こんにちは、editor_kaoです。

この連載が始まった当初から、「これからはトレンドに流されたり、周囲の目を気にすることなく、自分らしいおしゃれを目指したい!」という気持ちを軸に、書き続けてきました。今もその気持ちは変わっていないけれど、「自分本位な着こなしをする」という意味でも、もちろんなくて。訪れる場所や、誰に会うかで、おのずと選ぶ服は変わります。
自分のワードローブにないブランドの展示会、何を着ていく?
私の場合、展示会に行くときがまさにそれで、ファッション界では、そのブランドのアイテムを身につけることが、基本的なマナーとされています。が、正直もっていないことも多く、毎回は難しい。私はそんなとき(って、そんなときばっかりだけど)、「残念ながらもってはいないのですが、ブランドに興味はあるんです」感のある、着こなしを選んでいます。
ピンチを救うかもしれない⁉︎お気に入りのアクセサリー
たとえば近々、ロマンティックなデザインで知られるバッグ&靴ブランドのクリエイティブ・ディレクターの来日インタビューがあるのですが、どんな着こなしで行こうと思っているか。彼が就任してからのコレクションは、ワードローブにない。そして、そもそも私のワードローブに、ロマンティック要素というものが薄い。これは、なかなかのピンチです。でもブランドの世界観は夢にあふれていて好きですし、(予算が許されるなら)欲しいものもある。その気持ちだけでも伝えられたら……と、考えていたのですが、なんとか「これなら思いが通じるかも」というアイテムが見つかりました!それは、グリーンの天然石でつくられたネックレスです。
伝われ!ブランドへの愛を、自然モチーフのネックレスに込めて
これは、日本人のアクセサリー作家による1点もので、今となっては石の名前を忘れてしまいましたが、丸い大粒の石が連なったデザイン。そしてサイドに、これまた素材は全然わかりませんが、花や鳥のモチーフがあしらわれた、ものすごーくかわいいネックレスです(最後に画像を載せておきますので、気になった方はそちらをチェック!)。繊細ですし、やや重みもあるので、デイリーに身につけるタイプではありませんが、大人っぽさと甘さのバランスが絶妙で、お気に入り。そしてなんといっても、自然モチーフは世界共通。果たしてディレクターが、どこまで私の着こなしを気にするかはわかりませんが、少なくとも私が、そのブランドの世界観を好きでいることは伝わるのではないかと。作家の創造性やクラフツマンシップが感じられるところも、手仕事へのリスペクトがあっていいかなぁと、勝手に想像しています。

相手にも自分にも嘘のない着こなしを
そんなふうに、「自分のために服を着たい」とはいうものの、縛りがある場合は、相手や場所と、自分のどこかに共通項を見つけて、着こなしを選ぶようにしています。そうすれば、相手に対しても自分に対しても嘘をつくことがないので、ストレスがありません。着たくもない服を着たり、ほしくもないアイテムを買うのは、もう避けたい。ルールやマナーの中で、自分らしさがどこかで少しでも表現できたら。そう思いながら、日々のコーディネートを考えています。
【今日のひと手間】
今度の取材で、私が身につける予定のネックレスはこちら!当日の天候によりますが、黒か白のブラウスに合わせようと思っています。“マーダーポーレン”という、天然石を使ったアクセサリーブランドで、作家の方が手作業で制作しているもの。寓話的でありながら、素材を贅沢に使っているぶん、大人っぽい雰囲気があるんです。石やモチーフの組み合わせによっても印象がかなり違うから、眺めているだけで楽しいです。


editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。



