【目次】
・その洗濯方法は間違っている? 確認しよう
・黄ばみを落とす簡単なプレウォッシュ
・夏の頑固な黄ばみ対策
その洗濯方法を間違っている? 確認しよう
洗剤は多めに入れた方がいい?
教えてくれたのは… 日本一の洗濯屋「洗濯ブラザーズ」
・洗濯ブラザーズ=茂木貴史さん・茂木康之さん・今井良さん
横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営
著書『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』[アスコム]
【Q.】洗剤を多めに入れれば汚れが落ちやすくなる?
【A.】NO!
洗剤の入れ過ぎは逆効果です! 泡が立ちすぎて、逆にその泡が汚れを保護してしまうため、繊維から汚れがはがれづらくなるんです。また、洗剤の濃度が濃すぎると、すすぎきれずに洗剤が残ってしまうという問題も。繊維に洗剤を残すことこそが、黄ばみの原因になってしまったり、部屋干し臭を起こす菌を増殖することにも。
黄ばみ汚れは漂白剤で落ちる?
【Q.】黄ばみ汚れは漂白剤で落とせばいい?
【A.】NO!
漂白剤は刺激が強いため、生地にダメージを与えます。どうしても落ちきれない汚れを落とすときの「奥の手」として使うのが賢明。日常では使いません。また漂白剤にも種類があり、使用するときはまず「酸素系漂白剤」で試し、それでもダメな場合は、さらに強い「塩素系漂白剤」を使う。この順番を守りましょう。
洗濯機に入れる順番はテキトーでいい?
【Q.】洗濯機に、洗濯物→水→洗剤の順番で入れてます
【A.】NO!
正解は、水→洗剤→洗濯物! 実は水そのものが繊維にとってかなり刺激があるんです。ちぢみや傷みの原因になりかねない。これらを防ぐためには、洗濯物を真水に触れさせないほうがいいのです。水と洗剤をしっかり混ぜてから洗濯物を入れること。これが正解です。
間違いだらけの洗濯術!「洗濯機には、洗濯物→水→洗剤の順番で入れる」は正しい? それとも…
黄ばみを落とす簡単なプレウォッシュ
プレウォッシュを作ろう!
洗濯ブラザーズが教えてくれた「プレウォッシュ」とは?
■洗濯機の前に予洗い(前洗い)をすることです。
シャツの襟など、汚れが目立つところに「プレウォッシュ」を吹きつけておくだけで、汚れが格段に落ちやすくなります。プレウォッシュは、自宅で簡単に作れるんですよ。
■プレウォッシュの作り方
≪準備するもの≫
・弱アルカリ性の洗濯用液体洗剤
・スプレー容器
≪作り方≫
1. スプレー容器に洗剤と水道水を1:1の割合で入れます。
2. 軽く振り混ぜて完成!
※1週間以内に使い切りましょう。
プレウォッシュの使い方
≪使い方≫
1. シャツ全体にまんべくなく1回。汚れの気になる部分には3回スプレーします。
2. 15分ほどおきます。(この間に、繊維の奥に残っている皮脂汚れを浮かせてくれます)
3. 洗濯機でいつものように洗います。
≪頑固な汚れの場合≫
ブラシで叩くことで、さらに皮脂汚れを浮かすことができます。(こすると生地が傷むのでトントン叩いて)
★プレウォッシュは、黄ばみがない状態でも予防として行うのも効果的です。
ストレスのたまるアレに効果大!? 日本一の洗濯屋がしているスゴワザ「プレウォッシュ」
夏の頑固な黄ばみ対策
夏服や収納中に浮かんできた黄ばみに
≪こびりついた黄ばみや黒ずみの落とし方≫
1. 超コンパクト衣料用液体洗剤を、汚れの気になる箇所に塗布します。(濃縮洗剤がおすすめ)→そのまま一晩(約12時間)放置します。
2. 洗剤は塗布した分量を差し引き、洗濯機で洗濯します。
3. すっかり黄ばみが落ちました。