睡眠のプロがレクチャー! 質のよい睡眠は最高の美容液

nishikawa 日本睡眠科学研究所・安藤 翠さん
nishikawaの社内研究機関「日本睡眠科学研究所」に所属。睡眠が生体に及ぼす影響についての研究や、よりよい睡眠を提供できる寝装・寝具の開発に従事。
「1万人を対象とした弊社の調査によると、Oggi世代は睡眠不足を感じている人が7割超と、全年代・性別の中でも最多。美容に睡眠は効果があると認識しつつ、〝美容のための睡眠〟を意識して何かを実践している人は2割弱で、具体的な改善策を知る人は多くないのかもしれません。
睡眠と美容の因果関係は科学的に立証されています。睡眠中は成長ホルモンが分泌されやすく、肌の修復にも大きな影響が。海外の研究ですが、睡眠時間が不足すると乾燥やシワが生じる割合が高くなるというデータがあります。また弊社の研究では、寝具を変えて睡眠の質を上げることで、肌の水分量やハリが増加、キメが整う、という結果も。帰宅後にスキンケアを頑張って睡眠時間を大幅に削るくらいなら、最低限の保湿をサッと済ませて、早く寝たほうが賢明です。
同時に、帰宅後はリラックスできる環境や寝具を整えて。副交感神経を優位にすることでスムーズに〝質〟のよい眠りにつくことができ、美容力を底上げできますよ!」

よりよく眠るための帰宅後ハック5か条
1. まずは「質」より「量」
「個人差はありますが、成人に必要な睡眠時間は平均7~8時間。日中に耐えられないほどの睡魔に襲われるのは、明らかに睡眠不足。睡眠の量を確保したうえで質を高めるほうが、効果も実感しやすいです」
2. 帰宅後は〝ホテルのような〟照明に
「光は脳の体内時計に働きかける作用があります。帰宅直後から照明を落とすのがベストですが、遅くとも入浴後には蛍光灯は避け、暖色系の薄明かりに」
3. 食事は就寝3時間前、入浴は1時間前までに済ませるのがベター
「寝る直前に食べると睡眠中も胃腸が働き続け、脳や体が十分に休まりません。入浴後、深部体温が下がって眠気が起こるタイミングを、逃さずキャッチ」
4. 寝具は清潔に保つ!
「高いコスメを使っても寝具が雑菌だらけだと台無し。枕カバーは2~3日、シーツは週に1回洗濯を。枕の上に清潔なタオルを毎日かけ替えても」
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5. 眠りのスイッチを入れるルーティンを楽しむ!
「アロマをかぐ、ハーブティーを飲むなど、『コレをしたら寝る』という儀式をつくっておくと◎。義務化せず、自分が心地よいと感じることを取り入れて」
睡眠のプロ・安藤さんの帰宅後ルーティンは? 「〝よりよい眠り〟のために全集中!」
19:00 帰宅
お風呂のスイッチを入れ、つくりおきで食事の準備。照明を暗くして、夕食。

20:00 入浴
38〜40℃のお湯に15〜20分つかる。肌触りのよいタオルやナイトウエアを使用。
21:00 翌日の準備
21:30 リラックスタイム
頭の中のモヤモヤを紙に書き出したり、お笑いのラジオを聴く。

22:30 寝室に移動
スマホはベッドから離れたところへ。枕にアロマスプレーを吹きかけ、2分程度の軽いストレッチ。アイマスクをつける。

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「副交感神経を優位にして深く眠れるよう、全方位からアプローチ! アイマスクは、潤い成分が繊維に練り込まれているもの。電位・温熱治療ができる医療機器の敷きふとんで、疲れを緩和しながら寝ています」
23:00 就寝
2026年Oggi11月号「帰ってから寝るまで帰宅後5時間の美容戦略」より
イラスト/山中玲奈 構成/酒井亜希子・渋谷遥夏・武居時子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部



