森島土紀子さんってどんな人?
神奈川県川崎市の新百合ヶ丘駅からほど近くにある生姜料理専門店「しょうが」。生姜を使ったオリジナルレシピを提供するこの店は、連日多くの生姜ファンで賑わっている。この店を経営する女性が、今回ご紹介する森島土紀子さん(66歳)。
イカスミのルーに生姜を効かせた「ジンジャー黒カレー」や、細切り生姜を刺し香りと食感を活かした「生姜焼売」などの定番メニューを筆頭に、これまで生み出してきた生姜レシピは500を超える。
現在は3つの生姜専門店の経営に加え、料理教室も運営。精力的に動き続けている。
−−生姜料理専門店 オーナーになった理由は?
幼い頃から、お寿司屋さんに行くとガリばかり食べているような子どもだったという森島さん。物心ついた頃には生姜の虜だった。
大学は東京の美術大学に進学し、友人の紹介で出会った4歳年上の男性と学生結婚。その後長らく専業主婦をしていたが、転機が訪れたのは子育てが一段落した40歳のとき。
生姜料理が世に浸透していなかった当時、大好きな生姜料理専門店をオープン。いまでは〝生姜の女神〟と称されるほど生姜界の第一人者となっている。
森島土紀子さんの「7つのルール」
さて、そんな森島さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.生姜は皮ごと使う
生姜は、高知から取り寄せた本場の生姜を皮ごと使うのがこだわり。皮の部分が一番香りがよく味を格上げしてくれるから。
■2.仕事中は下駄を履く
仕事中は「下駄」を履くのが森島さんのスタイル。踏ん張れる下駄は、大量の生姜など重いものを持つのにちょうどいいという。
■3.どんな料理にも生姜を入れる
プライベートでもどんな料理にも生姜を入れるのがルール。いままで生姜が合わない料理はなかったのだとか。調味料まで塩こしょうに生姜の粉を入れたもの。
■4.夫の墓前では日本酒を飲む
実は引退を考えたこともあるという森島さん。そのわけは、長年連れ添った大切な夫が他界したから。今は夫の墓前で日本酒を飲む時間が心の拠り所。いつも一緒に晩酌をしていたから、励まされているような気持ちになるそう。
■5.店の食器は自分で作る
美大出身というバックグラウンドを活かし、お店の食器はすべて自作。どこにでもあるようなお皿ではなく料理をおいしく見せる味のあるお皿をつくる。
■6.レシピはアバウトに
料理教室で披露するレシピは、アバウトに。人の舌はそれぞれだから、自分がおいしいと思う加減でつくってもらいたいという思い。
■7.もう好きなことしかしない
せっかく生きているのだから、これからは〝好きなことしかしない〟のが森島さんのポリシー。心の赴くままに生きているほうが天国の夫も喜んでくれると信じているから。
次回の「7ルール」の放送は、11月12日(火)よる11時00分~。主人公は、「料理が苦痛」な鎌倉の料理教室 主宰・本多理恵子さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! 次回もぜひチェックしてみてくださいね♡