人気ラジオ DJ・サッシャがナビゲート! CHEMISTRYの生き方

◆Guest Artist:CHEMISTRY
川畑 要(右)、堂珍嘉邦(左)からなるヴォーカル・デュオ。グループ名のCHEMISTRYは、ふたりのヴォーカリストが生み出す〝音楽的化学反応〟に由来している。デビュー以来のCD総売上枚数は1800万枚にものぼる、日本を代表するアーティスト!
◆Host:サッシャ
1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。日本語・ドイツ語・英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター。『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にレギュラー出演するほか、モータースポーツをはじめとするスポーツ実況など多方面で活躍中。
CHEMISTRYの軌跡
2001年 テレビ東京系「ASAYAN超男子。オーディション」にて結成
デビューシングル『PIECES OF A DREAM』がミリオンヒット、
1stアルバム『The Way We Are』は300万枚をセールス
NHK紅白歌合戦にも初出場し、ヴォーカル・デュオの代表的存在に
2012年 それぞれがソロ活動に専念することを発表し、グループ活動を休止
2017年 ワンマンライブ『CHEMISTRY LIVE 2017 –TWO–』でグループ活動を再開
2026年 デビュー25周年を迎える

CHEMISTRYのこれまでとこれからをインタビュー
【デビュー25周年!】デビューから25年、47歳。人生の約半分がケミストリー
サッシャ(以下、S):今月のゲストは、デビュー25周年記念カバーベストアルバム『Still Shine – Her Songs, Our Harmony -』をリリースしたケミストリー! 何枚目のベストアルバムになりますか?
堂珍(以下、D):5周年、10周年、再始動後、20周年…これが5枚目かな。
川畑(以下、K):でも、カバーアルバムのベストとしてはこれが初めてだよね。デビュー前にリリースした『最後の夜』から新録曲まで、収録された7曲で各年代の僕たちを追える内容になっています。
S:この1枚に25年が詰まってるってすごい。どうですか、25年ですよ。
D:22歳からスタートして…人生の約半分をケミストリーに捧げてますね。
K:こんなに長く続くなんて、思ってなかったよね。

D:「47歳おめでとう」って(川畑)要の誕生日に連絡したとき、「47歳を祝う世界線が…!」と思った(笑)。
S:ケミストリーが47歳ってことにも驚く! 今回、あえてアルバムの詳細情報を頭に入れずに曲を聴いてみたんですけど、『最後の夜』はセルフカバーで新録したのかと思ったんです。そうしたら25年前のオリジナルで。進化はしているけれど、いい意味で変わっていない。声を保っているというのかな。
D:保とうとしているわけでもないんですけどね。でも、やり続ければ衰えないということなんだと思います。
K:いや〜、うれしいね。
【活動休止と再始動】再び切ったスタートはふたりにとって必然だった
S:25年の長いキャリア。ターニングポイントを挙げるとしたら?
D:12年目に活動を休止して、それぞれソロ活動をしながら、またケミストリーに戻ってきたことですかね。
K:そこはデカかったよね。今でもソロ活動はそれぞれ継続しているし。デビューしてからしばらくは、自分たちを客観的に見られていなかった…というか、冷静に振り返る暇がなかったんですよ。

S:デビュー曲からミリオンヒットを飛ばして、紅白歌合戦も出て… まさに音楽シーンを駆け抜けていましたよね。
K:初めてベストアルバムを出したときかな。それまでにリリースした曲を並べて、「自分たちはこんなことをしてきたんだ」と振り返ったら、ソロでもやってみたいという気持ちが強くなって。それから、その気持ちがどんどん大きくなっていきました。
S:そうして活動を休止して、約5年後に再始動。そのきっかけは?
K:僕が(堂珍)嘉邦にメールしたんです。年末にテレビを観ていて、「俺たちもよく出てたな。俺たちもまだ全然やれるよな」とふと思って。そもそも〝解散〟ではなく〝活動休止〟だったので、いつかは戻るものだと思ってはいたんです。
S:連絡がきて、どうでした?
D:ドキドキしましたよ(笑)。
K:しばらく返信なかったよね? (笑) これは考えてる風なんだろうなって。
D:〝風〟って!(笑)
S:向こうは同じ気持ちじゃないかもしれない… と不安になりました?
K:そういうのはなかったですね。
D:返信するまでに時間はかかったけど、断ることはなかったと思います。

S:ある意味、オーディション番組内で〝決められた〟組み合わせでスタートしたふたりだったけれど、このときは違っていたんですね。
D:お互いが必要だと思って、必然的にふたりで集まってスタートした。そこはやっぱり違いますね。
S:再始動してから、関係性は変わったりしました?
D:以前より、お互いのいいところを尊重できるようになりましたね。今となっては、もう何周してるんだろうって感じですけど(笑)。
S:堂珍さんから見た、川畑さんのいいところって?
D:前向きなところとか、ピュアなところとか。それが今の要をつくっていると思います。
S:川畑さんから見た堂珍さんは?
K:見た目の印象で、僕のほうが強そうに思われているかもしれないけど、のども含めて嘉邦はとにかくタフ。舞台をやりながらライブもやったり、そういうところはリスペクトしてますね。
D:初めて聞いたんだけど(笑)
S:わざわざお互いのいいところを言い合ったりしないですよね(笑)
D:対談相手がサッシャさんだから、ついつい話しちゃうんですよ! (笑)

【〝30歳〟に思うこと】過去に後悔はない。今を全力で楽しむだけ
S:年齢で考えると、ケミストリーのターニングポイントはふたりが30歳を過ぎたころに訪れたんですね。実はOggiって「働く30歳から」をキーワードにしている雑誌なんです。
K:自分たちもそうだったけど、変化をほしがる時期ですよね。
S:社会人としての自我みたいなものが出てくるころかもしれませんね。
K:最近の人たちは、特に早そう。
D:独立して自分でやっていくスタイルの人も今はたくさんいますよね。
S:起業をして働いているという読者もすごく多いです。
K:その感じ、大好きです! 自分の人生だから、納得いくまでやったほうがいいと思うし、すごく応援してます。僕、デビューしてから〝マルチシンガー〟ってふざけて名乗っていたんです。でも実はギャグでもなんでもなくて。歌が好きだから歌い続けるけど、それだけで人生を終わらせる気はない。自分の可能性、やりたいことは率先してつかみにいきたい。この気持ちは昔も今も変わらないですね。
S:履けるわらじは何足でも履く、みたいな?
K:それでいいと思います。昔は「二足はダメ」とよく言われましたけど、それがすごく嫌いだったんです。どんどん行動していくのが自分自身も好きだし、そういう人を応援してます。
D:30歳のころかぁ… 僕は演技や舞台の仕事にも足を踏み入れ始めたタイミングですね。いろいろとやっておかないと自分が終わる。成長しないと…と思っていたら、偶然そういった話がやってきて。
S:不思議な縁ですね。音楽とは違う世界、どうでした?
D:いろんな人がいるんだなって。僕よりずっと年上で、ずっと役者だけをやっている人を見るとすごいなって思うんです。そういう生き方は自分には難しい気がして。

S:「あのときこうしていれば…」なんて考えることはないですか?
K:ないですね。そのときはそのときでやりきっているし、振り返ってもなんにもならないから。
D:「たられば」を言っても、しんどくなるだけだもんね。
K:そうそう。失敗も成功も、同じ場所にあるものだと思うから。
S:堂珍さんも過去に後悔はない?
D:ないですね。もちろん人間だから、頭をよぎることはあるけど… そう考えていてもネガティブになってしまうだけなので。人生の分かれ道はたくさんあったけど、選択した道が自分の運命。この道を選んだ自分、ここまで歩いてきた自分を肯定してあげなきゃ! 凹んじゃうときもあるから(笑)。
S:これから進む道でやりたいことは?
K:まずは25周年を駆け抜けて、どんな感じになるかを知りたいですよね。10年後のことなんてわからないから、変に目標も立てたくない。今を楽しみながら、全力でやっていくのみです。
S:でも、60歳になってもふたりで歌っていそうですね。ソロアーティストとしての表現も、ケミストリーとしての表現も、経験を十分にもっている。両方の可能性が広がっている楽しさが、ふたりから伝わってくるんです。もっといろいろなアイディアが実現しそうな気がする!
K:実現できるように歌い続けます!
CHEMISTRYの素顔が見える5つの質問

Q1.あなたにとって「働く」とは?
A.生活のハリ(川畑)
暮らすこと(堂珍)
Q2.人生でいちばん緊張したのは、いつ、どんなとき?
A.デビュー直後の初ライブ(川畑)
日韓W杯のライブ(堂珍)
「どこを見て歌えばいいかわからなくて、緑の非常階段マークをずっと見ていたことを覚えています(笑)」(川畑)
「ほとんどライブ経験がなくて、本当に大丈夫なのか!? と… (苦笑)」(堂珍)
Q3.元気がほしいときに聴く一曲は?
A.EMINEMの『Lose Yourself』(川畑)
King & Princeの『Theater』(堂珍)
Q4.あなたにとって「贅沢」とは?
A.ライブをすること(川畑)
整っていること(堂珍)
「自分の歌を聴いて、人生が救われたと言っていただけることもある。その反応が幸せですよね」(川畑)
「こうした撮影現場もライブも、〝整えられた環境〟に感謝!」(堂珍)
Q.そろそろ卒業したいと思っていることは何?
A.トレーニングをしすぎるところ(川畑)
トレーニングをしなさすぎるところ(堂珍)
カバーベストアルバム『Still Shine – Her Songs, Our Harmony -』大好評発売中!

デビュー25周年を記念した同作は、女性シンガー楽曲に絞ってのカバーベストアルバム。新録曲のほか、プレデビュー曲である『最後の夜』(葛谷葉子)や『SWEET MEMORIES』(松田聖子)、『ミ・アモーレ』(中森明菜)など過去にリリースしたカバー曲を含む、全7曲を収録。[通常盤]¥3,000(ソニー・ミュージックレーベルズ)
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【CHEMISTRY衣装】[川畑さん分]〝クアトロッキ〟のジャケット¥99,000・〝インターナショナルギャラリー ビームス〟のパンツ¥29,700(インターナショナルギャラリー ビームス) シャツ¥121,000(スタジオ ファブワーク〈HELLO I’m KAZUKI NAGAYAMA〉) タイ¥23,100(ビームスF〈ホリデー & ブラウン〉) その他/スタイリスト私物 [堂珍さん分]シャツ¥121,000(スタジオ ファブワーク〈HELLO I’m KAZUKI NAGAYAMA〉) タイ¥48,400(ビームスF〈アット ヴァンヌッチ〉) その他/スタイリスト私物
【サッシャさん衣装】すべてスタイリスト私物
インターナショナルギャラリー ビームス 03-3470-3948
スタジオ ファブワーク 03-6438-9575
ビームスF 03-3470-3946
2026年Oggi5月号「働く私にMusik」より
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company) スタイリスト/壽村太一 ヘア&メイク/関東沙織(CHEMISTRY分)、塩田勝樹(Sui/サッシャさん分) 撮影協力/AWABEES 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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