Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働くアラサーのWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 先輩インタビュー
  4. 理不尽な上司の“ベストな攻略法”お教えします|【CUBE New York】秋山曜子さんのN.Y.出張相談所

WORK

2018.07.23

理不尽な上司の“ベストな攻略法”お教えします|【CUBE New York】秋山曜子さんのN.Y.出張相談所

生活者ならではのレアな情報やユニークな語り口で在米日本人はもちろん、日本にもファン多数のN.Y.の情報&ショッピングwebサイト【CUBE New York】。その開設者である秋山曜子さんから、働くアラサー女子のあるあるお悩みにアドバイスをもらいました。

[相談]
理不尽な上司に振り回されて会社に行くのがつらい…

気分によって言うことがコロコロ変わる女性上司。顔色をうかがっているうちに、彼女のご機嫌とりのために働いているような感覚に陥り、会社に行くのが苦痛に…。やりがいを取り戻すにはどうしたらよいでしょうか?(34歳・技術職)

[アドバイスfrom秋山曜子さん]
キャリアのためのトレーニングとして上司を〝攻略〟する方法を考えて

振り回され
(c)Shutterstock.com

振り回されてはダメ。相手をよく見て

私は自分で起業する前に、合計で大小4つの企業で働きました。今になって振り返ると、それぞれの職場で学んだのは、実際の業務よりもむしろ〝人への接し方〟でした。ですので、私は職場の人間関係というのは仕事のうち、もしくはキャリアの一部として取り組むのが正しいアプローチだと思います。

世の中を見ていても、成功を収めている人、人の上に立つ人が、必ずしも仕事の能力に優れているわけではないことに気づくはずです。職場においても、人生全般においても、サクセスを収めるためには能力があるだけではダメなのです。人間が社会の一員として生きている限りは、人との関わり方を学んで、協調したり、人のサポートを得たり、人を動かしたり、人を育てたりしていかないと、自分が思い描く人生を送ることはできません。

アメリカではさまざまな業界においてヘッドハンティングが行われていますが、その対象となる人材は、能力だけでなく、交友関係の広さや人を使うマネージメント力、チームリーダーとしての指導力など、仕事の能力よりもむしろ人脈や人間性、そしてビジョンが大きく問われるのです。ですから今の上司への対処は、自分の人生やキャリアのためのトレーニングと思って取り組むべき。

そのためには、上司に振り回されてはダメなのです。被害者意識を払拭して、相手との関係をコントロールするためのスウィートスポットを見極めるべきで、相手を攻略するという意識をもつ必要があります。苦手意識だけで上司を見ていたら、その人柄を深く把握することはできません。それらを払拭して、上司を深く知ろうと観察することによって初めて見えてくるのが、本当の人柄や人間的な弱さです。

相手をよく見て
(c)Shutterstock.com

人間関係は自分の好みで選べない

観察を続けていくうちに、相手はどういうアプローチが嫌いで、どういうタイミングで話しに行くのがよいか、どういうお世辞に弱いかなど、今までイヤイヤ合わせてきた上司の人間的側面が、実は上司を理解する手がかりや情報であるということに気づくはずです。

また、よく観察していると、人間である限り、気分のムラが激しい気分屋にも必ずパターンというものがあります。それを理解すれば、相手の心理の先を読んで先手を打つ、代替案を用意する、それができない場合でも、心の準備ができますので、少なくともストレスは大きく軽減されます。

ただやみくもに上司に振り回されたら、使用人のような気分を味わっても不思議ではありませんが、相手を攻略する姿勢をもてば、その出方に応じた状況や心理のコントロールが可能になるのです。

この機会にそんな姿勢を身につければ、今後どんなボスが来ようと、職場が替わろうと、人間関係で今のような混迷を味わうことはありません。チェスのビデオ・ゲームなどをされてみると、攻撃をしのぎながらでもチェックメイト(相手を打ち負かすこと)にこぎつけられるという実感が学べるかもしれません。

そもそも世の中というのは、自分が好む人間関係だけに囲まれて生きていくのは難しい場所なのです。自分と気が合う相手を選べるはずの友達関係でさえ、特に好きでもない人と一緒に時間を過ごすことは珍しくありませんし、職場の上司や先輩、結婚をすれば義理の家族、子供が生まれればママ友仲間など、さまざまな人間関係において自分が苦手な人々とうまくつきあっていかなければなりません。

今の状況を単なる苦労と考えるか、自分に必要な処世術を学ぶ機会と考えるかだけでも、気持ちは大きく変えられるはずです。


Oggi7月号「ソロ女」として幸せに生きるための〝N.Y.流〟出張相談室」より
撮影/松木康平 撮影協力/Zoff、ホテルコンチネンタル 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

秋山曜子

あきやまようこ●成蹊大学卒業後、一般企業、マーケティング会社などを経て渡米。以来、雑誌編集やフリーライターなどを務め、’96年webサイト「CUBE New York」をスタート。読者からの相談にアドバイスする「Q&ADV.」コーナーでの斬新な視点からの切り口鋭い回答が人気を集め、今年2月、電子書籍『Q&ADV. from New York 悩みから悟り、挫折から学び、逆境から人生を切り開く ニューヨーク心理学』(CUBENew York Books)を発売。現在、AmazonにてVol.1~3が発売中。


Today’s Access Ranking

ランキング

2018.08.19

編集部のおすすめ Recommended

6月28日に発売したOggi8月号P.100掲載の“Teva”のサンダルのライン名に誤りがありました。正しくは「ミッドフォーム ユニバーサル」です。お詫びして訂正いたします。

Feature