令和的! 本当に賢い買い物とは?
2015年に発売するやいなや、目から鱗、ときに背筋がヒヤッとする金言の数々で、大ヒットとなった「服を買うなら、捨てなさい」。その著者で、「Oggi」や「Precious」で活躍された大御所スタイリスト・地曳いく子さんの新刊「買う幸福」が弊社から発売されました! 資料用として隣のデスクに置かれていたのをめざとく発見し、すぐさま拝借。はい、一気読みしました。
今回の「買う幸福」は、以前発売された「服を買うなら、捨てなさい」を令和流にアップデートしたクローゼット改善メソッドがわかりやすく解説されています。50~60代の女性向けに書かれた内容ですが、30代、40代の方が読んでも、もちろんめちゃくちゃ響きます。
なかでも刺さったのが、このフレーズ。
◆クローゼットを「冷蔵庫」と考えよう。
服には賞味期限と消費期限がある、と定義されているのですが、この、地曳さんの例えがめちゃくちゃ的確で。この章を読んだあと、すぐさま自分のクローゼットの整理をしたくてたまらなくなります(笑)。
服って生ものじゃないから、腐らないから、服ってなかなか手放せないもの。しかし、クローゼットを冷蔵庫と置き換えたら、ずっと着ていない服って冷蔵庫の中でカスカスになった野菜やカビの生えたジャムと同じ。そう思うと… ゾッ。
本を読んだ翌朝、いつもりより早く起きて通勤前に30分ほどクローゼットの整理をしました。ありました、ありました、2年前に買った黒パンツ。
捨てるに捨てられず、クローゼットのわりとセンターに鎮座しているのですが、この本を読んだ後、試しにはいてみると、ワイドなシルエット、くるぶし丈、ちょっとドレッシーなツヤっとした素材感、なんかすべてが今っぽくない。
はい、まさにこれが、賞味期限切れ、ということなんですね。ずっと手放せなかった黒パンツですが、後ろ髪引かれることなく、気持ちよく手放すことができました。パンツ用のハンガーもひとつ空いてラッキー。地曳さん、ありがとうございます。
という感じで、読んですぐ、クローゼットの整理をしたくてウズウズしちゃうこと必須! 季節の変わり目、まさに今が読みどきです!
私もこの週末は、クローゼットの整理に勤しみま~す!
「買う幸福 おしゃれ人生見直し! 捨てるためにひとつ買う」税抜き1400円 著/地曳いく子