「丁寧な暮らしをしている」は約4人に1人

「“丁寧な暮らし”してますか?」と349人を対象に尋ねた質問の回答は、こちらです。
「はい」が93人、「いいえ」が256人で、圧倒的に「いいえ」が多い結果に。
「丁寧な暮らし」という言葉がSNSなどを通じて身近になった一方で、実際に自分の暮らしを振り返って「私は丁寧に暮らしている!」と思える人は、そこまで多くないことが読み取れます。
毎日の忙しさのなかで、丁寧な暮らしを心がけながら実践している人は、実はそこまで多くないのかもしれません。
“丁寧な暮らし=お金がかかる”わけではない
「丁寧な暮らし」と聞くと、上質な家具や食器、オーガニック食品など、ちょっとお金のかかる生活を想像するかもしれません。そうなると、今の物価高では「なかなかそこまでできない」とぼやきたくなりますよね。
でも実際に「丁寧な暮らしを送っている」と回答した人たちのコメントを紐解くと、もっと身近なものがズラリと並んでいました。

たとえば、
「規則正しい生活」
「ひとり時間を作り、家事を丁寧にすることを心がけている」
「自炊、音楽をかける、食器をこまめに洗い片付ける、洗濯物を丁寧に畳む」
「常に品格のある人としてふるまう。動作や言葉づかい(に気をつける)」「毎日お弁当を作ってる」
などの声も多数。
「丁寧な暮らし」として何か特別なことを始めるというより、毎日の生活を雑に扱わない意識がメインになっている様子もうかがえますよね。
また、
「子育て、家事、仕事すべてに真摯に向き合っています。丁寧というか疎かにしないように努力します」
といったコメントもありました。
もちろん
「オーガニック製品をヘアケア、スキンケア、食品に取り入れるようにしている」
「お気に入りの家具(ひのきのタンス)や、長く使える上質なキッチン道具をお手入れしながら使う」
などの声からわかる、従来のイメージに近い“丁寧な暮らし”を実践している人もいます。
でも、今どきの「丁寧な暮らし」では、特別な何かを取り入れるよりも、日常を気持ちよく過ごせるよう意識する暮らし方も主流になっているのかもしれません。
丁寧な暮らしの象徴として「自炊」を挙げる声が多かった!
今回のアンケートで印象的だったのは、丁寧な暮らしを送っている人たちの回答では「自炊」に関連する内容が目立ったこと。
たとえば、
「自炊は必ずしてる」
「食事は手作りする。毎食きちんと食べる」
「平日はゆかりご飯に豆腐など簡単な食事が多いですが、休日は季節の野菜を使った料理をお気に入りの器に盛ってゆっくり食事を楽しむようにしています。日用品も長く使えるものを選ぶようになりました」
という回答もあり、これはかなり現代的といえる丁寧な暮らしですよね。
食事への満足度が上がると、心も豊かになるのを実感する人は多いはず♡
丁寧な暮らしの象徴として、自炊をイメージする人が少なくないことも頷けます。
「丁寧にしたいけれど、できない」の理由は“時間”!?
ところで、本当は丁寧に暮らしてみたいけれど、日々の慌ただしさによってそれができない!と感じている人もいるのでは。
実際、農林水産省の「食育に関する意識調査(令和6年3月)」によると、栄養バランスに配慮した食事を増やすために必要なことについて、20~39歳の女性では「時間があること」を挙げる割合が71.9%。
「時間があれば栄養バランスに配慮した食事を準備するけれど、そもそもその時間がない」と感じている人が多そうな様子も読み取れます。
丁寧な暮らしと聞くと手をかけた料理をイメージしがちなものの、実践できない現実問題として時間や手間を思うようにかけられないことが大きな壁になっているのかもしれません。
自分が「丁寧な暮らし」だと思えれば、それでいい♡

今回のアンケート結果を見てみると、「丁寧な暮らしをしている」と答えた人は26.6%で、「していない」と答えた人は73.4%。数字だけを見ると「丁寧な暮らしをしている人は少ない」結果でした。
けれど「している」と回答をした人の声を見ると、何か特別なものを生活に取り入れるとは限らないことも改めて浮き彫りに。
「丁寧な暮らし」の定義は、ひとつではありません。
難しく考えずに今の自分の生活で「これだけは大切にしたい」と思うものを雑にしないだけでも、日々の満足度が上がりそうです♡
【調査概要】
調査方法:2026年6月にOggi.jp編集部にてテーマと設問を設定し、Oggiのメルマガ会員にアンケートを行い、その結果を集計したものです。
対象者数合計:348人
構成・文/並木まき
TOP画像/(c)Adobe Stock



