名実ともに声優界屈指のスターが大人の色気を魅せる
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの空条承太郎役や、『おそ松さん』の松野十四松役など、大ヒットアニメのメインキャラクターに命を吹き込んできた小野大輔さんが、ファッション誌『Oggi』に初登場。
人気連載「耳恋♡ 推しの声が聞きたくて」で、ダブルのジャケットをはおり、大人の色気たっぷりに魅せるファッションシューティングとともに語ったことは…。
「僕ひとりでどうにかしてやろうなんて、おこがましい」
落ち着いたクールな役柄からコミカルなキャラクターまで演じ分け、2002年の活動開始からその類希な演技力で頭角を現し、さまざまな作品に出演し続けてきた小野さん。
2010年には第四回声優アワード主演男優賞を受賞するなど、数々の賞も受賞。まさに声優界のトップランナーである小野さんが働く30代の女性誌で語ったのは、同じ30代のころに立ちはだかった大きな壁。
代表作のひとつである、アニメ『黒執事』シリーズの声優をつとめることになったときのこと。
「初回のアフレコは、23分の内容を5時間以上かけて録っていました。それでも終わらず、僕は居残り。『Yes, My Lord』の一言にオッケーがもらえず、これまで自分がやってきたことを否定されているような感覚にさえ陥りました」
そんな小野さんが苦悩を乗り越えられるようになったのは、ある気づきから。
「僕ひとりでどうにかしてやろうなんて、おこがましいなって気がついたんです。作品はひとりでつくるものではなく、スタッフやキャストみんながそれぞれの力を持ち寄って、総合力で表現していくものなんだ…と」。
気負いすぎることなく、まわりが生み出す表現とともに作品をつくりあげていけばいい。自分はあくまでひとりの演者であるという「引き算」の美学に気がつくことで、壁を乗り越えることができたと振り返ります。
待望の新シリーズ『黒執事 -緑の魔女編-』がスタート!
その新シリーズ『黒執事 -緑の魔女編-』が4月5日からスタート。アニメ化もついに7作目となり、シリーズが進むにつれて、演じているキャラクターも少しずつ変化してきているそう。
小野さんは、「僕も過去のやり方をなぞることに終始するのではなく、変化し続けていかなくてはいけないですよね」と落ち着いたトーンで作品に挑む胸中を明かしてくれました。
話す内容もその佇まいも、まさに“円熟したイイ男”。まだまだ尽きない『黒執事』への想いや仕事論についてたっぷり掲載されるインタビューの続きは、3月28日発売の『Oggi』5月号で!