本当に正しいスキンケアできている?
「毎日一生懸命お手入れしているのに、どうしてなのか、肌がこたえてくれない……」そう感じている人も多いのではないでしょうか。また、日々、化粧品や美容に関する情報が私たちの耳に入ってきて、何を信じていいのか…… と混乱している人もいるはず。
でも、肌のメカニズムやスキンケアの原則をきちんと知っていれば、氾濫する情報に惑われることもほとんどなくなるのです! そこで、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(高橋書店)の中から、計6回にわたるプチ連載形式で、美肌の近道になる正しいスキンケア方法をお届けします。
■2種類の女性ホルモンが肌を支配している!
女性ホルモンには「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の2種類があり、このバランスが変化することによって、肌にも体にも大きな変化をもたらします。
■肌の不調をもたらす「黄体ホルモン」
「黄体ホルモン(プロゲステロン)」は、生理前に分泌されるホルモンで、皮脂分泌を増やしてニキビやシミをできやすくさせるといわれています。むくみやイライラのもとになっているのも、このホルモンです。
生理前の肌は、ふだんより敏感になる傾向にあるので、美白やアンチエイジングなどの積極的なお手入れは控えましょう! 保湿中心のシンプルなケアに徹底すべきです。ただ、シミができやすいので、UVケアはしっかりと行うことが大切。
また、生理前にニキビができる人も多いもの。この時期は、特に洗顔で皮脂をきちんと落として、油分の少ない化粧品で保湿するとベスト。
でも大人ニキビができるのは、ストレスや不規則な生活によるホルモンの乱れが最大の原因。ふだんの生活が不規則だったり、日ごろからストレスが溜まったりしていると、生理前の肌や体調の不安定が、いっそう強まってしまいます。
■肌の好調をもたらす「卵胞ホルモン」
生理後に分泌が高まるのが、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」。このホルモンは、肌をみずみずしくうるおし、コラーゲンを増やすなどの作用があります。そう、美肌はエストロゲンに大きく影響されているのです。
エストロゲンのそもそもの働きは、生理周期をキープして妊娠に向けた体づくりをすること。そのため、無理なダイエットをしたり過度なストレスがかかったりすると、エストロゲンが低下し、生理不順などが起こり、肌の老化はみるみる早まってしまいます。
このように、生理はまさに、美肌と健康のバロメーターといえるのです!
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生理中のスキンケアに関する詳細や、そのほか正しいスキンケア方法については、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』でチェックしてみてくださいね!
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『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(監修:吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店)
「肌の中ってどうなっているの?」「私の洗顔って、ホントに正しいのかしら…」「ニキビができちゃった!ああどうしよう」肌の悩みはつきることがありません。今までどおりなんとなく化粧品を選んだり、なんとなくケアを続けたりするだけで、本当にいいのでしょうか。もし「今までどおり」に違和感を感じているなら、それは「正しい知識」を身につけるタイミングにさしかかっているということ。本書で肌のしくみをしっかり押さえ、本当のスキンケアにぜひ目覚めてください。
詳細はこちら>>素肌美人になれる 正しいスキンケア事典