2018 年2月27日発売のOggi4月号の『悪い男』連載ゲストは、俳優・高杉真宙さん。少女マンガからそのまま飛び出したような、整った顔立ちとスタイルのよさで瞬く間に世の女性を夢中に。俳優界で今最も注目されている人物のひとり。今回は読書好きのメガネ男子を演じていただいたのですが、その美しい佇まいに思わずスタッフ一同「きれいねえ…」と、ため息をもらしっぱなしの撮影現場となりました。
今月の撮影裏設定は『もしも高杉真宙がお迎えにきたら』です。本誌インタビューで語られているように、ひとつのものごとに集中すると、まわりが見えなくなってしまうタチという高杉さん。読書についつい夢中になり、恋人が近づいてきても気付かない…、そんな不器用で愛らしい男性を演じてもらいました。
しごとなでしこでは、Oggi未収録のお話をちょっぴりお届け!
「本誌インタビューではまだまだ足りない」という全国のしごとなでしこの声にお応えして、Oggi本誌に収録しきれなかったインタビューを公開します。
Q.映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』は、北海道が舞台。寒いところは得意ですか?
「本来は苦手です。と、言うものの、滞在中はなんだかんだエンジョイしていました! たとえば、終日オフの日に地元の美容室でヘアカット&カラーをして。美容師さんに『小樽はいいですよ』と。おすすめされたのでそのままの足で小樽へひとり旅。電車に揺られて1時間半くらいだったのですが、すごくリフレッシュになりました」
Q.作中では“ゆるふわモテ系男子”・和央(わお)を演じていますが、実際の高杉さんはどのような性格?
「見た目はふわっとしていても、芯は男らしい。そんなギャップのある和央は、ぼくと少しリンクしているところがあると思います。頑固で負けず嫌いなのがぼくの本来の性格で、周囲から『男っぽい』と言われたいと思っている。反面、女のコに間違えられてスカウトされたことがきっかけで俳優のキャリアがスタートしているので、中身も外見もイメージと近いところがあるのかなって」
Q.小瀧 望さん演じる、弦(げん)との男同士の友情もみどころですよね。プライベートでそのような男友達はいますか?
「高校時代から仲のいい親友がふたりいて、昨年は登山やスノボをして遊びました。ずっと仲がよくて、今でも2週間に一度くらいのペースで会っています」
Q.共演者同士、年齢が近いですね。みなさんでどこかへ出かけることはありましたか?
「出かけました! ジンギスカンを食べたのが印象に残っています。地元の福岡と北海道では食の文化がぜんぜん違っていて…、ジンギスカンをいただくのは初めての経験。『あんな美味しいものをなんで今まで食べていなかったんだ!』と、感動して、東京に戻ってきた今もジンギスカン屋さんを探してしまうくらいです(笑)。年が近いメンバーで囲む食卓は、部活のあと打ち上げしているみたいな雰囲気。本当の同級生同士みたいだったから楽しかったです」
Q.本誌のインタビューで、自身を“集中型”と語っていた高杉さん。ちゃんと息抜きできていますか?
「そうですね、仕事の合間にさっき話した親友達と会って出かけたり、ご飯へ行ったりで、うまく息抜きしています。それから、マンガを読むのがいちばん手っ取り早い方法かな」
Q.親友達とカラオケに行きますか?
「カラオケは超苦手で…。リズム感がなくて歌がすごくヘタなんです。ただ、高校生のころは親友達がカラオケに行きたがるから、それに付き合っていました。真顔で手拍子をとりながら『はいはい、聞いてるよ~』っていう動作だけしていましたね(笑)。今後、歌う役柄をいただいたら…頑張るけど…(困り顔)」
Q.今日の撮影ではメガネ男子を演じていただきましたが、目はいいですか?
「裸眼です。視力1.5! マンガばかり読んでいてインドアなうえ、前髪が長いので、小さいころから『目が悪くなるよ~』と、注意されていたのですが、ぜんぜん悪くならなくて。昨年メガネをかけている役を演じたのですが、『メガネって大変だな~』と、思いました。耳が凝るしメガネ焼けしてしまうんですね」
Q.今後挑戦してみたい役柄はありますか?
「声の仕事に挑戦したいです。アニメが好きなので。それから、ここ5年くらい言い続けているのですが、坊主にしてみたい。坊主にして髪が伸びていく感じとかを見てみたいんです」
Q.お酒は飲みますか?
「お酒は苦手なので、基本的に飲まないです。お酒の味自体が好きではないのと、体質的にも弱いからすぐダウンしちゃいます。お酒の場から楽しく帰りたいので、飲んだとしても少量。代わりに甘い物が好きです!」
Q.いちばん好きな動物はなんですか?
「ここ1年くらいハリネズミがかわいくて気になっています。画像や動画をいろいろ検索して『かわいいな~』って。飼いたいとも思うのですが、仕事上なかなか難しいので我慢しています。そういえば、年末年始のタイミングで久しぶりに実家へ帰ったのですが、知らないうちに猫が飼われ始めていて。まだ1歳なのに結構大きくて、暴れん坊ですごかったです(笑)。色は茶とグレーが混ざった感じ…? “トンボ”という名前らしいのですが、だれもそう呼んでいないうえに、名付け親を聞いたら『気付いたらそうなっていた』という意味の分からない返事が返ってきました(笑)」
Q.目覚めてからまずすることは?
「顔を洗ってうがいして、水を飲みます。オフだったら、目覚めて即近くのマンガを手にとって読み始めます」
Q.最後に、映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の見どころを教えて下さい。
「ストーリーが進むにつれ、登場人物ひとりひとりの感情が巡っていく感じが素敵な作品です。単純にエンターテイメントとしてキュンキュンしてもらうのでもいいですし、ひとりひとりのキャラをピックアップして観るのもいいんじゃないかなって思います。和央を演じさせていただくことが決まったとき、和央だけに集中して原作を何度も読み直しました。『このシーンではどんな感情だったんだろう』と、想像を巡らせながら。もともと自分が演じる役柄には自然と愛着が湧いてくるものですが、今回に関してはそれだけでなく和央そのものが好きになっていきました。原作と脚本を交互に何度も見直して役に臨んだので、原作ファンの方も、映画が初見という方も、和央を好きになってもらえたら嬉しいです」
今回は連載の担当編集とエンタメ担当編集でインタビューをしたのですが、帰り道「いい子過ぎた」を、ふたりして連呼してしまいました。作品に臨む真摯な姿勢に、動物好きエピソード、苦手なカラオケでとる行動など、“キュン”があふれた取材になりました。高杉さん、ありがとうございます!!
公開中の映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の詳細はこちら!
【出演】黒島結菜、小瀧 望、高杉真宙、川栄李奈、谷村美月ほか
【原作】「プリンシパル」いくえみ綾(集英社マーガレットコミックス刊)
【監督】篠原哲雄
【ストーリー】まっすぐで不器用な等身大の女子高生・住友糸真(黒島結菜)は、ある理由で札幌の学校へ転校することに。転校初日に出会ったのは、俺様系モテ男子・館林 弦(ジャニーズWEST小瀧 望)と、ゆるふわ系モテ男子・桜井和央(高杉真宙)に、小悪魔系キラキラ女子・国重晴歌(川栄李奈)。累計120万部を突破した超人気少女漫画家・いくえみ綾の『プリンシパル』を原作に、今旬な若手キャストが「すべての恋する人を応援する」ラブストーリーを演じる!
しごとなでしこで過去に配信した高杉真宙さんのインタビューはコチラ
待機作6本! イケメン俳優・高杉真宙「金髪にすることで、自分の中の不良っぽさが出てきた」
本人が解説!【高杉真宙】男っぽく撮られたい…2nd写真集で魅せた大人の色気
初出:しごとなでしこ
Oggi4月号
アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」のためし読みと購入ができます。