1.「●●くんってさ、誰にでもニコニコだよねー」
職場にちょっと「いいな」と思っている男子がいると、笑顔で会話できただけでもその日は「大満足!」な女子が多いはず。ところが、楽しく会話を終えて自席に戻った瞬間、ピコーンとLINEを着信。開いてみると……。
「●●くんってさ~、誰にでもニコニコするよねー」と、同僚女子からの悪意が滲み出るメッセージ……!
「わざわざこんなこと送る!? ひょっとして、この子も●●くんのこと狙ってるとか!?」と、一瞬にして不快な気持ちになる女子、続出です。マウンティング女子としては“●●くん”を目で追っていたら、自分以外の女性と楽しげに会話している姿を目撃してしまい、思わず「私だって仲良しなのよ!」と意地悪したくなったのでしょうか……。
2.「今回のプレゼン資料は、課長が褒めてたよ! よかったねー」
仕事がうまくいくと、ホッとすると同時に「上司からの評価はどうだったかなぁ……」と地味に気になるのも、女子の心理。
そんなときに、同僚女子から「今回の資料は、課長が褒めてたよ! よかったねー」とLINEが届けば、マウンティングのニオイを感じる女子も少なくないことでしょう。
「今回の“は”」とまるで今回の仕事だけがうまくいったかのような言い回しに加え、「課長が~」と自分は課長と仲良しの距離感をアピールし、「よかったねー」と同僚なのに上から目線……。同僚女子の仕事の出来を素直に認められず、余計なひと言を伝えたくなる女子が送りがちなマウンティングです。
この手のLINEって、結局のところ褒めてるの? けなしてるの? どっちなの?
3.「昇進の話が来てて困っちゃう~」
日頃、みんなが昇進の夢を語り合っているときには「私は、そういうの興味ないんだよねー」なんて言っていた女子が、いざ自らに昇進の話がきた途端に、同期にせっせとLINEを送信……。
「昇進の話が来たのだけど、私、そういうの興味ないから困っちゃう~」と、困っているフリをしつつも、中身は自慢げなメッセージ……相手には昇進の話が出ていないのを承知のうえでこんなLINEを送りつける女子は、暗に「私って、あなたたちより優秀なのよ」と言いたいだけなのかも。相談したいのか、自慢したいのか、真意が謎すぎるLINEです!
みなさん、このように現代のマウンティングは対面よりもLINEで行われるのが常態化しているみたいです。
こんなLINEがいきなり同僚女子から届いたら、あなたはどう思いますか?
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。