和食材でつくる台湾風の家庭料理が絶品♪
「食で人の心を癒すことができたら」という願いをもって料理に取り組む、斉 風瑞(愛称・ふーみん)。そんな彼女が営んだ「中華風家庭料理 ふーみん」は、日本の食材を生かした台湾風の家庭料理を提供。今では、若いスタッフが厨房や経営をおこなっていますが、ときどき、ふーみんも厨房に入っているんです。
「中華風家庭料理 ふーみん」は、芸能人、ファッション関係者、美容ジャーナリストたちがこぞって通っているという名店。出される料理ってどんなもの? とっても気になりますよね。今回は、彼女の料理本『青山「ふーみん」の和食材でつくる絶品台湾料理』から、家庭で完全再現できるレシピを一部ご紹介しちゃいます。
まぐろ納豆
【材料】2人分
まぐろ…100g
納豆…1パック(50g)
豆板醬…小さじ1
しょうゆ…小さじ1
練りわさび…小さじ1/2
長ねぎ(みじん切り)…大さじ1
大葉(あれば)…1枚
作り方
1.まぐろを1.5cm角に切る。
2.納豆が糸を引くまでしっかりと練る。
3.とき混ぜたAの調味料の1/3の量を1に、2/3の量を2に加え、それぞれ和える。
4.それぞれに調味料がなじんだら、ふたつをあわせて長ねぎをさっと混ぜる。
5.うつわに盛り、大葉を添える。
わかめとじゃこのごま油炒め
【材料】2人分
乾燥わかめ…30g
ちりめんじゃこ…30g
しょうが…1かけ
ごま油…大さじ1/2
しょうゆ…少々
炒りごま…2g
作り方
1. わかめはたっぷりの水でもどし、よく洗ったのち水気を絞ってひと口大に切る。しょうがはせん切りにする。
2. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、しょうがをさっと炒めて香りが出たら、ちりめんじゃこを入れる。
3. 2をひと炒めしたら火を強火にし、わかめを入れて手早く炒め合わせる。全体に油がなじんだところで、鍋肌からしょうゆを回し入れて火を止める。
4. 炒りごまをふり入れて、ざっと混ぜる。
にらともやしのにんにく炒め
【材料】2人分
にら…1/2わ
もやし…1袋
にんにく…2〜3かけ
塩…小さじ1/4
酒…大さじ1
こしょう…少々
油…小さじ2
作り方
1. にんにくは薄切りにする。にらは3cm長さに切り、もやしのひげを取る。
2. フライパンに油を入れて弱火で熱し、にんにくを炒める。
3. 火を強火にし、2ににらの茎の部分ともやしを入れて3秒ほどおく。鍋の温度が上がったら、ここからひと息で炒める。にらの香りが出てきたら塩をふり、残りのにらを加え、酒を入れてさっと全体をかき混ぜる。
4. 仕上げにこしょうをふる。
いかがでしたか? 今すぐに食べたくなる、料理をしたくなるものばかりでしたね♪
また、トップ画像の「ねぎワンタン」は、来店客の1組に1皿注文が入る、開店当初からのロングセラー。レシピはこちらの本でご紹介していますよ!
青山「ふーみん」の和食材でつくる絶品台湾料理(斉 風瑞/小学館)
■中華風家庭料理 ふーみん
住所:東京都港区南青山5-5-17 小原流会館B1
営業:11:30〜16:00(L.O.)、18:00〜21:30(L.O.)
土曜11:30〜16:00(L.O.)、17:30〜21:00(L.O.)
定休日:日曜・祝日・第一月曜休
Instagram:@fumin_minamiaoyama
斉 風瑞(さい・ふうみ)
愛称ふーみん、ふーみんママ。
台湾人の両親をもつ、東京生まれ東京育ちの料理人。
1971年、25歳のとき東京渋谷区神宮前に「中華風家庭料理 ふーみん」を開店。1986年に現在の港区南青山に移転。オーナーシェフとして約45年間厨房に立ち続けた。
リピーターが絶えない「ねぎワンタン」「豚バラ肉の梅干し煮(略して梅豚)」「納豆チャーハン」の生みの親。現在も、ときどき厨房に立ち、多ジャンルの料理教室へ通うなど、食への探求、新たなレシピの創造に精力的に活動、自ら主催するワークショップも人気。