コーヒーはずっと“ブレンド一択”のあなたへ
基本的にコーヒーは好き。カフェでコーヒーを飲むことも、コンビニでコーヒーを買うことも、自分で豆を買ってきて淹れることもある。でも、コーヒーの銘柄を見ても、それがどんな味がするのかほとんど区別がつかない。飲むのは結局「いつものブレンド」一択……そんな人も多いのでは。
でも、コーヒーの味の違いがわかったら、いまよりおいしく淹れられたら…… きっと1杯のコーヒーを飲む時間がもっと楽しくなるはず!
--そう語るのは、会社員からいきなりコーヒーの世界チャンピオンになり、今は「コーヒーの伝道師」をつとめる粕谷哲さん。
そこで、粕谷哲さんの著書であり、“コーヒー”という身近なようでいて実はよくわからない存在を、わからない人目線でわかるように解説した「コーヒーのことがなんとなくわかった気になる」コーヒーの入門書『図解 コーヒー一年生』(サンクチュアリ出版)から、コーヒーの選び方や、自宅でおいしく淹れるコツを解説!
全10回にわたって、書籍より一部引用・再編集してお届けします。
前回の記事>>安いコーヒーを最高においしく淹れる方法を、バリスタ世界チャンピオンが伝授!
スタバのアイスコーヒーの淹れ方
一番最初の「おいしいコーヒー体験」がスタバだという人は多いんじゃないでしょうか。
僕もスタバは大好きです。ちょっとした自慢なんですが、スタバのスペシャル店「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」には、日本のお店はもちろんシアトル、上海、ミラノ、ニューヨーク…… ほぼすべて訪れているくらい好き。
結局めぐりめぐって「スタバならではのど真ん中の味のコーヒー」って安心感あるんですよね。
特にスタバのアイスコーヒーは、けっこうビターで、ガツンときて、まさに真夏の暑い日に「アイスコーヒーが飲みたい!」と思ったときに、みんなが思い描く味の上質版だと思います。
そんなスタバのアイスコーヒーの淹れ方を、今回特別にご紹介します。
<準備>
・「 スターバックス アイスコーヒーブレンド」の粉を20グラム使う。
・ サーバーに氷80グラムを入れる。
・ お湯の量は150グラム。
・ お湯の温度は90度。
1投目:お湯を30グラムまで注ぐ。しっかり行き渡らせる。
…40秒経過したら
2投目:お湯を60グラムまで注ぐ。氷が溶けていく。
…トータル1分10秒経過したら
3投目:お湯を90グラムまで注ぐ。ドリッパーを軽くゆらす。
…トータル1分40秒経過したら
4投目:お湯を120グラムまで注ぐ。
…トータル2分10秒経過したら
5投目:お湯を150グラムまで注いだら、完成。
サーバーを持って軽く円を描き、氷の音をカラカラいわせながら注ぎきる。
※他の豆で代用しても、もちろんおいしいです。
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TOP画像/(c)Adobe Stock
『図解 コーヒー一年生』粕谷哲(著) 山田コロ(イラスト)/サンクチュアリ出版
長年、毎日コーヒーを飲んでいる。外ではブラックコーヒー、家でも自分でコーヒーを淹れて飲むくらい。でも飲むのは結局「いつものブレンド」一択。
なぜなら、それ以外になにを選べばいいのか、全然よくわからないから。(…でも、本当はもうちょっとコーヒーに詳しくなりたいかも)
そういう人のためにこの本は生まれました。
どうしたら「コーヒーの違い」を楽しめる人間になれるのか。
下町の人気バリスタが、ゆるいマンガと図解を使って、これでもかというほどわかりやすく解説していきます。
この本を読めば、
★スーパー、コーヒー量販店、コーヒー専門店、どこでも、
パッケージを見て、“なんとなく“コーヒーを選べるようになる。
★ブラジル、グアテマラ、エチオピア……など、
産地を見れば、“なんとなく“味の想像がつくようになる。
★豆のレベルに合わせて、一番かんたんに、
“なんとなく“おいしく淹れる方法がわかる。
ようになることをお約束します。