「マッチングアプリでのプロフィール写真」どっちを選ぶ?
こんにちは。
相席スタートというコンビで芸人をやっております山﨑ケイです。
この連載は、「人生でたびたび訪れる選択肢」にぶち当たったとき、「ちょうどいいブス」として生きているこの私が、果たしてどんなアンサーを選ぶのか、それを通じてゆるーく女の人生模様について語っていければと思っています。
今回のテーマは「マッチングアプリでのプロフィール写真」について。
この連載の第2回目で「マッチングアプリ」での出会いについてお話ししました。前回はプロフィール欄に書く「趣味」の話をしましたが、今回はこんな質問を。
「2つに1つ」クエッション!!
「彼氏が欲しくてマッチングアプリに登録しました。プロフィール写真はいったいどんな写真を選ぶ?」
アンサー1:
「一番自分が美しく見えるプロが撮ったような完璧な照明&背景のプロフィール写真を!」
アンサー2:
「適当に誰かが撮ったような、背景も映り込んだアウトドア中のなんてことない1枚を!」
美しい人ならこちらを選んでみたら効力は絶大!笑
アンサー1ですが、うーん、これ私は無理ですね(笑) というのも「散らせない」から(笑)。
確かにプロの撮ったような写真であれば、自分史上マックスの顔面が作れるかもしれないです。でもそれは言い方を変えれば「顔だけに完璧に焦点を当てて逃げ場がなくなる」とも言います(笑)。
自分の顔に自信がある人、美しい人はそれでもいいでしょう。でも私のようなコンプレックスのある女性は、それは避けたいんですよ。
写真を見た時に、相手に顔面情報のみがストレートに伝わってしまうのを避けたいんです。
「散らしたい」んです(笑)
この散らす、を簡単にご説明しますね! 私、こうしてメガネをかけているじゃないですか。
それはなぜか…「散らす」ためなんです(笑)
こうして髪を伸ばし巻いているのも「散らす」ため(笑)
私を誰かに紹介するときに、みなさんだったらなんといいますか?「メガネをかけた髪の長い女性」、そんな言葉が出てきませんか?
要は「顔面から散らす」という意味での「散らす」なんです。顔以外の情報をなるべく入れて、そこに集中させないようにするんです。
するとぼんやり「メガネをかけた髪の長い女性」というほわほわしたイメージで、美醜については曖昧になります(笑)。
私のような「ちょうどいいブス」的なコンプレックスを抱える女性にとって、この「散らし」は非常に大事です。なのでアンサー1のような写真では、散らすことができないのでアウトなんですよね。
「散らせる」プロフィール写真とは?
そこで選びたいのがアンサー2の「適当に誰かが撮ったような、背景も映り込んだアウトドア中のなんてことない1枚!」をです。
たとえばですけど、背景が河原でBBQをやってそうなイメージ、そして缶ビール片手に笑顔の不意打ちを撮られた感じなどどうでしょうか。
これのどんなところが散らしポイントなのか解説しますね。
まずは「誰かに撮られた」イメージで、友達がそれなりにいて社交的なことが伝わります。もちろんやりすぎたリア充感は逆効果なので、そのあたりのさじ加減はしたほうがいいですが。
また自然光なので、「自然体な人なのだな、気取ってないイメージ」も潜在意識に入れることができるでしょう。
さらに缶ビール、これにより「お酒が好きな人」「庶民的でお金がかからなそう」といった情報もプラスされます。
またなんとなくの写真なので、「ガチ感」も緩和されるのもありがたいイメージです。
これによりどうでしょうか…。
私の顔面情報よりもより多くの情報が加味されたのがわかりませんか? これが大事なんです(笑)
顔面から目を離させ、ほかの魅力的な情報や興味を引きそうなトピックを加えていくんです。足し算が重要!
もちろん顔だけで勝負したい人はアンサー1でもOKですが、自信のない人はぜひ「散らし」てみてください(笑)。
第4回目「2つに1つ」山﨑ケイの結論:顔以外の情報をたくさん加えることで「散らしましょう」! そして顔以外の魅力で異性を引き寄せましょう!
次回は男女のやりとりで欠かせない「LINE」についてお話します。実はLINE、私もとても自信のないジャンルなので、一緒に学べたらうれしいです!
撮影/菊竹規 構成/吉田奈美
山﨑ケイ(相席スタート)
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。著書に『ちょうどいいブスのススメ』『やっぱり、ちょうどいいブスのススメ』(共に主婦の友社)あり。ツイッターはこちら!
相席スタート・山﨑ケイの「ちょうどいいブスの2つに1つ!」