飲み会シーズン真っ只中、ついつい飲みすぎて翌日ひどい二日酔い、でもお腹が空いた…そんな時に口にしたい食材を、二日酔いの症状別にご紹介します。
基本的には消化の良い、胃の負担が少ないものを
暴飲暴食で疲れた胃には、消化の良いものを。油っこいもの・冷たいもの・唐辛子やスパイスなどの刺激が強いものは避けましょう。
二日酔いタイプ別おすすめ食材
熱っぽさや口の渇きを感じる二日酔いには「柿」
のぼせるような熱っぽさや口の渇きを伴う二日酔いには、体の熱を冷ます作用のある柿を。「解酒毒」の効能をもつ二日酔いにぴったりの果物です。
吐き気、風邪っぽさには「生姜」
吐き気があるときは、「止嘔」の作用をもつ生の生姜がおすすめ。生姜の香りにもその効果があります。レモンやハチミツと一緒にお湯に溶かしてゆっくり飲んでみて。下痢っぽさを伴う場合や、冷えによる風邪の予防にも。
ぐったり、疲れて食欲も出ない時には「梅」
梅も二日酔いには特効薬。吐き気を止め、喉のつかえを緩和、さらに食欲増進や消化促進の作用もあります。何も食べられない時には、水分補給とせめて梅干し、できればおかゆを。
胃もたれがあるときは「大根」
吐き気を抑え、消化を促進する大根はお腹が空くのに胃がムカムカする時に。先述の通り、胃がもたれているときは油っこいもの・冷たいもの・刺激物は控えましょう。
まだまだ飲み会が続くなら「貝類」
しじみ・アサリ・はまぐり・ホタテなどの貝類には、肝機能を高めてくれる効果が。しじみが有名ですが、固形物を口にできない場合は貝類のお味噌汁をぜひ。
いずれにしてもお酒はほどほどにしたいものですが、二日酔いしてしまったら無理には食べず、食べられそうな時は上記の食材もぜひ取り入れみてくださいね!
大木さと子
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。日本中医学院(旧・国立北京中医薬学大学日本校)卒。よく食べよく飲むOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。