個室もアリ! ビジネスシーンにも利用しやすい京料理屋さん
地下鉄・溜池山王駅の12番出口を出て、5分ほど歩いた住宅街のビルの2Fに、とても品のいい京料理のお店がオープンしました。名前は「京いろめし 洛匠」。
「洛匠(らくしょう)」は、あの京都・高台寺の門前通り「ねねの道」沿いにあるわらび餅の名店「洛匠」のご主人とご縁のあるこのお店の店主が、いい名前だからと許可をもらってつけたのだそうですよ。
近くには首相官邸や大使館などが多い土地柄、この「京いろめし 洛匠」も個室やカウンターなど、多彩なお席が充実していました。
テーブル席も含めると全部で30席。
個室は、4人がけのテーブル席と、6人まで利用できる掘りごたつの和室もあり、ビジネスシーンでの接待や海外からのゲストを日本らしいお店でおもてなししたい場面などにもよさそうです。
京料理ときくと、格式ばっていて、敷居の高いイメージがありますが、このお店、ランチだと女性でも気軽に利用しやすいカジュアルな価格で楽しめるお料理が充実しているんです。
ランチなら「京つけもの 打田漬物」がたっぷり楽しめる
この「京いろめし 洛匠」のお昼の魅力は、京都の漬物屋『打田』のお漬物がバイキング形式で楽しめるという点です。
酵素たっぷり。美容にもいいお漬物は、腸内環境も整えてくれるとあって、近年その効果にさらなる注目が集まっている食材ですものね! 色とりどりなキレイな京野菜のお漬物を、お料理を待っている間にたっぷり堪能できちゃうのはかなり嬉しいポイント。
名物の「せいろ御膳」はお茶漬けにして2度おいしい!(1200円~)
ランチの「せいろ御膳」は、小鉢、お刺身、出汁巻き玉子、せいろご飯、赤出汁、そして先ほどの京漬物のバイキングがついて、1200円から楽しめるというとってもリーズナブルなラインナップ。せいろご飯の上に乗っている具材ごとに、価格が変わります。
今回、筆者が注文した「帆立せいろ」は、1400円。帆立の身が上にごろっと乗っかっているだけではなく、ごはんのなかにも、ほぐし身が入っていて、とても豪華。
ちなみに、一番高い「蟹せいろ」でも1500円というリーズナブルさにもご注目。ランチはビールを400円でつけることもできるので、大変カジュアルに利用することができます。
お刺身も切りたて。きれいに盛られている器も素敵です。
日替わりで内容が変わるという小鉢には旬の野菜が彩りよく出汁で和えられていて、すごく美味しかったです。
京料理って、つくづく手間暇がかかっていて、見た目にも味わいにも上品さを感じるなと思います。
そして、食事の終盤は、少し残しておいたせいろご飯にあられとワサビを乗せて、お茶漬けでいただきます。ほぐし身の帆立からもすごくいいお出汁が香って、繊細で複雑な味わいにとても満足でした。
いきなり夜いくとかなり緊張しそうですが、お昼の時間なら、肩の力を抜いて利用できます。公式サイトには、ランチは平日のみとなっていますが、店主の都合がつくときは、土日もランチ営業されていることがあるそうなので、ぜひお電話で先に確認してみることをおすすめします。
筆者も、土曜日にフラッとでかけたら、大当たりのお昼ごはんで、いいお店発見した! とテンションがあがったお店です。
この冬は「京いろめし 洛匠」の美味しいせいろご飯と体にやさしいお漬物をいただきながら、寒さを乗り切って楽しく過ごしましょう。
【京いろめし 洛匠】
住所:東京都港区赤坂2-21-10 ヴェール赤坂 2F
TEL:03-6441-0878
*表示価格はすべて税抜きになります。
朝岡真梨
ライター/50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメ記事を執筆。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。