働いていると、急な人事異動や転職の報告に「え! あの人とお別れなの?」と、心がザワザワすることがありますよね。何かとお世話になった隣の部署の先輩や、夜更けまでお酒を飲んだ後輩など、「別れるのがツライな」って思う人にこそ、少しでも「感謝」を伝えたいものです。
そこで、今回は100均のお店で手に入る可愛らしいメッセージグッズをご紹介します! 種類もたくさんあるので、お気に入りの物をデスクにしのばせておくと、普段からちょっとした気持ちを伝えるのが得意な「気遣い女子」にランクアップすることができそうです。
100均にあるから慌てずに準備できる! ミニサイズの寄せ書きカードで仲間の気持ちをまとめて伝える
学生の頃、部活を去る先輩に寄せ書きを書いた思い出はありませんか? 大人になっても結婚する友人や、退職する人へメッセージを書くために色紙を回したりする機会もありますね。こちらは手のひらサイズの小さな色紙が16枚入っていて、それを専用ピンでひとまとめにして贈れるというモノ。
このグッズのおススメ理由として、ひとりひとりがじっくりとメッセージを考えて書けるということ。1枚の大きな色紙を回す場合、他の人のコメントが気になってしまったり、急いで次に回さなくてはいけないということで当たり障りのない一言を適当に書いてしまいがち。しかし、これなら「何日までに書いて戻してね」と言って配っておけば、心のこもったメッセージが16人分しっかりと集まります。
形はサクラのほかにも、四葉のクローバーやシンプルな柄もありましたよ。紙質もしっかりしているので、皆のメッセージさえ集まれば立派なプレゼントになります。
100均に充実している便利アイテム=配り物に最適! ぽち袋はお年玉に使うだけじゃない
子どもにあげるお年玉袋のサイズといえば大体想像がつくかと思いますが、名刺より少し大きな紙製の袋のことを「ぽち袋」といいます。元々関西方面で「点」「小さな」「これっぽち」の意味から使われていたそうで、「ほんのちょこっとですが」という謙虚な気持ちを渡す際にぴったりのぽち袋を、さまざまな用途で使う人が増えています。
100均でも大体のお店で「ぽち袋」コーナーが設けられるほど種類もたくさん展開しています。富士山やダルマなどの和柄、動物モノや植物などのほんわか系、カラフルな水玉模様など万人受けしそうなデザインなど選ぶのが大変なくらい! でも100円ならば、もし迷っても何種類かを買いたくなっちゃいますね。
実際にお世話になった人などへ渡す際は、小さなアクセサリーや雑貨、お菓子などをポンと入れてメッセージを添えて入れたらオシャレ。ぽち袋は「返し忘れていたお釣りです」と小銭を入れて渡すときなど、普段使いにも役立ちそう。
しかし、ぽち袋は目上の人に渡すのはマナー違反になることもあるので注意してくださいね。
100均で見つけるとほっこりするのが、乙女心をくすぐる、ミニミニサイズの「豆ぽち袋」
ぽち袋より、もっと小さい「豆ぽち袋」も数多くコレクションしたくなる品。中に何を入れるかアイデアを巡らせるだけでも、ワクワクします。別れの場面では、自分が去る立場になったときに大勢に気持ちを伝えながら配るときに使えそうです。例えば、ピカピカの5円玉を入れて「ご縁に感謝」と伝えても良し、ばんそうこを入れて「ご自愛ください」の意味で渡すも良し。
「豆ぽち袋」はスマホケースや定期入れなどにいれて持ち歩くと、ヘアピンをしまっておいたり、お泊りや旅行のときになくしがちなピアスを入れてみたりと自分用にも有効に使えます。
100均には、小さなレターセットやシールも充実
常々お手紙を書いているような筆まめの人でない限り、人へお手紙を渡すハードルは少々高めではないでしょうか。でも、仕事のシーンではささっと伝えておきたいメッセージがあるはず。そんなときにおススメなのは、100均のミニレターセット。サイズが小さく、一言書けばすぐ形になるので、通常サイズのレターセットでは「そこまで書けそうにない」と思ってしまう人も、気軽にペンを取ることができます。
店内を探すと、レターセットとおそろいの絵柄のシールも見つかるかもしれません! この可愛さで、あわせてたった200円なのは嬉しいですね。ネコ好きのあの人にぜひ送ってみてください。
ちなみに100均は、シールの種類も膨大。送別会の一斉連絡をした上で、特に来てほしい主役や上司にはこんな一工夫で、より気持ちが伝わるお誘いができるかもしれません。
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仕事で出会った人はすべて、その後の人生に何かしらの影響を与えてくれる人になり得ます。別れのシーンではメッセージグッズを上手に使って、今までの感謝を伝えられたらいいですね。
※紹介したすべてのグッズは1つで100円+税で購入しました。
文/中田蜜柑
初出:しごとなでしこ