東京の隣接県でもある「千葉県」は「三重県」と並んで伊勢エビ漁獲量の日本1、2位を毎年争い続けている、全国トップクラスの“伊勢エビ県”だってご存じでしたか?
夷隅東部漁協(大原・太東産)、新勝浦市漁協(勝浦産)、御宿岩和田漁協(御宿岩和田産)で獲れる『外房イセエビ』は、“千葉県ブランド水産物”にも認定されているほどなんです♡
▲2015年の「御宿伊勢えびまつり」より
そんな千葉での伊勢エビのハイシーズンは「御宿伊勢えびまつり」も行われている9〜10月。ですが、秋冬の時期にしか食べられない“脱皮伊勢海老”、別名で「幻の伊勢エビ」とも呼ばれているレアな伊勢エビがあります。
■千葉で出会える「幻の伊勢エビ」
じゃぁーん! こちらが「幻の伊勢エビ」こと脱皮伊勢エビ。文字どおり脱皮したての伊勢エビちゃんで、通常は硬い殻になっている部分も柔らかく、なんと殻ごと食べることができちゃうんです。
見るからに柔らかそうすよね? あの伊勢エビからは、想像できないやさしい風格なのです♡
こちらのお料理は、そんな脱皮伊勢海老の唐揚げです。柔らかく揚げてあるので、目玉以外、全部いただけます。殻が絶妙の歯ごたえで、小さめサイズでもお味は本格派。伊勢エビ独特の甘みも存分に楽しめるうえに、ふわっとした殻の食感が、なんともたまらない! 本当に柔らかいので「殻が、歯に挟まっちゃうよ!」なんてこともありません。
千葉県の外房エリアは、週末を使って東京から1泊2日で訪れるプチぐるめ旅にも最適な距離です。伊勢エビ好きなら、一度は食べておきたい“脱皮エビ”。まだ体験したことのない方は、ぜひ寒いうちに外房へGO!
参考:外房イセエビ/千葉県
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。