夫・彼の実家訪問におけるマナー
これからの時期、ご主人や彼の実家、目上の方などのお宅を訪問する予定を控えている方も多いのでは。相手と信頼関係を構築できていればよいですが、特に初めての訪問であれば緊張するもの。
そこで、皇室や政界をはじめとするVIPのアテンダント指導も行う「マナースクール ライビウム」代表の諏内えみさんの著書『世界一美しいふるまいとマナー』より、抑えておきたい自宅訪問の際のマナーについて解説します。
◆露出は少なめで品を大切に考えて
目上の方のお宅に伺うなら、清楚で露出の少ない装いで。和室に通されることも想定すると、正座がしやすいフレアスカートなどがオススメです。
親しい友人宅でないなら素足はNG。また初めての訪問であれば、美しく脱ぎ履きするのが難しく、時間がかかって相手を待たせてしまいがちなブーツも避けたほうが無難。
ただしご主人の実家を訪ねるなら、フォーマルすぎも避けたほうがよい場合も。きちんとしつつも、すぐにキッチンに立てる装いは好印象かも!
◆食事どきを避け、約束より5分遅く到着を
訪問する時間帯は、食事どきを避けた午前10時から11時ごろまでか、午後2時から4時ごろまでがベスト。
また予定よりも早く到着すると、相手の準備が整っていない場合もあるので、指定の時間より5分ほど遅れて到着するようにするとスマートですよ! ただし10分以上遅れるときは連絡を。
◆彼のご両親は彼の名前をつけて呼ぶと好印象
結婚前の彼の実家に訪問する際は、彼のご両親の呼び方に悩む方も多いのでは。この場合は、丁寧に「たかしさんのお母さま」など、彼の名前を入れて呼ぶと好感をもたれます。
相手のご両親の前では、パートナーを「さん」づけで呼び、立ててあげることもお忘れなく!
◆家事を手伝う際は、エプロンをお借りするのもオススメ
彼や夫の実家に行くと悩むのが、どこまで手伝うべきかということ。お客様という扱いであっても、食事の片付けなどは「お手伝いします」と声をかけて。そう申し出たうえで、2度断られたら好意に甘えてもよいかも。
また「エプロンを貸していただけますか」とお願いするのもかわいげがあってオススメ。「洗い物をお手伝いしたいのですが……」など、尋ねながら手伝うと、丁寧で好感度もアップしそう♡
書籍『世界一美しいふるまいとマナー』では、このほかにもさまざまなシーンにおける「美しいふるまいかた」についてわかりやすく解説されているます。美しい所作を身につけたいなら、ぜひチェックしてみてくださいね!
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『世界一美しいふるまいとマナー』(高橋書店・著/諏内 えみ)
あなたの周りに、どこか品があり、美しく見える方はいませんか? じつはその品と美しさには、理由があるのです。たとえば、物の扱いかた。書類を渡すときや物を受け取るときだけではなく、お箸を取り上げるときや湯のみを持つときも、両手で丁寧に行うと上品に見えます。さらに、湯のみをもつときは片手は底に沿えるとより美しく見えます。本書では、そういった様々なシーンでの「美しいふるまいかた」を、かわいいイラストを交えて分かりやすく紹介しています。これだけ押さえておけば大丈夫という「美しいふるまいの原則」も紹介しているので、マナーの本を読み慣れていない方でもかんたんに実践していただけます。
●著者プロフィール
「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。オールアバウト「暮らしのマナー」ガイド。皇室や政界、財界をはじめとするVIPのアテンダント指導、一部上場企業トップのメディアトレーニングなどを経て「ライビウム」を設立。豊富な実績にもとづいた、洗練された上質なマナーや美しい所作、スマートな社交術や会話力のレッスンを行う。テレビなどのメディアにも多数出演し、凛とした美しい女性、スマートな男性になるためのノウハウの指導を行う。