「ケーキの中に小さな森を作りたい!」という想いが実現したケーキ
環境問題に関心の集まるなか、木を食材として使おうとする取り組みが始まっているのをご存知でしょうか。木が食べられるなんて、初めて聞いた時はビックリ。そしてまた食べてみてビックリ!
どのよう取り組みで生まれた商品なのか、ご紹介しますね。
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」などの、住生活関連サービスを展開する株式会社LIFULL(ライフル)は、飲食事業として一人ひとりの「人生・生活」に寄り添う食体験を提供する事業「LIFULL Table」を展開しています。
そのLIFULL Table Presents「地球料理 -Earth Cuisine-」プロジェクトの一環として、新たに注目の若手シェフ田村浩二氏監修の間伐材を使用したパウンドケーキ「Eatree Cake(イートリー ケーキ) 〜木から生まれたケーキ〜」を、2019年3月20日(水)より販売スタート。
LIFULL Table Presents「地球料理 -Earth Cuisine-」プロジェクトでは、サステナビリティへの取り組みに注力し、地球上でまだ光を当てられていない素材を食材としてフォーカスし、その素材を食べることで、地球のためになることを目指しています。
プロジェクト第一弾「Eatree Plates」として、日本全国の山や森で問題となっている間伐材に着目し、2018年10月に東京・奥多摩町の森林で一夜限りのレストランをオープンし、話題を呼びました。
間伐材というのは、森林の成長過程で、立木が密集するのを防ぐために間伐を行う過程で発生する木材のことを指します。
▲間伐材から生まれた杉のパウダー
今回発表になった「Eatree Cake(イートリー ケーキ) 〜木から生まれたケーキ〜」は、間伐材から生まれた新スイーツで、より多くの方にこのような取り組みがあることを知ってもらいたいという想いから生まれたものです。
このケーキを開発したのは、フレンチの田村浩二シェフ。『ケーキの中に小さな森を作りたい』という想いから、重くなりがちなパウンドケーキを軽い口当たりで楽しめるよう工夫がされています。
パウンドケーキの材料には小麦粉は一切使わず、アーモンドパウダー、卵、クレームドゥーブル(生クリームを煮詰めたもの)、レモン果汁などを使用。
パウンドケーキ1本のうち、杉のパウダーは全体の2割、およそ60g使われており、木の香り、レモンの香り、バニラの香りが合わさり、香り豊かでふくよかな味わいに仕上がっています。
口当たりもしっとりとしていて、食べていくうちに木の香りがフワッと鼻から抜けていき、「木ってこんなに美味しく食べれるんだな~」と、新しい発見がありました。
この木を使ったパウンドケーキはLIFULLが運営するカフェやネット通販で購入することができます。
日本の森林で大きな問題になっている間伐材問題。食べることが地球のためになり、また間伐材問題を見つめ直すいいきっかけにもなります。
環境にもやさしく、美味しいスイーツ「Eatree Cake(イートリー ケーキ) 〜木から生まれたケーキ〜」、是非味わってみて下さいね。
【Eatree Cake(イートリー ケーキ) 〜木から生まれたケーキ〜】
販売価格:3,670円(税込)
販売期間:2019年3月20日(水)〜
販売店舗:株式会社LIFULL本社ビル1F「LIFULL Table」
※2019年3月25日(月)よりECサイト公開、販売予定
【LIFULL Tableにおける期間限定販売】
販売期間:2019年3月20日(水)〜2019年3月29日(金)
※販売はLIFULL Tableの営業時間に準じます。
販売店舗:株式会社LIFULL本社ビル1F「LIFULL Table」(東京都千代田区麴町1-4-4 1F)
※LIFULL Tableでは上記販売期間中、イートインメニューの提供もあり。
ケーキ単品:540円(税込)
ケーキ+ドリンクセット:760円(税込)
チョコレートアドバイザー Yuko
学生時代からアルバイトで稼いだお金で、海外ブランドの菓子類につぎ込むなど、ショコラ愛好歴は20年以上。2011年よりチョコレートに関する情報ブログを運営。
2014年、チョコレート鑑定家クロエ・ドゥートレ・ルーセル氏が講師をつとめた、日本コネスール デュ ショコラ協会認定のシニアアドバイザー(チョコレートアドバイザー)の資格を取得。
現在はチョコレートに関するサイト365chocolats.netを運営するほか、食にまつわる様々な記事をWebメディアへライターとして寄稿している。