょう。
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