この文章で合ってる!? 年齢に関する話で使う言葉を見直そう
同僚が上司に対して「創業以来、社長の右腕としてご奮闘なさった副社長も、来月馬齢七十を数えられるそうですね」と話しかけています。
副社長の年齢のことを話しているようだけど、この文章のどこか間違っているような…。あなたは何が間違いかわかりますか。
【問題】
「創業以来、社長の右腕としてご奮闘なさった副社長も、来月馬齢七十を数えられるそうです」の間違いはどこ?
1. 馬齢
2. 数えられる
正解は?
1. 馬齢
「馬齢」の使い方が間違っています。
例文では、副社長の年齢を「馬齢七十」と言っていますが、「馬齢」は、自分の年齢を謙遜していう場合に用いる語で、これでは副社長に失礼です。
馬齢(読み:バレイ)
自分の年齢を謙遜(けんそん)していう語。犬馬の齢(よわい)。「馬齢を加える」
(小学館デジタル大辞泉より)
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