壁をDIYしたいと思ったら…。まずは種類をチェック!
お部屋の印象を大きく変える、壁。おしゃれな部屋にしたい、印象を変えたい、という目的だけでなく、汚れが気になるから見えないようにしたい、破れてきたから貼り替えたい。といった補修の意味で壁のDIYを検討されている方が多いかと思います。今回は、壁を変えたいと思ったときに、自分でできるものをご紹介しますね。
【目次】
・【DIY壁】ペンキで塗装する
・【DIY壁】壁紙を貼る
・【DIY壁】漆喰を塗る
・【DIY壁】デザインタイルを貼る
【DIY壁】ペンキで塗装する
面倒な作業がないので初心者にとってはいちばん簡単!
ローラーで壁をコロコロ、ステキな色で塗装、一番想像しやすいと思います。家族みんなでわいわい楽しく、お子様も一緒に楽しんだりできるのはやっぱりこれ! 塗り始めるまでの養生はちょっと大変だけど、それ以外は面倒な作業もほとんどなく、必要な道具も少なく、ダントツ簡単です!
マイナス点は、賃貸ではできない、一度塗ってしまったらそれより薄い色には塗り替えもできないところ。しかし、壁にマスキングテープを貼り、そこにスチレンボードや薄いベニヤ、ボード下地を強力両面テープで貼り付けて、仮設の壁を作ってしまう方法もあります。
壁紙は剥がすのが意外と大変なので、今貼ってある壁紙を剥がさず、その上から塗れる塗料がおすすめです。
リフォームペイント
子ども部屋のために開発された、塗料も。
HAPPYペイント
【DIY壁】壁紙を貼る
賃貸でもできる気軽さと種類が豊富で初心者向き
色だけでなく、模様や柄、質感も豊富なのが壁紙。実は、初心者でも簡単に貼れる壁紙が増えているんです。ビニール壁紙、紙壁紙、フリース壁紙など種類があり、それぞれに特徴があるので、壁紙屋さんやDIYショップで用途や好みに合わせて詳しく教えてもらうのがおすすめ。
賃貸の方は、貼ってはがせるのりを
壁紙を貼るのりにも、生のり式、再湿式、粘着式、のり無しなど様々なタイプがあります。賃貸の方は、貼ってはがせるのりを使ってくださいね。貼る場所の汚れがひどい場合や、ベニヤ板の上に貼る場合は、壁に下処理をおこなう必要があります。そのときは下塗り材「シーラー」を塗ってくださいね!
イチオシは、シール壁紙のりも要らず、裏紙を剥がしながら貼るだけで簡単に貼れる。空気を抜きながら貼るのがコツ。
柄合わせの方法や、端の切り方のコツ、コンセント周りや曲線の場所への貼り方など、簡単だけどちょっとしたコツが必要です。こちらもショップで相談してみてください! ちなみにDIY FACTORYでは壁紙貼りのレッスンもやっています。
【DIY壁】漆喰を塗る
初心者でも仕上がりが美しくできる!
漆喰は消石灰を主成分とした、消臭・調湿効果・カビ防止効果のある塗り壁材。おしゃれなだけでなく、暮らしに嬉しい機能があるのは漆喰の一番の特徴! 左官職人さんが粉から練って施工するものというイメージがありますが、最近では誰でもDIYで塗れるように練った状態で売っているものも多いんです。
粒が細かく光沢のある仕上がりが美しく、日本では古くからお城などの建造物の外壁などにも使われています。模様のつけ方によって表情を変えられて、色を混ぜてマーブル模様も。タイルや貝殻などを埋め込んで装飾もできますよ。
貼る場所の汚れがひどい場合、砂壁やベニヤ板に漆喰を塗る場合は、こちらも「シーラー」を塗って下処理してくださいね。
【DIY壁】デザインタイルを貼る
キッチンやトイレのイメチェンにぴったり
ガラスのような表面が特徴のタイルは、家具や小物のアクセントになります。また、キッチンやトイレも可愛くしちゃいましょう♡
「D.I.Y.タイル」で空間を演出♪
裏紙を剥がすだけで貼れるシール付き「D.I.Y.タイル」。数十種類もあるこのデザインタイルは、レトロにも、高級感を演出するのにも、大活躍です。また、シールの強度も段階があるので、貼る場所に合わせて選んでくださいね。
元堤理奈子
「DIY FACTORY」ショップスタッフ。
神戸芸術工科大学で家具デザイン・製作を学んだのち、DIY FACTORYのオープニングスタッフとして株式会社 大都に就職。大阪店、二子玉川店に勤務し、現在は主にワークショップのコンテンツ開発や、スタッフへのDIY指導を行っている。
エイ出版社「世田谷ライフ」等、雑誌連載も多数担当。6月より環境省広報誌「エコジン」での連載も開始予定。