マスターしとけば重宝するスパニッシュオムレツの登場だ
卵料理の基本を教えてきたが、今回はようやく応用編といきたいと思う。何を作るかって?
「スパニッシュオムレツ」だ。
スパニッシュオムレツは見た目も華やかに仕上がるから、ちょっとした記念日やパーティでもいわゆる「映える」メニューになるぞ。
一見すると難しそうだが、やってみれば簡単! マスターしとけば得しかしない逸品だ。
では材料から紹介しよう。
材料もごくごく一般的なものばかり!
■材料(5〜6人分)
卵…5個
じゃがいも…大2個
玉ねぎ…大1個
ベーコン…100g
塩、こしょう…少々
オリーブオイル…適宜(フライパンサイズによる。フライパン20cmの場合、150cc程度)
強靭な肉体…随時
ちなみに今回は20cmのテフロン加工のフライパンを使って作ったぞ。フライパンの大きさがそのままオムレツの形になるから、フライパンの大きさ選びは重要だ。大きめのフライパンで作りたいなら、材料の分量を増やすなどして、調整してみてほしい。
では作ってみよう。
スパニッシュオムレツの作り方だ!
■作り方
1/常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
夏バテ&秋太りに注意!ガンガン鍛えて飯作りも体作りも一流に!
2/じゃがいも、玉ねぎは薄切り。ベーコンは5mm程度の細切り。卵はボウルに割り、溶いて塩こしょうする。フライパンにオリーブオイルをヒタヒタに入れ、弱火にかける。
オリーブオイルは「これ揚げるんでしょ?」ぐらいの思い切った量で作るのが成功の秘訣だ。
3/フライパンに菜箸を入れ、先が軽く泡立ったらじゃがいも、玉ねぎを加え、上下を入れ替えながらじゃがいもが菜箸で切れるまで火をとおす。
4/最後にベーコンを加えたらざるに空ける。熱い内にボウルの卵に加えかき混ぜる。
5/オリーブオイルを熱したフライパンに4を加え、周りが固まったらボウルに戻し更に15秒ほどかき混ぜる。この工程を3回程度繰り返す。
卵料理は火の入れ方が勝負だ! 一見面倒臭そうな作業に思えるかもしれないが、大事なことなので俺を信じてこの工程をこなしてみてほしい!
6/4の工程が終わったら再度フライパンに卵液を戻し、形を整える。ごく弱火でゆすりながら、がポイントだ。
7/表面がある程度固まったら、逆さにしたお皿に6を空け、上下を入れ替えてフライパンに戻す。へらなどで形を整えながら、この工程も3回程繰り返す。
最後の固め作業!これによって、美しいスパニッシュオムレツが仕上がるぞ!
8/真ん中を押して固ければお皿に盛る。粗熱が取れたら切り分けて完成。
表面はカリッとした完璧な一品が完成!
どうだ、見てくれ。ずっと眺めていたくなるくらい美しい形だと思わないか?
カットすればまるでケーキのようにシェアして食べられるぞ。
具材を変えればまた違った印象になるので、まずはこの作り方をマスターした上でさまざまなアレンジに挑戦してみてほしい。
これからもお前らに是非作ってほしい料理を紹介していくのでお楽しみに。
まだまだ暑さは続くが、本当にうまいもんをたくさん食べて、夏バテには気をつけてくれ!
撮影:廣江雅美 取材:吉田奈美
YAMATO
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演するなど、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
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