長期の海外旅行や出張に持っていきたい鰹節パック! 心が休まる天然お出汁
筆者は体質的に、朝ごはんをしっかり食べないとパワーがしっかり出せないタイプです。かといって、早起きもあまり得意ではありません。何かと忙しい朝に、お味噌汁をつくるとなると一気にハードルが高くなったような気分になりますが、お湯を注ぐだけなら続けられそうな気がしませんか?
今回ご紹介するのは、パックの鰹節を使ってホっと一息つける時間を楽しむコツです。インスタントのお味噌汁にはない天然だしの味わいは、長期の海外旅行や出張などのシーンでも活躍しています。
【簡単に作れる「かちゅー湯」のすすめ】
今回、ご紹介する「かちゅー湯」というのは、鰹湯という沖縄の言葉からきていると言われる素朴で簡単なお味噌汁のことです。
一番シンプルな「かちゅー湯」に必要な材料は、鰹節とお味噌とお湯だけ。お椀のなかに、鰹節と小さじ1程度のお味噌を入れて、お湯を注ぐだけで完成です。市販のお味噌汁の素などよりもリーズナブルに作れますし、何より天然の鰹出汁のおいしさが魅力です。
あおさ海苔やしらす、ゴマやとろろ昆布など、お好きな具材をトッピングして味の変化をつけるのも朝の楽しみになっています。余裕があるときは、ミニトマトやオクラ、青じそやネギなんかも刻んで入れてみたりしています。
【長期の旅行にも欠かせない鰹節】
海外旅行の最中に、日本の味が恋しくなったという経験がある人も多いのではないでしょうか。外食も味の濃いものばかりが連日続くと、だんだん体が疲弊してくるもの。筆者は1週間を超える出張や旅行にでかけるときには、いつもパックの鰹節を持参するようにしています。
「かちゅー湯」のように、朝、コップのなかに鰹節をいれてお湯を注いでお出汁を飲むだけで、ホッと一息つくことができます。ホテルのお部屋でも簡単につくることができるのがポイント。もしあれば、お醤油を1、2滴たらしたり、一つまみ程度のお塩をいれると、おいしさがグンとUPします。
一週間を超える海外での長期滞在では、このパックの鰹節はとっても頼もしい相棒です。脂っこい食べ物が多くなりがちなアジアでも、ワインばかり飲みすぎてしまうヨーロッパでも、お肉料理が続くアメリカでも、3日目か4日目くらいのタイミングで、鰹のお出汁を飲むと疲れも緩和されますし、気分的にもとても落ち着きます。カフェインも入っていないので、夜中にも安心して飲めます。
「あぁ、日本人はやっぱりコレだな。」と、改めて実感できる鰹節のお出汁。お仕事などで外食が続くときなどにも、ぜひ試してみてくださいね。
文/朝岡真梨
初出:しごとなでしこ