「圭介のダメなところや人間臭い部分は、共感できるところがたくさんありました」
前回のインタビューでは作品や共演者、監督・水谷豊さんについてのお話をうかがいましたが、今回は町田さんご自身のことについてもお話しいただきました。
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――町田さんはすごく完璧に見えますが、弱点はありますか?
そんなことないですよ! 最近は、“完璧”と思ってもらえるような役柄を多くやらせてもらっているので、印象に残ってそう思ってくださるのかもしれないですが、僕自身は全然大したことないです。漢字も弱いし…(笑)。読めない漢字があると台本に読み仮名を振るところから始めるので、恥ずかしいことも結構ありますよ。怠け者になって、「眠たいけど、これやらなきゃ…。でも、寝ちゃおう」となる日もある。みんなそうじゃないですかね?

――そういう意味では今回の役は人間味がある役ですが、その点で意識したことはありますか?
準備段階では(圭介は)フラストレーションが溜まっているがゆえに、ちょっとスレているのかなと思っていたんです。でも、いざ現場に入って水谷監督からの演出を受けてお芝居をしてみると、僕が思っていた“圭介のダメな部分”がすごくチャーミングに転換されていました。そう見えるように水谷監督がキャラクター像を広げてくださるんですよ。だから、なるほど!と納得し、そう演じていいんだと学びましたし、そういうところが劇中で楽しく見える。「圭介本人からしたら真面目にやっていることが、観た人は面白味を感じる」という見せ方を通して、良い経験をさせてもらいました。水谷さんによって、僕が考えていた圭介像をどんどん膨らませていただいた印象です。

――圭介に共感する部分はありましたか?
ありましたね。自分がやれば何か変わるかもしれないけれど、他のことや環境のせいにしてしまうことは少なからずあるので、そういう気持ちを役に投影出来ればいいなと思いました。そこで生まれてくる人間的にダメな部分が面白くコミカルに映れば、結果的に成功かなと思って演じました。好きなことに一生懸命になればなるほど、現実とのギャップで溜め込む経験は僕にもあります。そういうときにどこで発散するべきかがわからなかったこともあったので、圭介にはたくさん共感できました。溜まっているフラストレーションはどこから来るのか、音楽が好きなゆえにそういう行動をとるのだろうかと、自分と当てはまる部分はかなりありました。演じている中に僕の要素も投影されていると思います。
――逆に、ここはちょっと圭介とは違うなという部分はありますか?
あんなにトランペットを吹けないですね(笑)。長年続けるのはすごいことだし、素晴らしいと思います。僕はここまでハマっていることがないから、この作品の登場人物たちが羨ましいです。それだけの熱を投影出来るのはすごく良いなと思います。
――この映画の登場人物のように人生を捧げる、というほどではないとしても、気分転換にする趣味はありますか?
ほとんどないんですよね。強いて言うならば、野球です。草野球はやりますが、何か熱を注げる趣味に出会いたいですね。でも、この仕事はいろんなことに挑戦できて、触れられるので楽しいです。今回のトランペットもまさにそうですが、オーケストラで演奏するなんて想像していなかったこと。もしかしたらそういう体験が仕事でできるので、満足しているのかもしれないですね。『仕事が趣味』とおっしゃる方もいますが、僕はその辺りはいまだによくわかってないんです。仕事は仕事、と思っていますが、その中でも楽しいことはたくさんありますから。
――この仕事を始める前、何かやっていたことはありましたか?
移り変わりが激しくて『るろうに剣心』に影響されて剣道を始めたり、機械に興味があって、航空系の学校に通ったり。そこから新しいことを何かやろうかなと思って興味を持ったのがダンスで、それまで1回も習ったことがなかったのですが、まずはやってみようと挑戦しました。そうやって興味のわく方向に動いてきた人生。俳優業はそういう興味がわくことがたくさん散りばめられているから、僕はすごく好きなんだと思います。でも、もし人生を捧げたいものが現れたら、そっちをやっちゃうかもしれないですね(笑)。「町田啓太、最近見ないな」と思ったら、違うことをやっている可能性もあります。そこは自分の気持ちに素直に動きたいですが、今はそんなことは全く考える余地もなくこの仕事を楽しんでいます。

――今後、水谷さんとご一緒する時はどんな作品に出たいですか?
もしまたご一緒できる機会があったらうれしいです。役柄はわからないですが、より多くのシーンで共演出来る役がいいですかね(笑)。今回はちょっとだけというか、ふたりだけのシーンなどはなかったので、願望としてはそうだったらいいなと思います。
――映画の中では「音楽」が登場人物にとって大事だったように町田さんにとって、なくてはならないものを3つほど挙げてください
現時点では、トレーニング、プロテイン、ささみ。ちょうど、そろそろプロテインの時間になるので…今まさになくてはならないんですよ(笑)。本当にすみません、前回のDomaniさんの取材と同様に筋肉の話になってしまって…。最近はマッチョな回答になりがちです(笑)

――休みの日の理想的な過ごし方は?
理想でいいですか?休みになったら、そろそろ遠出したいですね。行けるところならどこでもいいですが、ゆったりほのぼのと過ごしたい。これからの時期、暑くなりますから、涼しめの北海道もいいですし、沖縄や東南アジアのような南国もいいな。行きたいところがいっぱいあります。そうやってリフレッシュしたり、違う文化に触れてインプットする体験がしたいなと思います。
――遠出できたら、旅先で何がしたいですか?
おいしいものや地元の名産品は、絶対に押さえておきたいです。北海道だったらやっぱり魚介類ですね。海産物もたんぱく質が結構摂れるのでいいですよね(笑)。
――なるほど。ここでマッチョトークに繋がるんですね(笑)。休みの日はあえて計画を立てずに気の向くままに過ごしたいか、前々から計画して過ごしたいか、町田さんはどちらのタイプですか?
割と不安になるので、計画したいタイプかもしれないです。行き当たりばったりも好きですが、さすがに海外に行くことになってパスポートや航空券が取れていないのはまずいので…(笑)。でも現地に着いてからの行き当たりばったりは楽しいから両方かな。

――主演の檀れいさんは、“リーダーシップを取ってみんなを率いながら仕事も頑張る女性”という役柄。そういう好きなことも仕事も頑張るパワフルな女性は、町田さんの目にはどんな風に映りましたか?
そうですね。単純ですが、素晴らしいなと思います。男女問わず素晴らしいことだと思いますが、そういうパワフルな女性はより一層素晴らしいな、素敵だなと思います。
――仕事といえば、圭介は好きな音楽をやりながら車の販売職をしていましたね
そうですね、全然仕事していない役で…(笑)。上司役のHideboHさんに『お前ちゃんと仕事してんのか』と怒られるやりとりがもう楽しくて!
――コメディ要素のあるシーンも多く、壮大なクラシック音楽とのコントラストがまた魅力なように感じました
登場人物たちは、本当に大丈夫か?と心配になる人たちがほとんどですが、すごくチャーミングで楽器を演奏した時に全く人が変わって見える。それだけ音楽に対して熱のある人たちの日常を温かく、そして面白く描いているので、そのギャップも本作の見どころのひとつを担っています。
――水谷さんとご一緒されてから、仕事への考えが変わったところはありますか?
もちろんあります。改めてそう感じたところもありますし、すごく影響を受けました。本当に素敵な方で、僕にとって出会えて良かったすごくスペシャルな存在。ご一緒してから、仕事へのアプローチはかなり変わっていると実感しています。
――そんな町田さんが仕事をする上で、一番大事にしていることは何ですか?
今回、水谷さんから改めて学んだのですが、「楽しむこと」。これに尽きるなと思いました。

町田啓太さんサイン入りチェキを1名様にプレゼント!

【応募の方法】※終了しています
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※当選のご連絡は、7月上旬を予定しております。この連絡をもって当選者の発表と代えさせていただきます。当選についてはTwitterのDMでご連絡いたしますので、DomaniのアカウントからDMが受け取れる状態にしておいてください。DM送付後、3日以上ご連絡いただけない場合は、自動的に当選キャンセルになりますので、あらかじめご了承ください。
※当落のお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
※いただいた個人情報はプレゼントの抽選、当選者へのご連絡以外には使用しません。
※プレゼントは日本国内の発送のみとなります。
【取材MEMO】
チェキにサインをいただく際、「もし可能なら何かイラストをお願いします!」とリクエスト(無茶ぶりとも言います)。「なんだろうなあ」と悩む町田さんに、「たとえばトランペットとか、作品にちなんだものだとうれしいです」と難易度高めなリクエストをしてしまったのですが、(一生懸命描きながら)「トランペット…これ、わかりますか?(笑)」と笑いながら、とても上手にトランペットを描いてくださいました。ちなみにベル部分から描いておられました!
俳優 町田啓太
まちだ・けいた/1990年7月4日生まれ。群馬県出身。O型。183cm。劇団EXILEのメンバー。ドラマや映画、舞台と幅広く活動し、数々の話題作に出演。最近は、フジテレビ系ドラマ「SUPER RICH」宮村 空役、テレビ東京系ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」黒沢優一役、NHK大河ドラマ「青天を衝け」土方歳三役での好演で高評価を得た。2022年4月に公開した映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』が大ヒット。NHK総合にて毎週金曜23:15~「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」がレギュラー放送中。映画「太陽とボレロ」が6月3日公開。また、7月期のフジテレビ系新ドラマ『テッパチ!』(毎週水曜22:00〜)で主演を務める。<公式Instagram:keita_machida_official
映画「太陽とボレロ」
【STORY】
「今日、私たちは、解散をします。」
ある地方都市で18年間活動を続けてきたアマチュア交響楽団の解散が決まった。
それを期に超個性派の楽団メンバーの人生も大迷走!主宰者の花村理子は彼らに翻弄されながらも最後のコンサートを計画するが不協和音が響き、問題山積みの中、全員の様々な思いをのせたコンサートがはじまってしまう。理子はバラバラの楽団員を一つにできるのか?最後のそして最高の舞台となるのか?
【作品情報】
出演:檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア
田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次
六平直政、山中崇史、河相我聞、原田龍二、檀ふみ
水谷豊
監督・脚本:水谷豊
制作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション 配給:東映
©2022「太陽とボレロ」製作委員会
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) スタイリスト/Eiji Ishikawa(TableRockStudio) ヘア&メイク/Kohey(HAKU) 構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子



