追い焚き機能付きの部屋が希望?
普段、お客様に物件を紹介するなかで、最初に必ず聞くお部屋の条件。そのなかで出てくるのが、お風呂は追い焚き機能付きかどうか。「南向きが良い」「駅徒歩5分以内が良い」などと併せて、「追い焚き機能付きのお風呂が良い」という希望を受ける事がたまにあります。これが結構くせ者で、単身用のお部屋だと追い焚き機能がついてないことが多いんです。ついていたとしても、家賃が高く、予算オーバーということもしばしば…。
あなたのライフスタイルに追い焚きは本当に必要?
冷めたお湯を温め直す、追い焚き。確かに、家族それぞれの入浴のタイミングがずれてしまう、ファミリーには大変喜ばれる機能です。
でもよく考えて欲しいのです。ひとり暮らしで温め直すってどんなシチュエーションか。生活のなかで「前日のお湯を使い回して温め直す」という可能性はどのくらいあるのか。ひとり暮らしの場合、お湯を貯めたらすぐに入浴し、その後お湯を抜いてしまう方が多いのではないでしょうか。そう考えると、追い焚き機能って必要ないんですよね。
追い焚き機能がなくても、「お湯張り機能」のある給湯器は、ひとり暮らしさんでも便利に使うことができます。お湯張りスイッチを押し、給湯温度を設定後、お風呂の蛇口を開くと規定の湯量に達したタイミングで自動でお湯が止まり、給湯器がお知らせしてくれます。追い焚き機能がついていないので、賃料は追い焚き機能付きの部屋に比べて安い傾向があります。
あるに越したことはない機能ですが、自分のライフスタイルを見つめ直して、少しでもリーズナブルなお部屋が見つかるといいですよね。追い焚き機能に限らず、部屋選びの大きなポイントです。
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ライター フドウ サンコ
平日はとある上場企業の不動産会社に勤め、週末はウェブライターとしてマルチに活動する30代既婚女子。夫も同業者のため、夫婦で不動産に関する最新情報を交換しあうことも。