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LIFESTYLE

2017.08.22

本人が解説!【高杉真宙】男っぽく撮られたい…2nd写真集で魅せた大人の色気

「しごとなでしこ」に登場していただく度に大反響! 超人気俳優・高杉真宙さんが自身の写真集『20/7』の撮影秘話を語ります。

話題の写真集『20/7』の撮影秘話とは?

今最も勢いのある俳優のひとり、高杉真宙。
今年は秋以降公開の作品を含める6本の映画に出演、来年以降も待機作が多数控えている他、巷で“超”話題のdocomo25周年のCMでは高橋一生さんの若かれし頃を演じるなど、人気は加速するばかり。

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そんな彼が先月、2nd写真集『20/7』(ワニブックス)を発売。本作は、20歳を迎える「高杉真宙」を7人のカメラマンが撮り下ろしたもので、上半身を露わにしたショットや妖艶な着物姿のほか、休日を共に過ごすようなリラックスした様子など、これまで見たこともない彼の姿が詰まっています。写真集のサイン会には大勢のファンがつめかけ大盛況のうちに終了。そこで、改めて撮影時のことを振り返ってもらい、今作の撮影にのぞんだ心境から今だから言える撮影秘話までを語ってもらいました。

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――2nd写真集『20/7』は、7人のカメラマンが高杉さんを撮影した作品ですが、タイトルやカメラマンの人数の“7”には何か意味が込められてるんですか?

高杉:英語で「24/7」っていう「24 hours/7 days a week」の略語がありますよね。それに掛けての“7”です。「24/7」は24時間365日を意味するんですが、今回は僕が20歳になるタイミングで撮影したので、「24」を「20」に変えて、このタイトルにしました。

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▲photo/sai (写真集『20/7』より)

――7人のカメラマンそれぞれに違った世界観が楽しめますが、撮影した感想はいかがですか?

高杉:映像とは違って、写真はより「その時を切り取る」という感じが強いなと思うんですが、写真に“撮られる”ってことに関しては、演技をしているのに近い感覚はありました。

――シチュエーションやテーマに合わせるという意味では、演技に近いかもしれませんね。

高杉:そうなんです。やはり、素で撮られるのは少し恥ずかしいので(笑)。

▲PH/藤本礼奈 (写真集『20/7』より)
▲photo/ 藤本礼奈 (写真集『20/7』より)

――撮られ慣れているイメージがありますよ。

高杉:いえいえ、そんな。素になると恥ずかしいです(照笑)。

――写真集を見た方の感想は高杉さんの元にどのように届いてますか?

高杉:ありがたいことに、いろいろとお褒めの言葉をいただきました。今回、上半身を出したカットにも挑戦したのですが、今まで服を脱ぐのは役でもやったことがなかったので、みなさんそこに注目いただけたみたいです。顔や身体にペイントを施した写真も印象的だったという声が多かったです。

▲photo/須田卓馬 (写真集『20/7』 未公開カット)
▲photo/須田卓馬 (写真集『20/7』 未公開カット)

――上半身を出した写真では美しい肉体美が表現されていましたけど、撮影に向けて何かトレーニングをしていたんですか?

高杉:撮影に向けてというよりも、あの時期ちょうど「男っぽくなりたい」っていうのがあって、毎日自宅で筋トレをしてたんです。写真集も、今回は男っぽく撮りたいって気持ちがあったので、もともと上半身を出す予定はなかったんですが、撮られているうちに自然と脱いでいました(笑)。

▲PH/半沢健 (写真集『20/7』より)
▲photo/半沢健 (写真集『20/7』より)

――男っぽくなりたいと思うきっかけは何だったんですか?

高杉:僕、早く30代40代になりたいんです。その年代の方って、かっこいいというか、男の人に憧れられる人たちが多いじゃないですか。自分もそんな風になりたいなと思った時、じゃあ、どんな人に自分が憧れるかと言ったら、やっぱり「男っぽい人」。それで、男っぽくなりたいと思ったんです。

――憧れてる方はいらっしゃるんですか?

高杉:松山ケンイチさんです。役者さんとしてすごく好きですし、醸し出す「男っぽさ」にも憧れています。

――改めて、ご自身で写真集を見返してみていかがですか?

高杉:撮影は19から20歳になるまでの間、じっくり1年ぐらいかけて行っていたんですけど、その間にも自分が変わっていくのを感じました。自分なのに全然違う人に見えるのが、すごく面白くて。そういうのは今見ても感じますし、あとはやっぱり、7人の方に撮っていただくと、カメラマンさんごとに一人ひとり違う自分になるんだなぁって思いました。

▲PH/TAKAKI KUMADA (写真集『20/7』より)
▲photo/TAKAKI KUMADA (写真集『20/7』より)

――その中でもお気に入りの1枚は?

高杉:1枚ではないんですけど、表紙は気に入っています。実はこの写真の部分は帯になっていて、それを外すと7人のカメラマンさんが撮った写真がコラージュされているんです。意外と気づかない方が多いというか、僕も実はあとから知って「こうなってたんだ!」とビックリして(笑)。手に取らないとわからない部分なので、こういう仕掛けはうれしかったですね。パッと見ただけで(写真集の雰囲気が)わかるっていうのも気に入ってます。

▲photo/ 半沢健 (写真集『20/7』表紙より)
▲photo/ 半沢健 (写真集『20/7』表紙より)

――反響が大きいという上半身を出した写真は、写真集冒頭で早速登場しますね。

高杉:この撮影は昨年の年末……12月29日とか30日あたりに行われたんです。夜中のうちに準備をして、朝日を待っての撮影でした。真冬の茅ヶ崎で、すごく寒かったんですけど、朝日がとてもきれいで。上半身を出した写真は、海でのカットの後、移動した福生で撮影したものです。撮影場所は海外の方が住んでいる家で、生活感もそのまんま。すごく素敵な空間でした。

――1回の撮影で場所を変えたりとなると、7人で相当な数を撮ったのでは!?

高杉:けっこう撮りましたね。カメラマンさん1人で、写真集1冊作れるぐらいは撮ったと思います。衣装もたくさん着させていただいたんですけど、本を見ると、「あれ? 載ってない」っていうのも結構あったりして(笑)。

▲PH/須田卓馬 (写真集『20/7』より)
▲photo/須田卓馬 (写真集『20/7』より)

――もったいない気もしますね(笑)。

高杉:そうですね(笑)。でも、そのぶんすごく贅沢な作りになったと思います。

――写真集の中にはいろんな時間帯の高杉さんがいて、まさに24時間一緒に過ごしているような感じにもなります。

高杉:やっぱり、今回はそういう意味も込めているので。自分の顔をずっと眺められるのは恥ずかしいですけど(笑)、そんな風に感じてもらいながら見ていただけたらうれしいです。

――20歳になるタイミングでこうした作品を作れたのは、いい区切りになりましたね。

高杉:はい。自分の1年間を切り取っていただいて、1冊にまとめられたのがすごくうれしくて。記録としてはもちろん、こんな風にたくさんの方に撮っていただく機会もそうはないことですから。

▲左:PH/藤本薫、右/小松陽佑 (写真集『20/7』より)
▲photo左/藤本薫、右/小松陽佑 (写真集『20/7』より)

――今後、さらに歳を重ねてからも、また写真集を出したいですか?

高杉:そうですね。もっと大人になってから出してみたいです。それこそ30代になったときに。その時に、どんな捉え方で撮影に臨むのかなって思いますし、すでに今振り返ってみても、撮られ方がどんどん変わってきてるんですよね。そう思うと、21歳から22歳なったときも、変わっているのかな? 変わっていてほしいなって。なので、またたくさん撮っていただけたらいいなと思っています。

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高杉真宙2nd写真集『20/7』(ワニブックス刊)は現在発売中
定価:2,500円+税 判型:A4判
撮影:写真家・7名

たかすぎ まひろ●1996年7月4日 福岡県生まれ。身長170cm、A型。特技は空手、バイオリン。2009年に舞台『エブリリトルシング’09』でデビュー。2012年に映画『カルテット!』で初主演を務める。2013年には特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』で仮面ライダー龍玄/呉島光実役を演じたことでも話題に。今年は映画『PとJK』(3月)、『ReLIFE リライフ』(4月)、『想影』(5月)に続き、現在主演映画『逆光の頃』が公開中。今後も『トリガール!』(9月1日公開)、『散歩する侵略者』(9月9日公開)など待機作が控える。また、2nd写真集『20/7』(ワニブックス)が好評発売中。

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取材・文/片貝久美子 撮影/安井宏充

初出:しごとなでしこ


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