ナチュラルメイクとは?
“ナチュラルメイク”は、薄化粧とは違います。簡単&時短なメイク術というよりも、自分の肌状態としっかり向き合って素肌を活かすこと。気になる肌悩みにも手を抜かず、それでいて素肌のようなベースメイクに仕上げ、ほんのり血色感やアクセントをプラスするメイクです。
ここでは、ナチュラルメイクとして特に重要な「ベースメイク」と「アイメイク」のポイントを、おすすめのアイテムとともに紹介していきます。
【ベースメイク】軽やかにくずれを防ぐ
「くずれにくいファンデが知りたい」と、ファンデジプシーになっていませんか? メイクがくずれやすいのは使うアイテムだけではなく、“塗り方”に原因があるのかもしれません。ナチュラルメイクに必要なのは、適切な足し算と引き算。必要なところだけに必要な量を重ねましょう。
大人のメイクはつい重ねがち
教えてくれたのは… ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さん
ベースメイクは思ってる以上に薄くてOK! 使うアイテムやその量が多いほど、肌が野暮ったくなり、くずれやすくもなります。“限界まで薄くしながら、いかにキレイに見せるか”が大事。
ナチュラルなベースメイクのポイント1
乾燥した肌もメイクくずれを招く原因に。メイク前のスキンケアでは、水分と油分のバランスが整った肌を目指しましょう。化粧水で潤いを補給し、乳液やクリームでフタをして。
ナチュラルなベースメイクのポイント2
ベースメイクを薄づきにする分、“なじませる”・“密着させる”といったひと手間を丁寧に。
リキッドファンデでしっとりメイク
化粧下地をなじませたら、リキッドファンデを塗っていきます。
カバー力も密着力も高めるファンデの塗り方
ファンデを1プッシュとりだして肌にのばしたら、水を含ませたスポンジで丁寧にタッピングを。特にくずれやすい顔の中心をメインになじませます。
パウダーはブラシを使って丁寧に
パウダーをマストで入れる部分は、Tゾーンと目まわりのみ。ハイライト用のブラシを使って、まつ毛のキワや小鼻の脇など、細部まで丁寧にのせます。オイリー肌の人は、大きめのブラシで全顔にもサラッと。
大人肌におすすめのリキッドファンデ
▲SUQQU|ザ リクイド ファンデーション 30ml 全23色 ¥11,000
「いい意味でとんでもないカバー力なのに、それを感じさせないすごさ。のび、ツヤ、薄膜感が別次元です」(笹本さん)
▲パルファン・クリスチャン・ディオール|ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ SPF20・PA+++ 30ml 全11色 ¥7,040
「トレンドの“ハイカバー×薄膜”を代表する私的名品ファンデ」(笹本さん)
大人肌におすすめのフェイスパウダー
▲パルファム ジバンシイ|プリズム・リーブル・プレストパウダー 3(ローズ・ヴェイル)¥7,480
「ほのかなピンクは、肌を明るく&やわらかく見せる効果が。固形タイプはつきすぎないので使いやすい!」(笹本さん)
▲NARS|ライトリフレクティング セッティングパウダー ルース N 02383 ¥5,830
「塗った本人もどこに塗ったかわからなくなるレベル。無色透明でファンデのツヤを消さないところも優秀」(笹本さん)
コンシーラーでカバーする場合
コンシーラーは基本的にリキッドファンデの後に使います(パウダーファンデの場合は、コンシーラーが先)。
カバーしたい箇所にコンシーラーをなじませる
リキッドファンデを塗った後、目元にはイエローやオレンジで補色を。小鼻のキワは明るめのベージュを。口元は肌の色に近いベージュのコンシーラーをのせ、指でなじませます。
パウダーで仕上げ
コンシーラーを塗った部分にパウダーをのせて、仕上げます。
大人肌におすすめのコンシーラー
▲ADDICTION BEAUTY|スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 全3色 5g ¥4,950
肌悩み別に合わせやすいカラーセット。薄づきながらしっかり密着してヨレにくく、ナチュラルで明るい肌印象に。
▼あわせて読みたい!
【アイメイク】ほんのり血色感で大人可愛く
会話中の表情でもマスク顔でも、特に際立つ目元の印象。アイメイクは、ナチュラルか派手めかを印象づけるパーツでもありますよね。“目ヂカラ”も欲しいところですが、大人が意識したいのは“ナチュラルさ”。やわらかさを演出しつつ、自分らしいテイストで、やりすぎないきれいめメイクをマスターしましょう。
まろやかトーンで明るいアイメイク
優しげに見せたいときは、血色感でやわらかな目元印象を演出。ふんわりと色をのせて、顔色もアップ!
\使ったアイシャドウはコレ!/
▲パルファン・クリスチャン・ディオール|サンク クルール クチュール 429 ¥8,470
まぶた全体に透明感カラーをON
右上のシャイニーベージュを、まぶた全体にふわっとのせます。
アイホールにベージュを重ねる
中央のベージュをアイホールに重ねて立体感をプラス! 「薄づきだな」と感じるくらいでOK。
目のキワを引き締める
まつげの上側をなぞるようにして、左下のコーラルブラウンをなじませます。
さりげなく目ヂカラUP!
左下のコーラルブラウンを目尻側2/3に軽くひと塗り。
このワンテクで抜け感のある目元に
左上のサーモンベージュを、下まぶた目頭側1/3にチョンとのせます。
ビューラーでまつ毛カールしてからこのステップを
まつ毛の根元の隙間を少しずつ埋めるようにして、ブラウンのアイライナーでなぞります。
完成!
華やかさのあるナチュラルな目元印象に。
働く女性が選んだマスカラランキング
2022年上半期のOggiベストコスメ『マスカラ部門』のトップ3を紹介します。読者が選んだのは“黒以外”のマスカラ。明るくナチュラルなアイメイクにピッタリです。
第1位
▲ディー・アップ|パーフェクトエクステンションマスカラ for カール チェリーブラウン ¥1,650
ほんのり赤みのあるブラウンが女性に大人気! バリバリしたりダマにならず、やわらかなカールをキープします。
第2位
▲UZU BY FLOWFUSHI|モテマスカラ バーガンディ ¥1,980
色っぽさと抜け感が両立するバーガンディ。落ち着いた色味なので、ナチュラルになじみます。
第3位
▲マジョリカ マジョルカ ラッシュエキスパンダー ロングロングロングEX BR606 ¥1,210
BR606は“ラズベリーブラウン”。赤み・ピンクみのあるニュアンスが女性をクギヅケに。
「マスカラ」は黒以外が上位を独占!【2022年上半期ベストコスメ】
最後に
ナチュラルメイクのポイントは、ベースメイクとアイメイク。華やかなのにイヤミがない、ナチュラルメイクのやり方とおすすめアイテムを紹介しました。手抜きでも地味でもない、素肌感のあるきれいめメイク。ちょっぴり遊び心やトレンドも意識しつつ、“自分のよさ”が引き立つメイクをマスターしましょう。