北欧インテリアコーディネートのコツ
【目次】
・北欧インテリア2019最新情報
・北欧インテリアをつくるコツ
・北欧インテリアコーディネート実例
北欧インテリア2019最新トレンド
■シンプルなデザインが人気!?
北欧インテリアと聞いて誰もが頭に浮かぶのがほっこりとしたやわらかなインテリアではないでしょうか?
「artek」(アルテック)のアアルトデザインの木のぬくもりを感じる曲線家具や、カラフルな柄が特徴の「marimekko」(マリメッコ)の印象が強いですよね。それらはフィンランドのブランドです。
最近では、上記に加えモノトーンを中心とした北欧インテリアが人気。「HAY」(ヘイ)、そして新たに注目を集めているのが「ferm LIVING」(ファームリビング)。どちらもデンマークのブランド。
いわゆる北欧柄というと木や動物のモチーフが王道ですが、こちらはブラックやグレーが基調、幾何学柄で直線ラインが際立つシンプルなデザイン。北欧インテリアと一口に言っても、フィンランドとデンマークでは少し雰囲気が違います。
■ 注目のアイテムは?
昨年、フィンランド・スウェーデン・デンマークの3ヶ国を旅した荒井先生。その中で共通でよく目にしたのが、こちらのアイテム。
1.和紙素材の照明
2.シーグラスのかご
3.ラタン(籐)素材の家具
※参照:荒井詩万先生のブログより
北欧インテリアをつくるコツ
■北欧インテリアと合うテイストは?
すべて北欧風のインテリアで揃えるのもいいですが、家族間で好みのテイストが違う場合もありますよね。でも、問題ありません。北欧インテリアは、ほかのテイストともうまく馴染みます。
たとえば、ナチュラル。木のぬくもりが感じられるナチュラルなテイストは、北欧のイメージそのもの。そして、前述のとおり、最近の北欧インテリアはかっこいいモノトーン系が主流。そのため、シックでかっこいいイメージの部屋とも相性がいいのです。
■北欧インテリアのコツ
まずは、クッションなどの小物から取り入れてみるのもオススメ。ベースはシンプルにしておき、クッションやアートなどを季節や気分で変えてみると良いのではないでしょうか。
その際、部屋全体で色や素材の繋がりを意識するとおしゃれにきまります!
北欧インテリアコーディネート実例
■実例1:ハウスカハウス
▲杉並区I様邸
コンセプトは『ハウスカハウス』。“hauska”(ハウスカ)はフィンランド語で“楽しい”という意味。ハウスカハウス、楽しい家。
モノトーンををベースに、「eilersen」(アイラ-セン)・「HAY」(ヘイ)・「louis poulsen」(ルイスポールセン)など北欧の遊び心のあるデザインの家具や照明・インテリア小物を加え、大人も子どもも居心地のよいスタイリッシュな空間に。
1.テーブル:「HAY」
2.ソファ:「eilersen」
3.ミラー:「HAY」
4.照明:「louis poulsen」
5.照明:「louis poulsen」
■実例2:建売住宅トータルプロデュース
▲株式会社ヴァンテアン・レーヴ 建売住宅
食を楽しむダイニングスペース、テントのあるプレイスペース、ゆったりとご夫婦で語り合えるリビングスペース。大人も子どもも家族みんながワイワイと楽しいおしゃれでスタイリッシュな家。
インテリアイメージは“プレイフルモノトーン”、モノトーンをベースに様々な柄や素材感を重ね、デザイン性の高い家具や小物をコーディネート。トレンドの北欧インテリアを意識した大人っぽさとかわいらしさをミックス。
1.おもちゃのキッチン:「IKEA」(イケア)
2.テーブル:「HAY」
3.クッション:「marimekko」(マリメッコ)
4.クッション:「LUCKYBOYSUNDAY」(ラッキーボーイサンデー)
※実例写真は、荒井詩万先生が手がけたコーディネート事例について許可を得て掲載しています。
取材・構成/川原莉奈
教えてくださったのは… インテリアコーディネーター・荒井詩万さん
インテリアコーディネーター。CHIC INTERIOR PLANNING主宰。日本女子大学家政学部卒。フリーランスのインテリアコーディネーターとして、「友人宅の椅子をひとつ選ぶ」ことからキャリアをスタート。現在までに個人邸のコーディネート、リフォームなど150件以上を手がける。使いやすいプランニング、細かな収納計画、美しい配色にこだわった、住まう人それぞれに合う心地よい空間づくりが人気。インテリアスクールや大学の講師としても活躍。その他、さまざまなセミナーや自宅でのインテリアレッスンなどを通して、今まで4000人以上にインテリアのノウハウを伝える。NHK教育テレビ「資格☆はばたく」、テレビ東京「インテリア日和」、日本テレビ「スッキリ!」など、テレビ出演も多数。
先生の詳細は、こちらから。
書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(荒井詩万著:サンクチュアリ出版)
センスが無い、お金が無い、子どもがいる、賃貸、狭い、物が多い、でも大丈夫! センス、お金、広さ、全部いらない。4000人以上にノウハウを伝えてきた理論派コーディーネーターが教える、真似するだけの部屋づくり。何も買わずに勝手に部屋があか抜ける! どんな部屋でもあてはまる黄金ルール教えます。
書籍の詳細は、こちらから。