こんにちは、editor_kaoです。

今はもう、そんなことはないのですが、少し前まで落ち込んだり、不安な気持ちにさいなまれたりする日が続いていました。父親譲りの楽観的な性格が自慢のひとつで、私にしては珍しい話。ただ(具体的なことは書けませんが)理由は明確で、個人的な悩みがあるのに加えて、日々流れてくる心が苦しくなるニュースを観ていたり、仕事が比較的落ち着いていたから時間があった、などの相乗効果だったのだと思います。あとはまあ、前回のコラム【vol.124『プラダを着た悪魔2』を観て、予想外に落ち込んだ話】に書いたこととか。こちらが意図していないのに、いろんな要素が偶然重なることってありますよね。
気分が落ち込んでいるときこそ「小ぎれいに暮らす」
不安は簡単に解決はしませんが、そんなときに私が気をつけていることは「小ぎれいに暮らす」です。今や言葉にするのも気恥ずかしいですが、なんとなく気分が落ち込んでいるときこそ、丁寧な暮らしを心がけます(ぽっ)。
とはいえ特別なことはしません。自炊の回数を増やしたり、とか、本当に生活するうえで基本的なこと。私は特にお料理が好きなわけでも得意なわけでもありませんが、それでも自分でつくったものを食べると、なんだか安心しますし、心や体が疲れているときは、ごはんと具沢山のおみそ汁とお刺身というメニューが鉄板です。さらにお豆腐か納豆が付いていたら、もう最高。ここでのポイントは、お刺身もお豆腐も納豆も、全然自分でつくってないじゃん、というところ。私のいう丁寧な暮らしって、結局この程度のことなんです。
ほかにも朝起きたらすぐにベッドを整えるとか、キッチンに洗い物を残しておかないとか、洗濯物はすぐにたたんでしまうとか。ちなみに、気晴らしの定番である散財は禁物!大きなお買い物は、前向きな気持ちのときに限ります。
ある日、パリッとしたシャツに心惹かれて
そして最近、もうひとつ実践していることが、アイロンがけです。心が晴れないときこそパリッとしたシャツを着たいなと思ったのが、その発端。ちなみに私、アイロンがけも苦手なほうですし、面倒なことはなるべく避けたいので、普段はアイロンがけの必要のない服を中心に着ていますが、このときばかりは、そんな気持ちが高まって。それである夜、次の日に着ようと思ったシャツに、アイロンをかけてみることにしました。
シャツ自体は新しくない、何年も着続けているもの。それでも襟、そで、身ごろにと順にアイロンをかけていくごとに、「おぉ、きみはそんな顔をしていたのか」と、まっさらな状態へとよみがえってきます。その過程を見るのが、なんだか気持ちよくて!
きちんとした服を着ている私は、きっと大丈夫
きれいにアイロンをかけたシャツにそでを通した次の日も、もちろん心地いい。心はすっきりしていないけれど、きちんとした服を着ている私は、きっと大丈夫。そんな気分にさせてくれるのです。仕事柄、スーツやジャケットがマストな方にとってはあたりまえかもしれませんが、私は普段があまりにカジュアルなので、気づいていませんでした。よれっとした服を着ることと、キッチンに洗い物を残しておくことって、なんだか似ている。生活のちょっとしただらしなさが漏れ出ていて、じわじわと自分のことが好きじゃなくなる原因になりそうです。
日々の着こなしが、自分にもたらしてくれるもの。また新しい発見があった、最近の出来事でした。

【今日のひと手間】
気分が落ち込んでいた時期は、読書も積極的にしていました。私が愛用している三種の神器がこちら!上から、ウカンムリクリップ、ブックライト、極細ふせんです。読みたいページを開いて止めておけるウカンムリクリップは、文字が透けて見えるクリアタイプがおすすめ。夜の読書にぴったりなブックライトは、本の表紙に挟み込んで使える仕様で、旅などにも持って行けますし、ベッドサイドに置いておけば懐中電灯代わりにも。気になる部分にマーキングするための極細ふせんも、文字が透けて見えるクリアカラーを選んでいます。皆さんも、素敵な読書ライフを〜!

イラスト/柿崎こうこ

editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。



