理想の仕事服は、シーンに合っていて、信頼感を感じる、ひとつ差のつく大人っぽい雰囲気。「きちんとキレイ」に働く先輩が、ここぞ! の仕事でどんな配色を選んだか、潜入取材してきました!
プログラムマネージャー 稲木萌さん(30歳)
1988年、神奈川県生まれ。両親の仕事の関係で学生時代のほとんどを海外で過ごす。日本に帰国後、大学院を卒業し、グーグル合同会社に入社。グローバルにクリエイターの創作活動と世界進出を支援するスタジオ施設『YouTube Space』の運営に携わる。
ある日の仕事服
タイやフィリピンなど、年間を通して最高気温30度以上の国の室内は冷房ガンガンですごく寒くて…。そのため、はおりアイテムの収集癖があります。今日は『ザラ』のノースリはおりのカーキ感を強めるためにインナーはネイビーでまとめ、コントラストをきかせて。
「出張先の海外でも浮かない、カーキとネイビーを主役に」
「動画制作や学び・交流の場をクリエイター向けに提供するためのスタジオ〝YouTube Space〟の運営に携わっています。担当地域はアジア太平洋。『Google ハングアウト』を使って日本から遠隔でやり取りすることもありますが、実際に現地に赴いてロケハンをしたり、海外のクリエイターさんと直接やり取りをしたり…ということも仕事のひとつ。ジャカルタやシドニー、デリーなど、多いときは月1でアジア各国を飛び回っています。そこで意外と悩むのが洋服選び。無難だと思って選んだ白を着て行って『浮いているな〜』って思ったこともあったし、黒のワントーンで地味すぎて失敗…なんてこともありました。その点、カーキとネイビーはおしゃれだけど派手でもなく、とってもニュートラルで使いやすい。打ち合わせのきちんとしたシーンでも、ロケハンや飛行機に乗るときなどのカジュアルなシーンでも、国とTPOを問わず着られる万能な色なんです」
キャリアを重ね、カーキを着こなせるように
「特にカーキは一枚取り入れるだけで、コーディネートが映えて、おしゃれ感がグンと増すため、日本にいるときは忙しいときこそ手に取ってしまう色かもしれません。昔はカーキといえば迷彩柄で取り入れる程度だったんですが(笑)。無地のカーキを着るようになってからは、大人になった自分を実感しています」
@海外チームとの打ち合わせ
『Google ハングアウト』を使って、ビデオ会議に参加スーツやシャツの男性スタッフたちとの打ち合わせもベージュで和やか。
稲木萌さんの仕事DAYのタイムテーブル
09:30 出勤
フレックスなので自分の裁量で出社時間を決めています。
10:30 海外チームと打ち合わせ
移動中でも参加できる〝Google ハングアウト〟を使って。
13:00 定例会
資料作成やメールの返信など事務作業をすることも。
16:00 海外のイベント会社と打ち合わせ.
現地のクリエイターやベンダーたちと内容を確認。
19:00 帰宅
椿原さんへの1問1答
Q1:座右の銘は?
A:継続は力なり
Q2:尊敬する先輩は?
A:グローバルに活躍している職場の上司
Q3:仕事に欠かせない相棒的アイテムは?
A:眼鏡。グローバルに活躍できるリーダーになるのが目標。パソコンでの作業が多いので、ドライアイ予防の眼鏡が手放せません。出張で飛行機に乗ることも多いので、コンタクトより楽チンなんです。今では私のトレードマーク的存在。
Oggi7月号「配色美人な先輩10人の現場スタイル」より
撮影/野口貴司(Sandrago/椿原さん、山口さん、遠藤さん分)、中田陽子(MAETTICO/稲木さん、宮島さん、神山さん分)、HIJIKA(SIGNO/松田さん分)、トヨダ・リョウ(樋口さん、高田さん、辰野さん分) ヘア&メイク/宮寺真悠(稲木さん、山口さん、神山さん、高田さん分)、山口千佳子(air-OSAKA/松田さん分)、塩田勝樹(SUI/樋口さん、宮島さん、遠藤さん、辰野さん分) デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/大椙麻未、菊谷まゆ(本誌)
再構成/Oggi.jp編集部