体も心もホットになる、コンビニのカレーまん!
暦の上では春ですが、毎年このくらいの時期が一番寒いような気がします。駅から家までの間も、寒くてついついコンビニに立ち寄って暖を取りたくなる時期。何か温かい飲み物や食べ物も欲しくなってしまいますね。
中でもほかほかに温められた中華まんは特に魅力的にも感じたり。最近は中華まんも色々な種類がありますが、本連載はカレーについての連載ですから取り上げるのは当然カレーまんです。
主要コンビニで2019年2月現在購入することができるカレーまんを食べ比べてみました。それぞれ好みはあると思いますが、この記事を読んで自分好みのカレーまんはどれなのか見当つけていただければと思います。
◆ファミリーマート
ファミマの焼鳥すげえ美味いでお馴染みのファミリーマート。焼鳥には力を入れていることがこのCMでもわかりますがカレーまんはどうでしょう。
ファミリーマートでは細かく商品が入れ替わるようで、ビーフカレーまんやバターチキンカレーまんがいただけるお店もあるようですが、とりあえず王道メニューのビーフカレーまんの方を取り上げてみました。
▲「ファミリーマート」ビーフカレーまん 130円
牛肉の旨味をほのかに感じる誰もが食べやすいカレーといった印象です。コンビニのカレーまんってこんな感じだよなぁという。
◆ローソン
あいてますあなたのローソン。大手カレーチェーンCoCo壱番屋監修ということで、カレーもココイチ的な家庭的かつ一般受けするカレーです。まんじゅう自体にも甘味を感じるので、甘いまんじゅう、甘いカレーが好きな人には良いかもしれません。
▲「ローソン」CoCo壱番屋監修 チーズカレーまん 130円
カレールーと混然一体となったチーズがコクと食べ応えを増しています。ただ、スパイシーなカレーが好きな人には物足りないかもしれません。
◆ナチュラルローソン
同じローソンでもちょっと高級志向なナチュラルローソン。こちらのカレーまんはグリーンカレーまんという個性的カレーまんです。
▲「ナチュラルローソン」グリーンカレーまん 150円
青唐辛子のしっかりした辛味と鶏挽肉の旨味、ココナッツミルクの風味、筍の食感などから、かなりタイのグリーンカレー的雰囲気が出ていて驚きました。
先述のチーズカレーまんが好きな人はこちらは苦手かもしれませんが、逆にチーズカレーまんが苦手な人はこちらは好みそう。しっかり狙う層を変えてくるあたり、流石ですね。
◆ミニストップ
食べれる喋れるコンビニエンスストアミニストップ。こちらのカレーまんはバターチキンカレーまんです。バターチキンカレーというと北インド料理の人気メニューであり、甘くて食べやすいことで知られていますが、このカレーまんは意外と辛さがしっかり目。
▲「ミニストップ」バターチキンカレーまん 118円
鶏肉の食感もちゃんと残っていて、値段も他コンビニより安い! もちろんインド料理そのものではないですが、その雰囲気を上手に踏襲していると感じました。
◆セブンイレブン
コンビニ界で最もカレーに力を入れていると常々感じているセブンイレブン。カレーまんも地域によって売られているメニューが違うんですね。東京、中京以西、そして神奈川の一部ではこちらスパイス香る! カレー肉まんが購入できます。
▲「セブンイレブン」スパイス香る! カレー肉まん 130円
こちらは名前の通り、スパイスの香りがしっかりと立っています。特にコリアンダーの華やかな香りが心地よく、スパイスが効いているといっても辛いわけではないので辛いのが苦手な方でも大丈夫。まさにセブンイレブンいい気分です。
ちなみに全国で購入できるセブンのカレーまんは実に7種類もあるそうで。各地で購入して食べ比べるのも面白いですね。文中にもありますが、店舗によっては時期や地域によってメニューが違うこともあるようですが、それぞれのコンビニが自分らしさを出しているのが感じられて楽しい食べ比べとなりました。
カレー界では昨今、スパイシーなカレーに注目が集まっていますが、今回食べ比べたものではセブンイレブンのカレー肉まん、ナチュラルローソンのグリーンカレーまん、ミニストップのバターチキンカレーまんあたりに流行のスパイシーな雰囲気を感じました。
過半数でスパイスへのこだわりを感じたということはやはり、カレー界の流れも受けてのカレーまんということなのかもしれません。好みは人それぞれですが、個人的にはどれも値段なりの魅力は十分に感じるカレーまんばかりでした。
ホットな中華まんは温度的にも温かくなりますし、スパイスによって代謝もあがり、体の芯から温まる効果も期待できます。
寒い日の帰り道、皆さんもコンビニに寄ってカレーまんを食べてみてはいかがですか?
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。
音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/