フランスパンの種類の違いは、形や大きさだった!
パリッと硬く香ばしい皮と、モチモチの中身がおいしい、フランスパン。
パン屋さんによっては「バゲット」「バタール」などを中心に数種類のフランスパンが陳列されていますが、その違いについて知っていますか?
日本を代表する老舗ベーカリー「DONQ(ドンク)」によると「どのフランスパンも、基本的には生地は同じ。形や大きさによって種類が分かれている」とのこと。
ではさっそく、代表的なフランスパンの違いや、それぞれに合う料理についてご紹介します♡
■バゲット
フランス語で「棒」という意味。フランスパンの代表格で、フランスではバゲットが一番多く食べられています。
細長い形状をしていて、クラスト(皮)がパリパリで香ばしいのが特徴。カレーやシチュー、チーズフォンデュなどとろみのあるものとの相性抜群! カスクート(バゲットを使ったサンドイッチ)も食感が楽しめておすすめです♪
■パリジャン
「パリのパン」という意味。細長い形のフランスパンの中でも直径が大きく、太くて長いのが特徴。
クラム(中身)が多いので、ホームパーティーなどの大人数で食べるときにおすすめ。
■バタール
「中間の」という意味。日本のベーカリーで一番売れているフランスパン。クラム(中身)がもちもちで柔らかいため、幅広い年代から愛されています!。
太い分、中身が多いので、中身が好きな方におすすめ。具材を乗せやすく、チーズやパテと一緒に食べるのに最適です。
■ブール
「丸、ボール」という意味。丸型パン。クラム(中身)が多いので、ソフトな部分を好む日本人には人気。
この“ブール”から“ブーランジェ(パン焼き人)”、“ブーランジュリー(パン屋)”という語が生まれたのだそう。ドンクによると、上に具材などを乗せやすい形状で実は使い勝手がいいのがブール。サンドウィッチにしても好相性。食パン代わりとして使っても◎。
■シャンピニヨン
「きのこ」という意味。上に乗った薄い円形の頭がパリッとしたユーモラスな形のフランスパン。
皮が薄い円形部分とクラム(中身)の食感のコントラストが楽しめます! 手頃な大きさで食べやすく、スープなどとも合います。
日本人唯一の出場! いまなら、世界大会出品の激レアパンが食べられる♡
今回、フランスパンについてお話を伺ったドンクでは、同社のパン職人が、パン職人の世界一を競う国際コンテスト「マスターズ・ドゥ・ラ・ブーランジュリー2018」に日本人唯一出場!
そして、そのコンテストに出品したパン「pain fantastique 2018」を限定発売! 2018年5月24日(木)から6月3日(日)の期間、全国14店舗限定で発売されます。
このパンを手がけたのは、ドンクのパン職人・瀬川洋司さん。「創造的で革新的な製パンの作品を自由に表現する」という大会指定のテーマをもとに、製作。
ミルフィーユをイメージしたという内相は、バターを手で折りたたむことで層になった生地が重なり、さまざまな食感を楽しむことができます!
クラスト(皮)はサクッと歯切れがよく、クラム(中身)はしっとり。生地に練りこまれたくるみやレーズンの酸味がアクセントになっています♡ さらに黒ビールや白ごまの香ばしさが加わり、まさに味わい深い逸品!
ドンクでは、他にも、これからの時期にぴったりな「冷やしてメロン」も発売中。メロンパンに冷たいクリームが入った、夏季限定のひんやりスイーツパン♡ 今年は、新フレーバーとして「レモンヨーグルト」もお目見え。ぜひ、店頭に足を運んでチェックしてみてくださいね♥
初出:しごとなでしこ