Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働くアラサーのWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 恋愛・結婚
  3. 恋愛あれこれ
  4. 「私、昔は痩せていたの」に隠されている、女の切実かつ無意味な自意識とは?【男には理解できない女の世界】

LOVE & WEDDING

2017.09.07

「私、昔は痩せていたの」に隠されている、女の切実かつ無意味な自意識とは?【男には理解できない女の世界】

男性には理解できない女性の世界ってありますよね。今回は、女性から「これ言われたら返す言葉失うわ」ワードの筆頭にあがる「私、昔は痩せていたんだよね」という言葉について考えてみます。

「私、昔は痩せてたんだよね」が意味するものとは?

「私、昔は痩せてたんだよね」

あなたはこんな言葉を聞いたことはありませんか?
もしくは言ったことはありませんか?

女性同士ならそれなりに意味のあるセリフといえるのですが、男性にとってはなんでこんな意味のないことをわざわざ言ってくるんだろうと謎でしかない言葉なんです。

女性から「これ言われたら返す言葉失うわ」ワードは世の中数多くありますが、この「私、昔は痩せてたんだよね」もそのひとつ。

もしもその人が今現在太っていたら、「じゃあ、なんで今は太っているの?」とも言えず、

もしもその人が今現在痩せていたら、「いやいやそれ以上痩せてたらただのガリガリなのでは?」

ほら、いずれにせよ返答に詰まりますよね。

(C)Shutterstock.com

そんな相手を困らすことにしかならない「私、昔は痩せていたの」というセリフをなぜ女性は吐いてしまうのでしょうか。

ひとえにそれは「現状の自分をあるがまま認識されたくない」という気持ち! おそらく本当に過去は痩せていたのでしょう。

そしてその時期の自分の方が今よりも魅力的だったのでしょう。だから自分の中でも今の自分を肯定したくないのです。

そしてあわよくば、周囲に言葉の力で「本来の姿は痩せている、だけど今は訳あって太っている、だけど本来のあなたは痩せている素敵な人!」と認識させたい!

冷静に考えればこんな理屈が通用するはずもありません。しかし女性のコミュニティに限っては、「昔はイケてたのね」と、わりとその言葉のマジックが通じてしまうので、つい男性にも同じ手を使ってしまうのです。

「私、昔は痩せてたんだよね」がもたらす弊害

言葉が持つ威力について、男女の違いをこんな例えでご紹介します。

男女それぞれの気持ちを想像してみてください。

ある女性がこんな言葉を言ったとします。
「私、実は昔、斎藤工と付き合ってたんだ」

(C)Shutterstock.com

明らかなデマっぽい話なら別ですが、「それっぽい感じ」で話せたとしたらどうでしょうか。

「なんかわかんないけどこの女性にはそれだけの魅力があるのかもしれない。自分がその魅力に気づいていなかっただけで、この女性は素敵な人に違いない!」と女性同士なら思ってしまいます。

しかし男性はどうでしょう。

「そんな過去をわざわざ言ってくるなんて、斎藤工みたいなイケメンじゃないとダメな理想の高い女なのか」と無意味にハードルを上げてしまうことになりかねません。

「私、昔は痩せてたんだよね」の男女間における解釈の違いはなぜ起こるのか?

なぜこんな解釈の違いが起こるのでしょうか。

それは男性は人を今という「点」で見るのに対し、女性は人をストーリーという「線」で見る傾向にあるからです。

たとえば「昔かなり太っていたけど今は痩せているキレイな女性」がいたとします。
男性はその女性を見て、「単純にキレイな人だ」と<点>で判断します。
しかし女性はその女性を「昔はデブだったクセに今は痩せた人」と<線>で判断します。

男性から見たら、ずっと痩せていて今も痩せている人も、また昔は太っていて今は痩せた人も、どちらも同じ「痩せた人」で区別はないのですが、女性はというと、ずっと痩せていて今も痩せている人のほうが、昔は太っていた人よりも女性としての価値があると本能で感じてしまうのです。

女性はそういったストーリーで人を判断しますので、整形をして美人になった人や、昔はダサかったのに急におしゃれになった人に対し、厳しい目で見て認めない傾向にあります。

そんな考え方が冒頭のセリフ、「私、昔は痩せてたんだよね」を無意識に言ってしまう要因ともなるのです。要は、ただのデブではなく、元痩せの私が今はデブ、というストーリーで自身の現状に加点が欲しいのです。

(c)Shutterstock.com

しかし男性には通用しません。男性が見るのは「今」という「点」。
これを肝に銘じ、うだうだ言ってないでダイエットあるのみ! なのです。

初出:しごとなでしこ

吉田奈美 writer

女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。著書に『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)も話題に。


Today’s Access Ranking

ランキング

2019.01.23

編集部のおすすめ Recommended

本誌2月号 P.122にて誤りがありました。ブルーのタック入りパンツのブランドは、正しくは(JOCカスタマーサービス<チェスティ>)です。訂正してお詫び申し上げます。

Feature