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2017.09.09

【過去の異性を振り返ってみると意外な発見が!?】林伸次さんに聞く! アラサー世代に伝えたい婚活の心得

Oggi世代の結婚について、渋谷のBar Bossaのオーナー、林伸次さんにインタビューしてきた本連載も、ついに第9回目に突入! 今回は、これまで出会ってきた友人の中から未来の夫が見つかる可能性あり! というお話を伺いました。このパターンが結婚には一番手っ取り早いかも、という林さん。その根拠を教えてください!

出会って親しくしてきた異性の友達を、男として意識してみる

「前回、異性を減点方式で見ると結婚相手には出会えない、とお話ししましたが、それでもついそういう目線で相手を見てしまう、という人も多くいると思います。そんな女性に特に有効だと思うのが、“過去の異性を振り返る”ということ。つまり、これまでに出会って親しくしてきた異性の友達を、男として意識してみることを意味します。ただの飲み友達や昔からの腐れ縁、とくくってしまっている男友達がいる方は、ぜひ一度その意識を変えてその方と会ってみてほしいですね。なぜなら、その相手と両思いになることが結婚の近道だからです。そもそも、友人としての関係が成立している時点で、互いに人としての魅力はすでにわかっているということ。友達と仲良くなるのに、わざわざ減点方式を用いる人はいませんよね。根本的にポジティブな感情を持っている異性に対して、さらに恋愛感情を加えることができれば、これまで挙げたどの出会い方よりも早く親密になれるし、結婚にも辿り着きやすいと思います」

相手を好きになってから付き合うのではなくて…

「実際にこれを経て結婚したという友人の女性のエピソードをご紹介しますね。あるとき、よく集まるグループでの飲み会で、この中で誰となら付き合えるか、といった会話をしたそうなんです。それまで全く意識していなかった人から、自分の名前を挙げられてドキッとした、と。それを機にその方とふたりで会ってみたり、頻繁にメールを交わすようになったことで、友人として見ていた頃とは違った相手の魅力に気づけたとのこと。その方のお話で面白いな、と思ったのが、相手を好きになってから付き合うのではなく、好きになれるかもという可能性の時点で一歩踏み出した、ということなんですね。アラサー世代の方は、仕事にプライベートにとそもそも忙しい方が多いと思うんですが、相手をすごく好き! と思ってから関係をスタートするような時間の余裕はないという人が多い印象。さらにその女性は好きになれるかも、という可能性にかけて、そのあとは相手を好きになる努力をした、と言うんですね。相手を好きになる努力、好きになってもらうための努力を続けることは、結婚をする上でもそうですが、夫婦関係をうまく続けていくための秘訣でもあると思います。大人の恋愛は、恋に“落ちる”のではなく、恋愛感情を“作っていく”もの。いい意味で、自分をマインドコントロールし、いち友人だった異性を好きになっていければ、結婚がぐっと近づくと思いますよ」

(c)Shutterstock.com

ただの男友達だと思っていた異性の中に結婚相手がいるかも! なんて、ちょっとドラマチックなお話ですよね。でも、それを夢物語で終わらせるかどうかは自分次第。まずは近しい異性の友人を食事に誘ってみてはいかがでしょう。もしかして……なハッピーエンドが待っているかもしれません。

さて次回はいよいよ最終回! 結婚にまつわるあれこれをご紹介してきましたが、最後に結婚にお悩みの読者の励みになるような、素敵なお話を伺いました。乞うご期待!

第8回【結婚を遠ざけるクセって…?】林伸次さんに聞く! アラサー世代に伝えたい婚活の心得

PROFILE|林伸次
1969年生まれ、徳島県出身。1997年、渋谷に「bar bossa」をオープン。ブラジルに住んでいた際に魅了された音楽、ボサノヴァが静かにかかる大人のためのワインバーとして人気を集めている。ボサノヴァにまつわる寄稿や執筆多数。『Oggi』本誌にて「渋谷のバーのマスターから、少しだけ恋に疲れたあなたに伝えたいここだけの話」連載中。近著に『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか−僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』がある。
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