『出会い』を求めるなら、どっちを選ぶ?
みなさんこんにちは。相席スタートの山﨑ケイです。
人生で訪れるちょっとした選択肢に対し、「ちょうどいいブス」として生きてきた私なりの「2つに1つ」な回答をお見せするこの連載。
いろんな生き方がある中、こーんな考えもあるんだなとふんわり楽しんでいただけたらうれしいです。
さて、今回のテーマは・・・「出会いの場」
大人になると、出会いはどんどん少なくなるばかり… Oggi.jp読者のみなさんはいったいどんな「場」で男性と出会っていますか?
では、さっそく質問です。
「2つに1つ」クエッション!!
クエッション:「職場でも出会いなし、趣味の場は女ばかり。そんな出会い八方塞がりの状況で起死回生の『出会い』を求めるなら、どっちを選ぶ?」
アンサー:1
「出会いの定番といえばもちろんコレ! 顔の広い友達に合コンを開いてもらう!」
アンサー:2
「スマホ時代の出会いといえばやっぱりコレ! マッチングアプリで運命の人を見つける!」
さて、みなさんはどっちを選びますか?
山﨑ケイが「合コン」嫌いな理由とは…!?
アンサー1について:「合コン」って出会いの場として難しくないですか?
「出会いの定番といえばもちろんコレ! 顔の広い友達に合コンを開いてもらう!」
「合コン」… まず思うのはそもそも「合コン」って出会いの場として難しくないですか?
だってどうあがいてもかわいい子が有利なシステムなんですよ。そりゃどうせ合コンするなら「見た目がタイプ」な人と一緒に飲みたいと思いますもん。
で、なぜ自分がこんなにも「合コンが苦手」なのか考えた時に気付いたのは、「自分のカップリング以上に合コンの成功のほうが大事」という概念から逃れることができなかった、ということ。
どういうことかというと…。
たとえば自分が幹事になったとき、どうせなら「今日は来て本当によかった」と思われたいじゃないですか。だから合コンに誘うメンバーには、自分よりかわいい子を連れていかなきゃという謎の使命感が働いてしまう。
そのおかげで自分はカヤの外、なんてことはよくある話でした。これこそ私の卑屈さと真面目さゆえの結末なんです。
でも思うんですよ。結果はどうであれ、「合コンは参加メンバー全員で作り上げるもの」なんじゃないかって。
自分の成功(=自身のカップリング)だけを願ったような合コンをする人っていますけど、それって私の中ではアウト中のアウト行為!
自分がいくら恋人候補ができようとも、結局は合コン全体の失敗につながるだけなんですよ。
私は合コンを「チームプレイ」だと捉えていますが、「個人戦」だと思っている人の多いこと多いこと。でも結局は「個人戦」をしたほうが勝率がいいんですよね。
合コンは自分の成功を後回しにすると幸せになりにくいシステムなんです。私の合コンに対する最大の憤りポイントはここですね。
あと合コンは見た目に占める割合が大きいぶん、自分の強みである「中身」にもたどり着いてもらいにくいのもあります。大人数だとなかなか内面の会話になりにくいですから。
飲むなら1対1がいいです。絶対に。
「マッチングアプリ」は「ちょうどいいブス」戦略が立てやすい?
アンサー2について:ここなら上手く「ちょうどいいブス」を利用できるかも…!?
「スマホ時代の出会いといえばやっぱりコレ! マッチングアプリで運命の人を見つける!」
アンサー2の「マッチングアプリ」について考えてみたいと思います。
私はまだ利用したことはないんですけど、私の友人がめっちゃ使っててよくその話を聞くんです。
その友人は私と同じく「ちょうどいいブス」系統で(笑)、自分の見た目に自信がないのでプロフィール写真も顔の全貌がわかりにくいものを使っていたのだとか。
そしたらやりとりを始めた男性から「もっと顔がわかる写真を送ってよ」と頼まれたのだそう。友人はその言葉どおり「顔がわかりやすく映っている写真」を送ったのですが、なんとそれをきっかけに2度と連絡が来なくなってしまったのだとか…!
当然ながらものすごくショックだったようで、以来プロフィール文にこんな一文を追加したそう。それは…
「美人がお好きな方はご遠慮ください」
さすがにこれは卑屈になりすぎでしょー(笑)と私ですら思いましたが、なんとこれが功を奏したのか、むしろ以前よりも連絡がたくさんくるようになったらしいです。
うまくハードルを下げつつ、興味を引く作戦としてアリなのかもしれません。これも「ちょうどいいブス」的なやり口かなと(笑)。
友人のそんな成功体験を見ているので、私も出会うなら「合コン」よりも「マッチングアプリ」がいいなと思うようになりました。
でもいずれの出会いにせよ、「一生懸命さ」「必死さ」「ガチさ」は極力見せないように「できる限りゆるく」見せる工夫はすると思います。
年齢的なものもありますし、それに「ちょうどいいブスが必死で出会い求めてる」って印象をできれば避けたいんですよ(笑)。
だから合コンにもしも参加するようなことがあっても「合コン」という言葉は使いたくないですね。あくまでも「お食事会」とか「飲み会」とか言葉を濁したいです。
「マッチングアプリ」にしても、本気で出会おうと血眼になるのではなく、友達とキャッキャ一緒にカフェかなんかで「この人よくない? 今度会ってみようかな」って軽いゲームノリで楽しんでる雰囲気は出していきたいです。たとえ内心本気だとしても(笑)。
そんなこと言ってるからなかなかいい出会いにたどり着かないんですかね?(笑)
でもまぁ、それが「ちょうどいいブス」的なちょうどいい出会いとの距離感なのかもしれません。
第2回目「2つに1つ」山﨑ケイの結論:個人プレイの合コンはちょうどいいブスイズムに反する出会い! 出会うなら1対1で向き合えるマッチングアプリで戦略を立てる!
次回は、もしも私がマッチングアプリをすることになったら、どんなプロフィールを作るか、について考えてみようと思います。
撮影/菊竹 規 構成/吉田奈美
山﨑ケイ(相席スタート)
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
著書に『ちょうどいいブスのススメ』『やっぱり、ちょうどいいブスのススメ』(共に主婦の友社)あり。ツイッターはこちら!