結婚から始まるピュアラブストーリー映画『PとJK』で、土屋太鳳さん演じるカコの同級生・大神平助を演じた高杉真宙さん。
インタビューvol.2では、高杉さんの高校からの友達の話や、今作の撮影の舞台となった函館のこと、二十歳の誕生日プレゼントのエピソードなどを伺います。
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友達と自転車で鎌倉へ。往復11時間かかった
―カコの同級生役を演じたわけですが、カコとのシーンでお気に入りのシーンがあれば教えてください。
高杉:カコ(土屋太鳳)と、『友達だ』って言って握手するシーンですね。大神に初めて友達ができたのは衝撃かなって。シンプルに素敵なシーンだなって思うし、背景も含めてきれいなシーンだと思います。
―高杉さん自身も高校時代、同級生と友情を感じたりすることはありましたか?
高杉:高校時代はもう仕事をしていたので、文化祭とかなかなか行けなかったんですよね。高校に行って良かったと思うことはいろいろあるんですけど、一番はやっぱり友達ができたことだなって思いますね。いまも遊ぶのは高校時代の友達ばかりです。
―例えばどんなことをして?
高杉:ふだんはアホなことばっかりやってますね(笑)。この前も、自転車で表参道から鎌倉まで自転車で行ってきたんですよ。とくに理由もなく、『自転車で遠出しようか? じゃあとりあえず鎌倉まで行ってみる?』って軽いノリで。行きに6時間、帰りに5時間ぐらいかかって、往復で93キロぐらい走ったかな。帰りは雨も降ってくるし、ハチャメチャの自転車の旅だったんですけど、その友達だから行けたっていうか。本当にキツかったのでもう二度と行かないと思うんですけど(笑)、そういうのも良い思い出だし、なかなか友情を感じる旅でした。
―自転車で鎌倉とは、青春ですね! 高杉さん自身は、高校時代やり残したなと思うことはありますか?
高杉:ありがちなんですけど、勉強してればよかったなって思いますね。学生の頃って、もっと勉強したほうがいいよ、大人になって勉強したくなるときがくるよ、って大人からよく言われるじゃないですか。当時は、そんなことあるわけないじゃんって思ってたんですよ。それが本当にあるんですね(笑)。僕はとくに英語が苦手だったんですけど、英語って絶対必要じゃないですか。教科書は残してあるので、今年は勉強しなおそうと思います。やるやるって言っててやってないでしょ、って後で事務所の人に言われそうですけど(笑)。
西畑くんはほんとにキラキラした人
―今作で共演された西畑大吾さんと仲良くなったと伺いました。
高杉:僕、人見知りなので、あまりグイグイいけないんですけど、西畑くんはすごくフレンドリーに話しかけてくれて、話してるうちに仲良くなりました。撮影中、函館のいろんなところにふたりで行きましたね。函館山も五稜郭も行ったし、ご飯も食べに行って。あと、撮影中に僕の二十歳の誕生日があったんですよ。二十歳になってすぐ、わざわざ部屋まで来てくれて、プレゼントに歌を歌ってくれたんです。こんなカッコいいことができる人がいるなんて!ってびっくりしました。僕と西畑くん、同い年なんですけど、僕はそんなことできる人じゃないから、西畑くんはほんとにキラキラした人だなって思いました。また近々、ご飯とか行きたいですね。
―函館にもだいぶ詳しくなりましたか?
高杉:そうですね。撮影の合間に時間もあったので、むちゃくちゃ観光しました(笑)。函館って、観光できる場所が集まってて、すごく観光しやすいんですよ。いろんなところに行ったので、僕、案内できると思います(笑)。函館山には2回ぐらい上ったし、西畑くんと行った五稜郭もすごく良かったです。五稜郭はちょっと離れているので、路線バスやロープウェイに乗って行きました。五稜郭にのぼって上から見ると、ほんとに星の形になってるんですよ。いったいどうやって作ったんだろうって思いましたし、西畑くんと行ったというのもあって、すごく好きな場所になりました。
―けっこうアクティブに活動されるのですね。
高杉:ふだんオフの日は外にでないタイプなんですけど、仕事で地方にいったときは出歩きます。知らない土地で電車やバスに乗ったり、散歩したりするのは好きなんですよ。冒険みたいな感じでワクワクするし、楽しいですね。道に迷ったら大変なんですけど、それもいいかなって。函館には1ヶ月いたんですけど、帰るときに大変だったのが漫画で…。僕、漫画が欠かせない人なので、函館でも新しい漫画を買ったりしてたら、すごい数になっちゃって。全部で30冊近くあったかな。大きなトランクで行ってたのに、入りきらなくなってけっきょく宅急便で送りました(笑)。
高杉さんの函館の思い出もたっぷりつまっている『PとJK』。ひと足先に見た高杉さんの感想は…次回をお楽しみに!
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Profile
高杉真宙(たかすぎまひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。170cm。A型。小学校6年生のときにスカウトされ芸能界へ。2009年に舞台『エブリ リトル シング’09』でデビュー。第35回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した『ぼんとリンちゃん』をはじめ、ドラマ、映画、舞台など多方面で活躍中。2012年から出演しているP&G『ファブリーズ』のCMでは3兄弟の長男役を担当。今後、『PとJK』、『想影』、『トリガール!』、『逆光の頃』、『ReLIFE』、『散歩する侵略者』、『プリンシパル』など公開予定映画も多数控えている。
映画『PとJK』3月25日より全国ロードショー
監督/廣木隆一 原作/三次マキ『PとJK』(講談社『別冊フレンド』連載) 出演/亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾(関西ジャニーズJr.) 配給/松竹
文/井上加織 写真/フカヤマノリユキ
初出:しごとなでしこ