「男性にアピールできる趣味」どっちを選ぶ?
みなさんこんにちは。相席スタートの山﨑ケイです。
この連載は、生きていれば何度も訪れる「人生の選択肢」に対して「ちょうどいいブス」として行きてきた私、山﨑ケイが選ぶ「2つに1つ」な回答をゆるーくお見せしていこうと思います。
今回のテーマは「男性にアピールできる趣味」について。
そもそも趣味をアピールの材料につかうなんて! というお叱りを受けそうですが、ぶっちゃけつかえますよね?(笑)。
というのも前回、「異性と出会うならどっち?」という選択肢において「マッチングアプリ」を選んだわけですが、そこで重要なのが「プロフィール」だったりします。
そこで今回は、こんな質問を!
「2つに1つ」クエッション!!
「彼氏が欲しくてマッチングアプリに登録しました。プロフィールに書く趣味の欄、さてあなたならどっちを選ぶ?」
アンサー1:
「女子力の高さをアピール! 大流行中の『ホットヨガ』!」
アンサー2:
「アウトドア好きをちょい変化球でアピール? の『登山』!」
どちらもアグレッシブな趣味を提案してみたのですが、どうでしょう。けっこう受け取る印象が違うと思いませんか?
美人と同じ土俵に上がるのは避けたいところ!?
まずアンサー1の「ホットヨガ」ですが、街を歩いてもいたるところに「ホットヨガスタジオ」なるものができていますよね。
Oggi.jpの編集長に先日お会いした際、「読者の方々のかなりの割合がホットヨガに通っている」という情報を聞き、その浸透っぷりを目の当たりしたばかりで。
流行しているのもあるし、イメージとしても素敵な趣味ですよね。健康的で美意識が高い感じで、自分が男ならそんな趣味を持っている女性にグッとくるかもしれません。
しかし、
しかし、
しかし…!!!!
私は絶対に趣味の欄に「ホットヨガ」と書くことはないと思います。
理由は「埋もれるから」です。それは、私の個性が。
かなりの割合の美意識高い女性がやっている趣味に参入するには、私自身の容姿コンプレックスが邪魔するんですよ。。
男性だって、どうせホットヨガをやっている女性に声をかけるなら、美人がいいに決まってるでしょ? って感じてしまいますし(笑)
(で、実際はそういうケースが非常に多いと思いますし)。
自分の価値に美しさ以外で加点を狙っていくには、このやり方じゃ難しいんです。
◆「美人と同じ服を着てもブスが際立つだけ」
そう、同じことをしちゃダメなんですよね。
「独自性」がどうしても必要なので。そして私の個性を活かすには「庶民的な感じ」というのも狙っていかないといけないんです(笑)。
そうなってくると、この「ホットヨガ」というのは、私が最も手を出しちゃいけないジャンル! 流行っているからこそ手を出せないという、私のひねくれた性格ももちろんあるんですけどね(笑)。
お金がかからず健康的で自分を持ってそうな趣味に映る!?
そしてこのアンサー2の「登山」なわけなんです。
登山といってもトレッキングというイメージのおしゃれかつストイックなものではなく、あくまでもライトに日常的に楽しめるものを想定しています。
高尾山とか御嶽山とか、「意外に東京でも山登りにちょうどいい山があるんですよね」ぐらいのテンションで(笑)。
でもこれを言われたら、いろいろ広がるじゃないですか。情報量がそれほどないのに、想像させる何かがあるというか。
「自然が好きなのかな?」とか「体動かすのが好きなのかな?」とか「一緒に登りたいのかな?」とか…(笑)
そこに余地というか「余白」があるんです。それにより、単なる趣味の話で終始せず、会話の広がりとか自分に興味をもってもらうきっかけになりそうかなって。
他にも「釣り」とか、そういう男性に趣味を持っている人が多いジャンルを選ぶのもありですね。
私の知り合いに釣りを趣味にしている女性がいて、異常にモテるらしいんですよね(笑)。大勢の男性のグループに女性1人で乗り込んで、教えてもらうスタンスで楽しんでいるようで。
男って狩りの本能がありますから、グループの中に1人女性がまじれば、なぜか狩りたくなるらしいんですよ。たとえタイプじゃなかったとしても(笑)。
そういう男性のサガみたいなものはぜひ利用しておきたいところです(笑)。女が少ないところにいくのは、恋愛において勝利の条件の1つですもんね。
第3回目「2つに1つ」山﨑ケイの結論:みながやっていることに便乗しても、自分のルールで戦えなくなるだけ! 流行を気にするのではなく、ストーリーを感じさせる趣味にチャレンジしてみたい!
もちろん「ホットヨガ」を否定しているわけじゃないのであしからず(笑)。私のような女性が自己アピールとして使うには難しい、というお話でした!
次回も「マッチングアプリでのプロフィール」にまつわる「2つに1つ」を一緒に考えていきたいと思います。
撮影/菊竹規 構成/吉田奈美
山﨑ケイ(相席スタート)
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
著書に『ちょうどいいブスのススメ』『やっぱり、ちょうどいいブスのススメ』(共に主婦の友社)あり。ツイッターはこちら!