佐藤健は当日に自身でアレンジした衣装で登場
2025年9月6日、さいたまスーパーアリーナで開催されたTGCに、Netflixシリーズ「グラスハート」の劇中に登場するバンド「TENBLANK」がシークレットステージに登場!
「グラスハート」は、孤高の天才ミュージシャンが率いる4人組バンドを中心に展開される青春音楽ストーリー。7月31日からNetflixで全世界配信されるや否や、配信直後から日本の「今日のシリーズTOP10」で1位を獲得し、現在もハマる人が続出している作品です。
現実世界でもメジャーデビューすることが発表され話題となったTENBLANKの楽曲「旋律と結晶」のMVが突如映し出されると、会場から大歓声が。
TGC初出演となる佐藤健さんと宮﨑優さん、さらに町田啓太さんと志尊淳さんといったバンドメンバーが姿を現しランウェイを歩くと、割れんばかりの大歓声が飛び交いました。


トップでは4人が肩を組んで集合。メインステージに戻ると、4人でハートポーズをし、キュートな笑顔をのぞかせました。

TENBLANKとしてのTGC出演について佐藤さんは「まずはTGC20周年おめでとうございます。このような記念すべきステージに呼んでいただき非常に光栄です。本日は本当にありがとうございます! 」とコメント。
― 今回の出演に至った経緯は?
志尊さん(以下敬称略):3日前、僕が1人で出演する予定があることをみんなでご飯を食べているときに話したら『俺たちみんなスケジュール空いてるからみんなで行くか』ってなったんです。
佐藤さん(以下敬称略):僕は主催の方と付き合いが長いので、その場で『急遽出られないかな』って電話で相談したら快く受け入れてくれて。だからステージや映像も急遽スタッフさんが準備してくださって。本当に頭が下がります。ありがとうございます。
志尊:『グラスハートの宣伝をどこかで誰かできる? 』って話になったときに『僕今度TGCに出演するので、みなさんの話をしてきます! 』って言ったらみんなが『まあ、(スケジュール)空いてるけど? 』みたいな感じになって(笑)。
― 出演してみていかがですか?
宮﨑さん(以下敬称略):みんなが憧れる場所に立ててとてもうれしかったです。すっごい緊張して震えが止まらなくて、みんながいて本当によかったなって思っています。
佐藤:一つだけみなさんにお聞きしたいことがあるんです! 急遽出演が決まったので、実は僕たち2人(佐藤・宮﨑)で昨日ウォーキングの練習をしたんです。ランウェイを歩くときは絶対にちょけないで、モデルさんのようにかっこよく歩くことを目標に一生懸命練習したんですけど、どうでした?
(会場から大きな拍手が巻き起こる)
佐藤:ありがとうございます。(ランウェイ)長かった〜。ちょっと心が折れそうになりながらも頑張りました。
― 町田さんはTGCの舞台お久しぶりですね
町田さん(以下敬称略):前回出演させてもらったのはだいぶ前なんですが、そのときは「withB」に扮しましたね。

町田:まさかまたwithBできるとは思っていなかったです(笑)。無理矢理来てwithBするとは。すみません(笑)。
志尊:かわいいよ町田くん!
最後に佐藤さんはNetflixで配信中の『グラスハート』について「我々は人生を懸けてロックバンドと向き合ってきました。ぜひ観ていただけたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました! 」とコメントしました。
ステージ後のTENBLANKにインタビュー!
ステージ後には囲み会見が行われ、TENBLANKの4人が揃って登場。報道陣からの質問に答えてくれました。
ランウェイを歩いてみていかがでしたか?
佐藤:ちょっと顔が難しかったですね。どんな顔をして歩いたらいいのかわからなくて、モデルさんってすごいなと思いました。

ランウェイを歩くにあたり、メンバーで準備や相談したことはありますが?
佐藤:(宮﨑さんの方を向き)言っちゃって。
宮﨑:昨日佐藤さんとウォーキングのレッスンをみっちり1〜2時間くらい受けて練習して、舞台袖とかでも4人でどうするかめちゃくちゃ話し合いました。
佐藤:最初は笑わず、キメ顔で歩こうって約束しましたね。
町田:僕らは最初ちょっと後ろを歩いていましたけど、2人のウォーキング素晴らしかったです。頭の位置も変わっていなかったですからね。
佐藤:ブレてなかった?
町田:全然ブレてなかった! ただ、さっきランウェイでの映像をみんなで見たんですよ。みんないい感じだったんですけど、優ちゃんがね。しっかりずっと真っ正面だけ見て突き進んでいたのが、なんか優ちゃんっぽくていいなと。
宮﨑:緊張しすぎて!

佐藤:2年間一緒にいたけど、初めて見る顔してた。
宮﨑:私もあんまり見たことないかもしれない(笑)。
佐藤:笑うでもない、キメてもない。かわいかったね。
町田:いい顔でしたね。
宮﨑:ありがとうございます!
志尊:2人とも初めてのランウェイということですが、自分が初めて歩くときはこんなに堂々とできなかったと思うので、素晴らしいなって。緊張してるって言ってるけどまったくその素振りがなかったし、すごいなって思いました。
宮﨑:みんなでご飯を食べているときに本当に急遽出演が決まったので、こんな感じで決まるんだってびっくりしました。ものすごいTENBLANKらしいステージになって、緊張もしたんですけどとても楽しかったです。
4人そろってのポージングはどなたが発案したものですか?
佐藤:流れかな、自然と出たよね。
志尊:確かに。特に決めてないですね。溢れ出たフィーリングでやりました。
町田:溢れ出てハートポーズが出ちゃったね。
佐藤:TENBLANKなんで!
宮﨑:よくわかんない(笑)。

その衣装を選んだ理由を教えてください
志尊:男子3人はスタイリストさんが同じなのですが、カメラに抜かれたとき、いかに統一感があってかっこよく映るかをトータルコーディネートで考えてくださいました。
佐藤:志尊は前々から出演が決まっていましたが、我々3人は3日前に出演が決まったので、衣装も急遽用意していただいて。志尊はやっぱり考え抜かれた衣装だよね。
町田:ゴージャスだね。
佐藤:俺とか、さっきこれ(ジャケットにつけているアクセサリーを差し)全部自分でつけたもん。
宮﨑:ほんとに!?
佐藤:そう、自分でバッジを持ってきてつけたの。
志尊:そうだったんだ!
宮﨑:すごい!

宮﨑・町田・志尊:(口々に)ほんとだ!
町田:えっ衣装につけていいの?
佐藤:自分で買ってつけました。
宮﨑・町田:素晴らしい。
志尊:自分でつけたにしては、すごいバランスよくない?
宮﨑:確かに。
佐藤:結果的にね。

町田:俺、何もつけてなくてごめん(笑)。
佐藤:いやいや!
志尊:シンプルな男・町田!
佐藤:インテリヤンキーみたいな。
町田:いやいや、ずっと言ってるねそれ(笑)。

(よく聞こえなかった志尊さんが宮﨑さんに「なんて言ってた? 」と聞き、宮﨑さんが佐藤さんのコメントを伝えるシーンも)
宮﨑:私は3人の衣装を見て、白がいいかなと思って選びました。あとキラキラさせたかったのもこだわりです!

佐藤さんは出身地でもある埼玉でのTGC出演についてどう感じていますか?
佐藤:確か僕が小学生のときにさいたまスーパーアリーナができたんですよね。中学のときは、ここの外とかにブレイクダンスの練習をしに来ていたので懐かしい場所です。
10月11日に行われれるファンミーティングにおいて、注目ポイントや意気込みを教えてください
(宮﨑さんをじっと見る佐藤さん)
宮﨑:わたし? えー…、これ言わない方がいいですよね?(佐藤さんに確認)
佐藤:ある程度は(大丈夫)。

宮﨑:TENBLANKに実際に会える機会で楽しみにしてくださっていると思うので、私たちもめちゃくちゃ練習しています!
町田:めちゃめちゃ練習してるってことは、そういうことだね。
志尊:すごいですよ。
町田:察していただければ。
志尊:アーティストを見に来る心づもりで見に来ていただけたら。
佐藤:やめてください(笑)。こういうのはいかにハードルを下げておくかが大事でしょ。
志尊:いやいやいや、ハードルを上げて、さらにそれを超えていこうよ。
町田:燃えてるねえ。

志尊:これまで佐藤健が僕らを強気に引っ張ってきてくれたんですが、ライブのこととなると、自分の歌が大変だということもあってちょっとずつ弱気になってるんですよ。
町田:そう、ちょっと弱気だから心配よね。
宮﨑:あわあわしてる。
佐藤:ミスチル歌っていい?
志尊:ダメです(笑)。これずーっと言ってます。
佐藤:中学生のときから歌い慣れてるミスチルだったらいけるんだけどな〜。
志尊:ダメです。TENBLANKの名曲たちをやりましょう。
佐藤:TENBLANKの曲は苦手なんです…。(弱気)ダメか。頑張ります。
ファンミーティングに向けてこういうポージングをしたいなどの構想はありますか?
4人:ポージング… ?
佐藤:(インタビュアーからの「バンドはポージングも大切かと思いますが…」の言葉を受け)バンドはポージングが大事なんですね。
町田:勉強になりました。
宮﨑:練習しないといけないですね!
町田:今みんなちょっと焦り始めてます(笑)
志尊:でも僕ら、作中で擬似ライブみたいな演奏シーンもやってきましたから、そのときを思い出してやるのみじゃないですか。
佐藤:ライブのよさって、その時々のお客さんの生の声や表情を感じられることだと思うので、あんまり決めずに! (メンバーの顔を見ながら)ね! その場で感じたままできたらと。
町田:うんうん。
志尊:確かに。今日みたいにね。
町田:たぶん何かしら出ると思うので。

ネタバレあり! メンバーが語る周囲の反響
世界中にTENBLANK人気が広がっている状況をどう感じていますか?
佐藤:ありがとうございます。全然実感がないんですが、喜んでくれているのはうれしいですね。エンターテイメントとか音楽って国境関係なくて、国境を超える力を持っていると僕は信じてるので、これからもどんどん世界に広まっていってくれたらうれしく思います。
グラスハート配信後の反響はいかがですか?
町田:反響の大きさをすごく実感しています。配信が始まってから 1か月以上経ってるんですけど、日を追うごとにどんどん広がっている感覚があって。みんなとも話していたんですけど。どこ行ってもグラスハートの話題が出るので、それだけ広く楽しんでもらえてるんだってすごく感じます。
具体的にどんな場面の反響が大きかったですか?
志尊:僕は「好きすぎて窒息しそうなんだけど」というセリフについてすごい言われます。
町田:名言だね。
志尊:ライブのどこかのタイミングで言いたいなと思って、これは記事にしないでください(笑)
3人:(笑)
町田:なんで言っちゃったんだろうね(笑)。
宮﨑:言っちゃったね(笑)!
志尊:(笑)。それが一番多いですね。

宮﨑:私は「野望はあります! 」というセリフと、10話でドラムを叩きながらお客さんに語りかけるシーンです。
(宮﨑さんが挙げたシーンの真似をする佐藤さん)
宮﨑:そんな声高くないです(笑)。
佐藤さんの番になると、町田さん・志尊さんが「もうわかるな」とそれぞれ呟きます。
佐藤:反響というか、手応えみたいなことでいうと、4人さまざまなプロモーションをする中で、町田啓太のかわいさが世の中にバレてるなって。
宮﨑:ああ〜。
町田:え(笑)?
佐藤:そういうところ!
宮﨑:オールナイトニッポンとか。
佐藤:そう! こんなにシュッとしてますけど、町田啓太がいかに面白かわいいかっていうのが世の中の人に伝わっているのが、一番の手応えです。
町田:いや、嘘でしょ!? もっといっぱいあるじゃん! そこじゃないでしょ(笑)。
佐藤:まだあんまり世の中の人は知らなかったかなって。

志尊:それでいうと、健もそうだと思う!〝THE 佐藤健〟って印象が強かった人からしたら、健がそんなふざける人って思ってなかったんじゃない?
深くうなずく町田さん、宮﨑さん。
町田:こんなにも健くんが場を回してくれる人っていう印象もあんまりなかったんじゃないかな。
宮﨑・志尊:MCだよね!
志尊:僕たち3人(町田・宮﨑・志尊)は何も与えられないと結構無言なんですよ。YouTubeとか。
町田:最強の気配リスト(きくばりすと)だよね。
佐藤:気配リスト!
(佐藤さんの印象について盛り上がりすぎて、そもそもの質問を忘れてしまった町田さんを、志尊さんがフォローするひと幕も)
町田:個人的には「長い髪似合うんだね」ってめっちゃ言われました。
志尊:確かに。かっこよすぎ!
佐藤:かわいい!
町田:切っちゃう前にそれを言ってほしかったなって。
志尊:撮影中言ってたじゃん!

町田:そう、みんなは言ってくれてたよね。仕事のためもあって切ったんですが、長髪似合うって印象なんだって思いました。あとやっぱり一番は、みんな藤谷先生のこと大好きになってます。みんな真似してる。船の先頭からあの感じで登場するって、あれだけ楽しませてくれるのは最高ってすごい聞きます。
志尊:もっと真似してほしい!
佐藤:いや、真似しちゃダメなのよ。
町田・志尊:ダメなの!?
町田・宮﨑:なんで?
佐藤:あぶねえあぶねえ!
町田・志尊:ああ、船はね!
佐藤:あれは体幹が必要なんだよ。真似するならおうちでやってください。
志尊:船じゃなくて、健が演じた藤谷をいろんな人が真似しているのを見たいね。
町田:セリフとか仕草とか、藤谷はかわいらしいところがたくさんあるからね。

座長としての佐藤健さんの印象は?
志尊:周りを巻き込みながら自分がやりたいことを突き通す、形にできる行動力や影響力は唯一無二だなと思いましたね。
町田:そうね。僕もそれにプラスして、(佐藤は)本気の本気を懸けているんですよ。もう何をするにも溢れ出ていましたし、それにみんな突き動かされていました。健くんだからこそ集まったメンバーだし、音楽も然り、佐藤健のすべての熱量が詰まった作品だからこれだけグラスハートの反響が大きいんだろうなって、現場にいても、今もすごく感じています。
TENBLANKの最大の魅力とは?
志尊:仲のよさです!
町田:バランスのよさが唯一無二だと思います。
宮﨑:私もじゃあ、バランス…
佐藤・町田:ダメだって(笑)!
志尊:それはダメです(笑)。それじゃ使われないよ!

宮﨑:違う違う(笑)。みんなでMBTI診断をしたらバラバラの結果になって、それをチャッピー(ChatGPT)に聞いたら「相性がいいですよ」って。
⇨一応4人とも自身の結果を言っているんですが、それぞれの結果入れたほうがいいですか?
志尊:では最後に、佐藤さんお願いします!
佐藤:TENBLANKの魅力ですか…。それはもちろん、ビジュですね。
3人:(笑)
町田:「イイじゃん」のやつじゃん。
志尊:それ最初からずっと言ってるよね。
グラスハートの魅力、おすすめのポイントを教えてください
佐藤:「本気」なところです。キャラクターたちもそうだし、キャラクターを演じる我々も、それを作るスタッフも、全員が本気で挑んだ時間が全部画面に収まっていると思います。1年間紛れもなく、僕たちはロックバンドをしてたんで、その生きざまみたいなものがそのまま見どころかなと思います。

今後4人でやってみたいことはありますか?
佐藤:(宮﨑さんに向かって)ずっと言ってることあるよね。
宮﨑:みんなで浴衣でお祭りがしたいです!
佐藤:検討します。
志尊:バーベキューしたい!
佐藤:格好は?
志尊:ゆ、浴衣で…!
宮﨑:いいじゃん!
町田:みんなで線香花火とかもいいね。
宮﨑:しましょう!!

まだまだ話が尽きない!と言った感じの4人でしたが、敢えなく時間となり会見は終了。お互いの顔を見ながらコメントしたり、誰かがコメントするとそれに対して話が広がったりと終始和やかな雰囲気で仲のよさが光ったTENBLANKのみなさんでした。OggiのTikTokでは会見時のTENBLANKの皆さんの様子を動画で公開予定。こちらもお見逃しなく!
【取材メモ】
・インタビュー前のメイク直し中、佐藤さんは「旋律と結晶」の口笛を吹いていました。
・動画撮影中、みんながどんな動きをしているか確認してから手を振ってくれた町田さんをキャッチ。
・記者から質問されると、誰から答える? といった表情でメンバーの顔を見る宮﨑さんがとてもかわいらしかったです。
・志尊さんは、ちょくちょく合いの手を入れて話を盛り上げたり、少し回答に悩む質問に真っ先にコメントしてくださったりする姿が印象的でした。
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