今年のボジョレー・ヌーヴォーの出来
毎年11月の第3木曜日は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。毎年この日は楽しみですよね。アレンジレシピを紹介する前にまずは、今年のボジョレー・ヌーヴォーの出来について、ソムリエの安田海さんに聞いて来ました!
◆今年のボジョレー・ヌーヴォーについて
2019年のボジョレーは雹(ひょう)による被害が発生したため、その後晴天に恵まれ葡萄は成熟したものの、生産量が例年の7割程度になりました。ただ、生産が難しい年ほど生産者の腕が試されるため、今年は生産者ごとの味わいの違いを楽しめるボジョレーの飲み比べに適したヴィンテージ(=ブドウの収穫年を表す言葉)でもあります。
◆ボジョレー・ヌーヴォーの味わいの特徴
9月に収穫されたワインを11月に美味しく飲めるよう丁寧に仕込む、マセラシオンカルボニックという独特の製法を取り入れてつくられています。そのため、本来は豊富なタンニンによって生み出されるはずの重厚な赤ワインの色をしっかり持ちながらも、渋みが穏やかな、非常にフレッシュでフルーティーな飲みやすい味わいに仕上がるのが特徴です。また、イチゴやラズベリーなどの赤いフルーツの香りやマセラシオンカルボニックに由来する、バナナの様な香りを感じるのも、ボジョレー・ヌーヴォーならではです。
コンビニやスーパーで揃える簡単レシピ
◆クリームチーズとフルーツのフィンガーフード風
【材料】
・プレーンヨーグルト
・クラッカー
・冷凍ミックスベリー
・お好みではちみつ
【作り方】
1. キッチンペーパーを敷いたザルにヨーグルトを移し、ラップをかけて一晩置き、水きりヨーグルトを作る。すると、クリームチーズのような風味に変わります。
2. 好みの硬さに仕上がったヨーグルトに、冷凍のミックスベリーとお好みではちみつを適量加える。
3. クラッカーに添える。
◆セルヴェル・ド・カニュ
※通常はフロマージュブランというクリーミーなチーズにニンニクやエシャロット、お好みのハーブを加えて作るフランス料理です。
【材料】
・プレーンヨーグルト
・クラッカー
・チューブニンニク
・玉ねぎみじん切り
・お好みで乾燥ハーブ
【作り方】
1. キッチンペーパーを敷いたザルにヨーグルトを移し、ラップをかけてひと晩置き、水きりヨーグルトを作る。
2. 水切りヨーグルトにチューブニンニクをひと絞りする。
3. 水に浸して辛味を抜いたタマネギのみじん切りやお好みで乾燥パセリやディルを適量加える。
◆サラダチキンのアレンジサラダ
【材料】
・サラダチキン(プレーン)
・サラダリーフ
・ミックスベリー
・オリーブオイル
・バルサミコ酢
・塩 ひとつまみ
【作り方】
1. サラダチキンを手で細かく裂く。
2. オリーブオイルとバルサミコ酢、塩を混ぜドレッシングを作る。
3. サラダチキン、お好みの野菜、ベリー系フルーツをドレッシングで和える。
◆柿の生ハム巻き
【材料】
・生ハム
・柿
【作り方】
1. 柿を食べやすい大きさに切る。
2. 生ハムを巻く。
◆クリームシチューグラタン
【材料】
・レトルトのクリームシチュー
・食パン
・ピザ用チーズ
・お好みの食材
【作り方】
1. トーストした食パンを8等分にカットする。
2. レトルトのクリームシチューと食パンをグラタン皿に入れる
3. ピザ用チーズをたっぷりとかける
4. オーブントースターで表面がキツネ色になるまで火入れする
ワインを始めたら熟成ワインにも注目を!
ワインの保管・管理方法には、温度・湿度・日光・振動など、美味しさを保つためにさまざまな条件があり、自宅での保管・管理は難しいといわれています。特に、熟成ワインと呼ばれるワインは、ボジョレー・ヌーヴォーのような新酒ワインと違って、数ヶ月~数年かけて保管する必要があり、注意が必要なのです。
◆保管のプロ「寺田倉庫」が運営する『TERRADA WINE STORAGE』とは?
今回のレシピを教えてくれた、ソムリエ・安田海さんが働く寺田倉庫のサービス「TERRADA WINE STORAGE」では、熟成ワインとして、ワインを育てる適切な環境をつくり、ストレージサービスを展開しています。安心のセキュリティ(24時間監視、耐震構造)で大切なワインを守ります。しかも、月額保管料は90円/本(税抜)で預けられるから、お得なんです!
また、TERRADA WINE MARKETでは、普段飲みできるワインから高級ワインまで購入でき、ワインごとに酸味や甘みなど詳しく書かれているので、とっておきのワインが見つかること間違いなし! ぜひチェックしてみて。
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