マニラで味わう! 一軒家からアワード獲得のレストランまで、絶品フィリピングルメ4軒
実はフィリピンを訪れるまで「フィリピン料理って、なんだろう?」とピンと来ていなかった私。しかし実際に訪れると、実にバラエティ豊かな素材が使われ、想像以上に美味しい(失礼!)ものばかり!
そこで今回は、カジュアルでおしゃれなカフェ&バーから、グルメガイドに載っている話題のレストランまで、また訪れたいグルメスポットを4軒まとめてお伝えします。
★食の進化を感じるなら、最先端のフィリピン料理レストランへ
国を上げて食に力を入れているフィリピン。「フィリピン料理の伝統を感じながらも、美味しくおしゃれなディナーをいただきたい」と訪れたのは、フィリピン料理として初めて、2018年版アジアべストレストラン50にランクインした「トーヨー イータリー」。コンクリートが打ちっ放しの、今どきなレストランコンプレックス「カリビン プラザ」にあります。
この手のコンテンポラリーレストランは、「奇抜なプレゼンテーションだけど、お味は、うーん…」なんてことも珍しくないけれど、こちらでは、野菜や魚もたくさん使われていて、味も日本人好み!
暑いフィリピンでは、食べ物の保存のために伝統的に酢が多用されるそうですが、酢と発酵食品が効いた味は、旅の間のお疲れケアにも良さそう。海老とお米を使ったリゾットは、旨味がギュッと凝縮されていて絶品でした!
★伝統家屋をリノベーションした、上品レストランでランチ
次は、1940年代に建てられたマニラの伝統家屋をリノベーションして建てられた、人気レストラン「パープル ヤム」。
完全予約制で、オーナー宅の2Fがレストランとなっています。メニューは基本おまかせのコースで、その日に仕入れた食材で決まるというこだわりぶり。屈託のない笑顔のオーナーですが、20年間、ニューヨークでレストランを経営していたというやり手です。
揚げた海苔に発酵した魚のたたき、カボチャの香ばしいスープに、ムール貝、鯖の燻製など、素材を活かしたメニューが並びます。
保存料などを一切使っていない自家製アイスとフルーツを混ぜて作る“ハロハロ”は、自分好みに手作りできて満足度高し!
マラテ地区という繁華街の一角にあるものの、中に入ると外の喧騒を感じないほど静か。落ち着いた空間で食事をいただけますよ。
★ペニンシュラで、優雅なアフタヌーンティーのひとときを
女子旅で欠かせないアフタヌーンティーなら、「ザ ペニンシュラ」の1F「ザ・ロビー」へ。
「グリーンベルト」や「グロリエッタ」などの大規模ショッピングモールも歩いてすぐという賑やかな立地ながら、ホテルに入るとそこは別世界!
毎日、午後2:30〜5:30の間、アフタヌーンティーを楽しむことができます。メニューは季節ごとに変わり、温かいバターを添えたクランペットのジャムとハチミツ添え、スコーンのクロテッドクリームとジャム添え、ティーサンドイッチ、ホームメイドのケーキとペストリーなどのセレクションが基本。
ライブ音楽を聴きながら優雅な時間を過ごせるので、観光やショッピングの合間に立ち寄ってみては?
★新旧が混在する魅惑の街“ポブラシオン”で、バーホッピング!
マニラの夜を満喫するなら、ローカルの若者からリピーターの観光客にまで評判の“ポブラシオン”へ。ポブラシオンは特定のお店の名前ではなく、スペイン語で人口や街などを意味しているもの。フィリピンでは自治体の中心を示すのに使われる用語です。
マカティ北部のポブラシオンは、アジア系のお店が並ぶ一角から、「あれ、こんなところに?」と思ってしまうような路地裏にあるフュージョンレストランなど、何度足を踏み入れても新しい発見がある人気のエリア。
様々なお店をテーマごとに一度に回れるイベントチケットなども販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
フィリピンの首都マニラは、金融街として知られるマカティ地区、グローバル企業や高級コンドミニアムが建設ラッシュのBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)などで発展が目覚ましく、今やカジュアルからハイエンドまで、おしゃれなスポットがたくさんできている注目の街。
この街のエネルギーに満ちた風景を、フードからぜひ感じてみてくださいね。
次回は、フィリピンのもう一つの大きな魅力である、大自然や美しい海についてお届けします。
ビューティ&トラベルライター 石原有起(いしはら・ゆき)
大学卒業後、女性誌やウェブを中心に、美容、旅行記事の取材・執筆を行うほか、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、年間数百個の新作コスメを試すだけでなく、“旅=美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■Instagram:@yukiishihara1112