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2025.12.12

山下幸輝が今、高校時代の自分に声をかけるなら?|WOWOW『ストロボ・エッジ』インタビュー

現在放送/配信中の連続ドラマW-30「ストロボ・エッジ」。安堂拓海役を演じる山下幸輝さんにインタビュー。作品のこと、ご自身のこと、さまざまなお話を聞かせてもらいました。

珠玉の名作が初の連続ドラマ化!『ストロボ・エッジ』に出演中の山下幸輝さんにインタビュー

絶賛放送・配信中の連続ドラマW-30「ストロボ・エッジ」。咲坂伊緒の大ヒット漫画を原作に、高校生のまっすぐでみずみずしい初恋を描く、本格青春ラブストーリー。2026年に は、物語の後半となるSeason2の放送・配信がスタートします。

ヒロイン・木下仁菜子役は福本莉子さん、仁菜子の初恋の相手・一ノ瀬 蓮役は高橋恭平さん。そして仁菜子が蓮に抱く想いを知りながら、彼女を本気で好きになる安堂拓海を演じるのは、山下幸輝さんです。「いわゆる“当て馬”役はすごくやってみたかったんです」と話す山下さんは、青春群像劇をどのように演じたのでしょうか。

10年経っても、20年経っても、変わらずにドキドキできる作品です

山下幸輝さん バストアップ

──たくさんのファンに愛される作品の初の連続ドラマ化ですが、原作との距離感は、どう意識しましたか?

脚本を読んだ時、「贅沢やな〜!」と思いました。Season1も2も、原作の名シーン・名台詞がこれでもかとふんだんに詰め込まれていて。だからこそ僕も原作の魅力を表現できるように、撮影前にたくさん漫画を読んで、安堂のちょっとした仕草や表情まで意識するようにしました。そのうえで、「山下幸輝のエッセンス」と言いますか…僕らしい安堂になるように演じています。

──山下さんらしい安堂を作るうえで、気をつけたポイントは。

安堂は一見軽い男に見えますが、本当は不器用で繊細な人です。そのバランスを崩さないように、「軽さ」は音だけで表現するようにしていました。声のトーンは軽く、表情には、心のなかにある本当の想いがにじみでるようにと。

──「音を意識する」という表現が、WILD BLUEで音楽活動にも取り組んでいる山下さんらしいと感じます。

お芝居とアーティスト活動が、それぞれに影響しあっている気がします。お芝居は「マルチタスク」。動作しながら台詞をしゃべるって想像以上に難しいんです。けれど僕はダンス経験があったからこそ、早いうちから「動ける」ようになりました。逆にアーティスト活動では、表情の作り方をお芝居から活かせています。表情って、単なる顔の動きではなく気持ちからにじみでるもの。そんなナチュラルな表現は、お芝居から身に付くことが多いです。

【WILD BLUE】祝デビュー1周年! ミニ連載全10回を振り返り

──高校生のまっすぐな恋愛を描いた今作。大人になった今だからこそ、共感したことはありますか?

「大人だからこそ」というよりも、いくつになっても共感できますし、ドキドキできるストーリーだと思います。僕は原作漫画を読むと、初めて読んだときと変わらずドキドキするんです。10年経っても20年経っても、同じ気持ちで観られるような気がしています。

──原作漫画の連載時に10代だった読者が、ちょうど今Oggi世代である30代になっている頃ですよね。

自信を持って、年齢関係なくドキドキできる作品だと言えます。僕より上の世代のみなさんも、ご自身の青春時代を思い出しながら観てもらえるとうれしいです。

──山下さんご自身は、撮影を通して10代の思い出を擬似体験できましたか?

制服を着て、学校で撮影するだけでも当時に帰るような感覚ですよね。カフェの帰り道のシーン、夜の匂いや空気感すら、懐かしい記憶を思い出させました。

──共演の福本莉子さん、高橋恭平さんの印象はいかがですか。

福本さん、恭平くん、そして僕は3人とも関西人という共通点があって。本読みの時に恭平くんから「関西人ですよね?」と声をかけてくれました。僕、ちょっと独特なツッコミをしがちなんですが…「ばかやろ!(と言って自分の手の甲を叩く)」みたいな。それを恭平くんがいじって、福本さんも和んでくれる。そんな穏やかな現場でした。

福本さんは、原作の単行本を現場に持ち込んで、真剣に読んでいた姿が印象に残っています。原作のエピソードひとつひとつを、本当に大事にしていることが伝わってきましたね。

恭平くん本人は人見知りだと言っているらしいですが…絶対に違う(笑)。顔をあわせてからずっと、他愛もない話で盛り上がっていました。恭平くん演じる蓮と僕が演じる安堂は中学からの仲、という背景があるので、ふたりの関係性を作るためにも、そんな時間が大切だったと思います。

ただ、恭平くんはごはんを食べている時は食事に集中していてしゃべれないんです。だから食事休憩中だけはごはんに集中して黙々と食べていました(笑)。

山下幸輝さん 全身

──では、これから放送・配信されるSeason2の見どころを教えてください。

Season 1も2も、原作へのリスペクトを込めて、連続ドラマだからこそ表現できる魅力を最大限に出そうとキャストもスタッフも全力でやっています。どんな世代でも共感してもらえる作品だと思うので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

そしてSeason 2では、安堂と蓮の過去が深掘りされます。軽い男に見えていた安堂の、「深さ」が明るみになので楽しみにしてください。Season2を観たら、安堂のファンになっちゃうかもしれませんよ…? きっとSeason1も見返したくなると思います!

どんな道でもいい。それを選んだ自分の心にある、勇気やワクワクを信じて

──ここからは、山下さん自身のことも深掘っていきたいと思います。「好きが積もる瞬間のまぶしさ」が今作の大きなテーマになっていますが、山下さんの「心が動く瞬間」はどんな時ですか?

「何かひとつに集中している時」だと思います。お芝居でも、ずっと続けているダンスでも。「今、成長している。その途中にいる」と実感する瞬間、とてもワクワクするんです。

──もし今、高校時代の自分に声をかけられるなら?

「そのままでいてね」と言います。高校生のころはダンスに没頭して、ダンスのことばかり考えていたけれど、それでいいんだぜ!と。

──アドバイスではなく、「そのままでいい」なんて、なかなか言えることではないと思います。

そう言えるくらい、僕は「今の自分」にしっかり自信を持てています!

──では今、山下さんが大好きなものはなんですか?

カレーかな。母の作るカレーがいちばん好きです。料理上手で、一度に何種類も作るんですよ。中辛、甘口、辛口、チキン、ビーフ…という感じで。「そんなに食べられないよ!」って思うじゃないですか。でもカレー大好きな山下家は食べるんですよね(笑)。きのこがたっぷり入っていて、ジャガイモが入っていないのがこだわりです。

──まるでお店のようですね。ちなみに山下さんご自身は、お料理をしますか?

そうなんです。子供心に「すごい量作るな…」と感じていました(笑)。料理ですか? 上京したてのころは僕も豚汁とか、生姜焼きとか、簡単なものを作っていたんですが、最近は全然作っていなくて。まだまったくできていませんが、これからちゃんとやりたいなと思っているところです。

山下幸輝さん モノクロ

──忙しいなか、気持ちをリセットするためにすることはありますか?

お香を炊きます。白檀の香りが好きで、見つけたらついつい買ってしまうんです。不思議と実家にいるような、落ち着いた気持ちになるんですよね。実家で白檀の香りがしていたわけじゃないのに(笑)。

1本のお香でだいたい30分くらいもちます。寝る前に焚いて、考え事をしたり、スマホを見たりしているとちょうどお香が消えて、そしたら寝る。たいていのことは、寝たら忘れます。

──『ストロボ・エッジ』では“恋する勇気”が描かれていますが、山下さんにとって「勇気を出した瞬間」は?

この世界に入った時でしょうか。とくにお芝居に挑戦した時は、何もかもわからない状態だったので大きな勇気が必要でした。でも、それ以上にワクワクが勝ったんですよね。もともと姉がお芝居をやっていて、演技は身近な存在でした。学生時代は自分が芝居をするなんて想像していなかったけれど、「演技の仕事をやってみませんか?」とお話がきた時、迷わず「やります」と言えたんです。その時、背中を押してくれたのは、「ワクワク感」だったと思います。

──今まさに、何かに挑戦する勇気が欲しい!という人に、山下さんはどんな言葉をかけますか。

僕、好きな言葉があるんですが──DISH//さんの“沈丁花”にある「選ぶ道より、選ぶ勇気じゃない?」という歌詞。どんな道でもいい、それを選んだ自分の心にある、勇気やワクワクを信じてほしい。そう言ってあげたいです。

──素敵な言葉をありがとうございます。では最後に、働くOggi世代にメッセージをお願いします。

(満面の笑みで)僕を観て、お仕事がんばって!そして僕が出演している『ストロボ・エッジ』もぜひ観てくださいね。

連続ドラマW-30「ストロボ・エッジ」

eason1〈全6話〉
WOWOWにて毎週金曜午後11時 最新話放送
TVerにて最新話を見逃し配信
WOWOWオンデマンドでSeason1〈全6話〉 一挙配信中

番組公式サイト

撮影/尾崎玲央(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/寺澤はるか スタイリスト/山田莉樹 取材・文/徳永留依子

俳優 山下幸輝

2001年大阪生まれ。2020年、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに選ばれる。主な出演作にドラマ『君の花になる』、『ガチ恋粘着獣』『プロバガンダゲーム』、映画『【推しの子】-The Final Act-』、『WIND BREAKER / ウィンドブレイカー』など。5人組ボーイズグループ・WILD BLUEのリーダーとしても活躍中。
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