学びと同時に人脈も拡がるネットワーキング
仕事のスキルアップを図りたい、ライフスタイルを充実させたい、という人から始めている「ネットワーキング」。行ったことのない人にとっては未知の領域…。ひとりでも大丈夫!? その実態にちょっぴり踏み込んで調査してきました。
女性起業家 七尾エレナさんが教えます!
4つの質問に答えてくれたのは、女性起業家の七尾エレナさん。大学卒業後、新卒で入社した会社を1年半で退職し、ソーシャルマッチングサービスを提供する会社に〝雇われ社長〟としてCEOに就任するなど、20代とは思えぬ経歴の持ち主。現在は株式会社プリンシパルで代表取締役を務める女性起業家。セミナー登壇者としても活躍中!
ネットワーキングを知るための4つの質問
[1] ネットワーキングって何?
「いわゆる『異業種交流会』です。ただ、ネットワーキングだけをするところは非常に少なく、そのほとんどがセミナーのような勉強会(60分)のあとにネットワーキング(60分)をする、といった構成になっています。同じ目的をもって集まった人同士なので、とても濃密な交流ができる場所になっています」
[2] どんな人が参加しているの?
「セミナー内容によって異なりますが、私が登壇するセミナーは毎回9割以上が20代〜30代の女性です。ちなみにネットワーキングを主な目的にいらっしゃる人は少なく、メインはあくまでセミナー、という意識をもった人が多く参加しているような気がします」
[3] セミナー参加にあたっての理想の心構えは?
「登壇している人と触れ合う機会ってなかなかないと思うので、積極的に質問したりしゃべりに行ったほうが◎。この場での人見知りは100%損! そのためにも事前に質問リストをつくっておくのはどうでしょうか?」
[4] 質のいいセミナーを見つけるコツは?
「実は営業目的のセミナーだったということがないように、主宰者や登壇する人の経歴をしっかり調べていくことをオススメします。もしくは、お話を聞きたい人のイベント情報を逐一チェックしておけば間違いないでしょう。SNSで告知をすることが多いので、必ずフォローしておいたほうがいいと思います」
学びや出会いの質は「ソロ活」で高まる!
「今ソロ活をするなら、私は迷わずセミナーに行くと思います。今だったら、イラストレーションやフォトショップの基礎を学んで、仕事に活かしたいですね。こういった学びの場に行くときは、絶対「ひとり」がオススメ。心細いなと感じるかもしれま せんが、逆に友達と行くと気を使い合って、セミナーに集中できなかったり、ネットワーキングでなかなか積極的になれなかったり…とムダになってしまう場合があるからです。あとは、ひとりで来ている人のほうが声を掛けやすいですよね。思い返せば、私が受講生として行ったセミナーも周囲はほとんど「ソロ参加」でした。今では知り合いの8割が、セミナーのグループワークで一緒だった仲間、もしくはネットワーキングで出会った人たちです。ここでの出会いを機に、うまく仕事に繫がったこともありますよ。ネットワーキングをするときのポイントは、出会った人たちとSNSで繫がっておくこと。こういう意識が高いイベントに参加している人は、かなり高い確率で、SNSを駆使して情報を共有し合っているので、さらに質の高い学びと出会いのチャンスを得るなら必須です」
Oggi5月号「ポジティブソロ充ライフのすすめ」より
構成/酒井亜紀子・佐々木 恵(スタッフ・オン)、大椙麻未、菊谷まゆ(本誌)
再構成/Oggi.jp
七尾エレナ
1989年、北海道生まれ。大学卒業後、新卒で入社した会社を1年半で退職し、ソーシャルマッチングサービスを提供する会社に「雇われ社長」としてCEOに就任するなど、20代とは思えぬ経歴の持ち主。現在は株式会社プリンシパルで代表取締役を務める女性起業家。